共通教育科目「京都の伝統文化」で日本画家 森田 りえ子さんが講義

2016.05.25

5月25日、共通教育科目「京都の伝統文化」の講義において、日本画家の森田 りえ子さんが講師を務めました。今回は文化学部 吉澤先生との対談式での講義ということもあり、森田さんの絵について一つ一つの魅力や、森田さんの型にはまらない独特な描き方が紹介されました。作品からは、伝統ある様式の中に身を置きながらも、幅広いテーマにチャレンジし続けている森田さんの勢いが感じられました。

画家としてできることは、花が全身全霊で伝えようする命の繋がりといった想いを受け止め、作品に残すことと語られました。デッサンをする時には何も考えず、自然体でいると手が止まらなくなり、無我の精神で絵を描き続けられるそうです。絵を描く際は、描く対象に触れて五感を研ぎ澄ませて集中力を保つというエピソードも披露されました。絵の制作を続ける中ではほんの少しの自惚れを持つことが大切ですが、自分自身のイメージを作り上げることが一番難しいことだと語られました。

森田 りえ子さんの展覧会「いのち賛歌 森田りえ子展 きのう今日・・・ そしてたおやかに 時代をつむぐ」は、6月19日まで相国寺承天閣美術館で開催されています。この機会に是非、森田さんが創り出す日本画の世界に触れてみてください。

【記事・写真:学生広報スタッフ 谷川 倖大(経済・2年次)】

 

森田さんの作品の魅力が紹介された
日本画の世界に引き込まれる受講生
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