学生スタッフ企画「モノ寄付×生理用品~みんなで共有しよう!生理への価値観~」開催報告

2024.01.24

ボランティアセンターでは、身近なところから始めることができるボランティア活動として、モノ寄付(収集ボランティア)の取り組みを行っています。昨年10月より、生理の貧困の解決に向けて活動されている「NPO法人お客様がいらっしゃいました.」が新たに寄付先として加わり、生理用品を集めています。
そこで、12月の寄付月間に「お客様がいらっしゃいました.」をゲストにお招きし、生理についてさまざまな立場から考えることで、なぜ生理用品が必要で、寄付する必要があるのかを知ってもらうことを目的として、学生スタッフ主催の企画を行いました。
グループトークの様子
「お客様がいらっしゃいました.」の活動紹介

開催概要

日時 2023年12月21日(木)16:45~17:45
会場 サギタリウス館2階 S201教室
ゲスト 「お客様がいらっしゃいました.」学生メンバー
参加者数 8人(学生スタッフ含む)

トークテーマを2つ設定し、小グループで各テーマについて話す時間を設けました。
企画を考える際に、生理用品を使わない人は「何があるのかを知らないし、どう使うかもわからない」、生理用品を使っている人でも「どんな種類のものがあるかあまり知らない」という声があったため、1回目のグループトークでは、『生理用品の用途や種類について』をテーマに、どんな生理用品があるのかについて知る時間を設けました。グループで話す前に、体験談として、生理用品を使っている人、使っていない人からそれぞれ、自分の知っていること・知らないことについて具体的なエピソードを共有しました。グループトークでは、生理用品の実物を見ながら、知っている人がそれが何かを紹介したり、どのように使うのか、なぜその生理用品が必要なのかについて説明したりしました。
次に、「生理痛でしんどそうにしている人がいても、どう声をかければいいのか、そもそも声をかけていいのかわからない」、当事者として「生理でしんどいときは放っておいてほしいけれど、理解はしてほしい」などの声から、2回目のグループトークでは、『生理中しんどいときに周りの人にしてほしいこと』をテーマに話し合いました。同じく、体験談として、生理の経験者からは生理痛の重さの違いや普段の生活との違いなどについて、未経験者からは、どうしたらいいかわからなかったときのエピソードを共有しました。グループトークでは、体験談を受けて、参加者同士で意見を出し合い、お互いに理解を深め合う時間となりました。
最後に、ゲストの「お客様がいらっしゃいました.」から、団体の活動紹介と、生理の貧困についての説明をしていただきました。

参加した学生の声(アンケートより抜粋)

 ※回答者数:8人

参加してみようと思ったきっかけは?

(複数回答)
項目 人数
1.今回のテーマに関心があったから 4
2.生理に関していろんな人の状況を知りたかったから 3
3.モノ寄付に関心があったから 2
4.その他 2
5.友人に誘われて 1

参加して、一番関心を持ったことは?

  • 生理用品の実物を見れたこと。
  • 自分が使ったことのない生理用品を見ることができて、貴重な経験になった。
  • 話すことでお互いに生理への理解が少しでもできたと思う。
  • 生理中しんどいときの対処法・周りにしてほしいことについて理解を深めようと思った。

参加した感想

  • 普段知る機会のないことを知れてよかった。
  • 生理用品の特徴や使われ方を知ることができ、いろいろと勉強になった。
  • 生理について無知だったけど、少し理解が深まった。
  • 性別に関係なく生理について話すことで、実はそういう状況だったと知ることができた。
  • けっこうオープンに生理の話ができたことが初めてで、すごく不思議な感じだった。
  • 気になっていた「お客様がいらっしゃいました.」の活動について知れてよかった。
集合写真
お問い合わせ先
京都産業大学 ボランティアセンター 13号館B1階
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-1530
Fax.075-705-3191

開室時間
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土曜:9:00~11:45※不定期に閉室することがありますので、事前にお問い合わせください。
日曜・祝日:閉室
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