グローバル化に向けた第2回理系英語講義FD企画開催

グローバル人材育成推進事業GSC/ECCプロジェクトチームの呼びかけで、第2回理系英語講義FD企画が開催されました。この企画は、理系3学部(理学部・コンピュータ理工学部・総合生命科学部)で英語による専門教育科目を拡充するにあたり、外国語学部の知見を活用し学部横断での情報共有を図る目的で行われ、本学の教職員29名(教員20名、職員9名)が参加しました。

第1部の事例報告では、外国語学部と理系3学部の教員が発表しました。桜井延子准教授(外国語学部)は、本学に入学してくる学生が中学・高校で受けている新しい英語教育の現状と、過去40年にわたる主流の英語教授法について説明されました。その後、髙木 征弘 准教授(理学部)、水口 充 教授(コンピュータ理工学部)、黒坂 光 教授(総合生命科学部)から、それぞれの学部で行われている理系英語講義科目の内容と教授法、受講学生の反応の紹介や、学生が卒業までに必要とする英語力についての情報共有がありました。

第2部では事例報告を踏まえて、「理系学生が4年間で身につけるべき英語力とは何か」をテーマとした、学部横断のグループ・ディスカッションを行ないました。終了後、各グループの代表者が議論の内容を発表し、参加者全員で共有しました。学生の英語学習のモチベーション維持のために、専攻分野や卒業後の進路に応じてTOEIC高スコア取得や科学論文を読みこなすなど、具体的な目標の設定が重要だという点が明らかになりました。

参加した教職員からは、「他学部の取組状況を知ることができました」「現在の学生の英語力(受けてきた英語教育)の背景がわかった」「外国語学部から学ばせていただけることが多くあった」などの声が寄せられ、終了後も会場に残って意見交換をするなど、教員が他学部の英語に関わる教育を知る良い機会になったようでした。
 
第1部の様子
会場の様子
第2部のグループ・ディスカッション
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