016
ミツバチ地域社会

学部を越えた活動で商品開発まで。ミツバチ同好会BOOON!!の挑戦

  • 総合生命科学部 3年次生
    近野 真央さん

【むすぶ人】ミツバチ同好会 BOOON!!

京都産業大学のキャンパス内で養蜂活動を行っているミツバチ同好会BOOON‼。学生自ら巣箱の世話をし、収穫した蜂蜜を大学祭で提供するなど、精力的に活動している。もともとは総合生命科学部が行っていたミツバチ研究から発足した学生団体が学部全体に広がり、今では文理を問わず他学部の学生も多く在籍する全学的な団体へと成長した。養蜂活動の他にも、経済学部ゼミと連携してハチミツの流通について学び、ポスターにまとめて発信する取り組みも行っている。さらに、自分たちが採取したハチミツを使った商品開発や地域に花を植えるボランティア活動など、学内外に貢献できるような企画も考案中だ。花から花へ飛び回るミツバチのように、キャンパスから地域へと飛び回り、新たなコラボレーションをうみだそうと奮闘している。

ミツバチ同好会の活動はどのように行っているのですか?

総合生命科学部 2年次生
松尾 祐弥さん

松尾さん:蜂の世話が主な活動。日々巣箱の様子を見て、ミツバチがどんな状態か、悪い病気になっていないかなどを確認しています。

近野さん:だいたい夏前くらいになりますが、ハチミツが溜まったら採集し、商品として大学祭などで販売もしています。京都産業大学のハチミツは癖が少ないので食べやすく、とてもおいしいと評判です。それらの売り上げで新しい蜂の巣箱を買うなど、自分たちでやりくりをしています。この活動は、もともとは総合生命科学部の高橋研究室の下で研究用の蜂を育てるために行っていたのですが、研究室以外のメンバーが増え、総合生命科学部以外のメンバーが増え…今では同好会として学部を越えた全学的な活動になりました。

松尾さん:1年生の時の授業で、養蜂活動の見学に誘ってもらい、体験したのが参加したきっかけです。養蜂活動を行っている大学は珍しいので、興味を持ちました。

近野さん:私はもともと昆虫などが好きで、ハチミツも大好きだったこともあり活動に参加してみました。種類によってハチミツの味が全然違うことを知りましたし、世話をしていくうちに愛着も生まれました。

活動を通して得たもの、学んだことはありますか?

総合生命科学部 3年次生
近野 真央さん

近野さん:蜂に怖いイメージを持っている人も多いと思うんですが、意外と近くで見ると可愛いらしいんですよ。こちらが怖がると、蜂も攻撃的になるので、楽しみながら活動するように心がけています。この活動を始めて、生き物との接し方を学べたと思います。また、私は研究室も生物学系に分属してるので、活動の中での学びと授業での学びがつながっていると感じます。双方に経験や知識を生かすことができています。

松尾さん:ミツバチも一匹一匹生きています。誤って踏んでしまったり、巣箱の中で潰してしまったりしないように慎重に作業するよう心掛けています。そういった面では、慎重さや丁寧さが身についたと思います。あとはハチミツが採れたときの達成感を感じられたことですね。今まで手間暇をかけて育ててきた蜂たちのハチミツだと思うと、喜びもひとしおです。

他学部の学生と一緒に活動する中での気付きはありますか?

近野さん:やはり私たちは理系なので、文系のメンバーの意見には気付かされることも多いですね。経営学部のゼミとのコラボで流通について話していただいた時には、そういう見方もあるんだなと、発想や考え方が新鮮で面白かったです。私たちは生体的・生物学的な目線で見てしまうので、消費や流通目線での意見がとても参考になりました。

松尾さん:ハチミツを使った製品をどういう流れで売るのか、どういう流れで商品開発を進めるのかという視点は経営学部ならではだと思います。こういった意見を取り入れながらハチミツの流通について調べ、ポスターにまとめて発信できないかと考えています。この活動について知らない学生や、地域の子どもたちにハチミツやミツバチについてもっと知ってもらいたいと思っています。

今後の目標を教えてください。

近野さん:今はまだ計画段階ですが、いずれは社会貢献につながる活動をしたいと思っています。蜂には蜜を集めるための花が必要になるので、地域に花を植えるボランティアをしたいですね。花を植えることで地域も明るくなりますし、地域にとっても蜂にとってもプラスになる活動ができたらいいなと思っています。将来の夢としては、ハチミツに携わる仕事に就きたいと考えています。ハチミツを使った化粧品開発などにも興味があります。興味のあること、学んだことを生かせる進路に進めるよう、勉強中です。

松尾さん:同好会としての目標の一つは、京都産業大学で採れたハチミツを使って商品開発を行い、販売すること。もう一つはこの同好会の存在や活動内容をいろんな人に知ってもらうことです。養蜂活動について知らない学生でも、話をしてみると興味を持って聞いてくれる人が多いので、その輪をもっと広げていきたいですね。

最後に、京都産業大学の魅力を教えてください。

近野さん:総合生命科学部だからこその観点かもしれないですが、自然が豊かなところです。蜂にとってもいい環境ですし、身近に研究対象がたくさんあるのは嬉しいですね。四季の移ろいも綺麗で、桜や紅葉などを楽しんでいます。有名な先生方も多くて、とてもレベルの高い学習ができるところも魅力です。2016年の10月にはノーベル賞受賞で話題の大隅良典教授が招聘教授に就任されたこともありますし、研究をするにはこの上ない環境が整えられていると感じます。

松尾さん:私も自然の豊かさは魅力に感じています。授業でフィールドワークを行うことが多いのですが、大学近くの山など実際に自然に触れながら学べるのが良いところだと思います。あとは学部間の交流がさかんなところ。ワンキャンパスなので部活やサークルでも他学部の学生と交流する機会があり、いろんな人と関われるのが楽しいですね。ハチミツ同好会も、これからさらにメンバーを増やして、より多くの人に活動を知っていただけるよう頑張りたいと思います。

京都産業大学の創立50周年を記念し、産学連携の研究成果と学生養蜂団体「ミツバチ同好会 BOOON!!」のコラボ企画として作った商品です。本学ではニュージーランド産ブラックカラント(カシス)について産学連携で様々な研究を重ねており、その研究成果の社会還元として開発しました。

※掲載内容は取材当時のものです。

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