ミツバチ産業科学研究センター 主催 第2回 ミツバチ産業科学研究センター研究会

申込みは終了しました

 ミツバチ不足、病気の蔓延など種々の問題を抱える養蜂産業を研究面からサポートすることを目的として、京都産業大学にミツバチ産業科学研究センターが設置されたのは、2012年6月のことであります。設置以来、4名の教員と2名の研究補助員によってミツバチの生産性向上や病気、養蜂生産物の効能解析について研究活動を行ってまいりました。今回の研究会におきましては、本センターの研究成果の1つとして、ハチミツならびにローヤルゼリーの糖尿病への効果について、実験動物を用いた研究結果を報告させていただきます。

 また、本センターの設置趣旨である養蜂産業に密着した話題提供として、芳山三喜雄氏からは、ミツバチの感染病の1つであるヨーロッパ腐蛆病の現状とその防除法についてご講演いただきます。さらに、佐々木正己氏には、採蜜効率を向上させる条件について蜜源植物とハチの両面から長年にわたる研究成果をご紹介いただきます。

 早春の京都で、皆様方と有益な情報を共有し活発な議論ができることを楽しみにしております。
 研究会終了後、懇親会を開催いたします。研究会・懇親会にご参加を希望される方は以下の応募フォームにてお申込み下さい。

日時 2015年3月7日(土)
開場 12:00 開演 13:15 終演 17:30(予定)
会場 京都産業大学 壬生校地 むすびわざ館 2階ホール
京都市下京区中堂寺命婦町1-10(京都市下京区壬生川通松原下る)
交通アクセス
申込 以下の「申込みフォーム」にてお申込みください。
※ご提供頂いた個人情報は、本学開催行事の案内以外には一切使用いたしません。
申込期限 2015年2月18日(水)まで。
懇親会 開始:18:00 終了:20:00
懇親会参加ご希望の方は、申込みフォームにて「懇親会への参加」の項目で「希望する」にチェックを入れて頂き、参加人数をご入力下さい。
なお、参加費のお支払方法については、コンビニ収納でのお支払いとなります。
後日、事務局から郵送する「コンビニ収納 用紙」をご持参の上、平成27年3月5日(木)までに最寄りのコンビニエンスストアなどでお支払い願います。
詳細についてはお申し込み後、事務局よりご案内致します。
懇親会
参加費
5,000円 ※研究会のみのご参加については無料です。

プログラム

研究報告

『ハチミツならびにローヤルゼリー投与による糖尿病への効能:モデル動物からのアプローチ』

京都産業大学 ミツバチ産業科学研究センター/総合生命科学部 教授〔獣医学博士〕
松夲 耕三

プロフィール:
1969年北海道大学獣医学部卒業。北海道大学医学部、徳島大学医学部にてヒト疾患モデル動物の解析を行い、現在は肥満性糖尿病モデル動物の遺伝解析、発症機構研究を中心に研究を進めている。

招待講演

『ヨーロッパ腐蛆病の現状とその防除法の開発』

独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所ミツバチ研究ユニット 主任研究員〔農学博士〕
芳山 三喜雄 氏

プロフィール:
1995年に筑波大学卒業後、筑波大学大学院農学研究科に進み2000年に博士号(農学)を取得。その後、アメリカ農務省(USDA-ARS)博士研究員、イギリス・リヴァプール熱帯医学研究所博士研究員等を経て、2008年に農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所に採用。蜂病関連を中心としたミツバチ研究に従事し、現在に至る。主な専門分野は応用昆虫学、昆虫病理学。

『採蜜効率の向上にむけて:蜜・花粉源花の条件とハチ側の条件』

玉川大学 名誉教授〔農学博士〕
佐々木 正己 氏

プロフィール:
1970年玉川大学卒。大学院(農工大で寄主植物特異性機構、東大で生物時計のメカニズム)修了後母校に戻り、ミツバチの社会機構の研究に従事。ミツバチ科学研究センター主任、農学部長、学術研究所長などを経て2013年定年退職。著書は単著に「養蜂の科学」「ニホンミツバチ」「蜂からみた花の世界」、共著に「社会性昆虫の進化生態学」「動物は何を考えているか」「学習の生物学」などがある。

総合討論

登壇者3名による討論。

お問い合わせ
京都産業大学 ミツバチ産業科学研究センター 野村 哲郎
〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
Fax.075−705-3132
E-mail:nomurat@cc.kyoto-su.ac.jp
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