技術革新で社会常識はどう変わっていくか?

時事問題を例に学部の学びを知ろう 時事問題を例に学部の学びを知ろう

技術革新で社会常識は どう変わっていくか?

技術が飛躍的に発展した現代、誰もがデバイス1つで情報発信できるようになりました。
さらなる技術革新で、今後社会常識はどのように変化するのでしょうか。

誰でも映像コンテンツを作れる時代
「自己表現力」が求められる。

現代はスマートフォンさえあれば、誰でも動画で自己表現できる時代。情報発信の主流が「映像」に置き換わった今、地域や個人の発信力はどんどん高まっていくと予想されます。 大手メディアの大半は都市部に集中していて、都市部と地域では情報の拡散力に差があります。しかし技術が進化していけば、地方は人や機材を都市部から調達せずとも、自分たちの裁量で情報発信を行えるようになるでしょう。
一方個人は、これまで以上に「自らの言葉で自己を表現する力」が求められるようになります。実際、アメリカをはじめとする海外では、学校の課題や履歴書を動画で提出するという事例が生まれており、日本でもそうしたことが新たな常識となる日はいずれやって来ると考えられます。

現代社会学部 現代社会学科
脇浜 紀子 教授

専門分野:メディア、地域情報、放送政策、パブリックスピーキング

アスリートのパフォーマンスは数値化され、
「根性論」からの脱却が進む。

選手やチームのパフォーマンスは日々変動するのが当たり前。完全なコントロールは不可能です。しかし今、体力やゲームパフォーマンスのデータ化により、大きな成果を上げる選手やチームが次々と生まれています。 例えばサッカーの試合で、GPSを使って前半戦における移動距離やスプリント(全力疾走)の距離・回数を計測すれば、後半戦もその選手を投入するかどうかといった判断に役立ちます。監督の主観だけではなく客観的なデータで選手の状態を把握でき、ロジカルな戦略を立てられるのです。実際JリーグではほとんどのチームがGPSを導入し、パフォーマンス・コンディション評価などに活用しています。
テクノロジーは日進月歩で発展し、今後もさらにスポーツとテクノロジーの融合は進むでしょう。そして、計測された数値に基づくエビデンス重視の傾向も、ますます強まると予想されます。

現代社会学部 健康スポーツ社会学科
田村 達也 准教授

専門分野:コーチング学、スポーツ情報戦略、スポーツ・タレント

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