『“ほんたうのさいはひ”を求めて 宮沢賢治がのぞいた世界』(~3/27まで)

2016.01.06

「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」
(「農民芸術議論綱要・序論」)

今年2016年は作家・宮沢賢治の生誕120年にあたります。1896年 岩手県で生を受け、37歳でこの世を去った宮沢賢治は、数多くの童話・詩などを遺した、東北を代表する作家のひとりです。
豊かな自然がいきいきと描かれる独特の世界観や、深みのある美しい物語は、生誕120周年を迎えたいまも、根強い人気を集めています。
執筆活動を続けながら、農学校で教師を務め、農民の救済・農業の振興に尽力。法華経をあつく信仰し、その教えを実践しようとするなど、教師・修行者としての顔も持っていた宮沢賢治。決して長くはなかったその生涯で、彼は何を考え、何を思って作品を綴ったのでしょうか。わが身を粉にして他者に手を差しのべ、死の直前まで志を持ち続けた賢治の人物像と、その作品に込められたメッセージに迫ります。

展示期間 2016年1月7日~2016年3月27日
展示場所 図書館1階 視聴覚カウンター横 展示スペース
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