法学部政策立案コンテスト開催

 10月22日(土)、4号館403教室において、法学部政策立案コンテストが開催された。

 ゼミ(2年次演習・3年次演習)ごとに、国内外の政策課題を見つけ、その解決策を提案するというこのコンテストは、各ゼミのゼミ長により組織される学生団体「法学部ゼミ連絡ネット」が運営して開催するもので、今年で3回目となる。
この日は、1週間前に行われた予選で勝ち残った7つのゼミが出場し、政策提案のプレゼンテーションを行った。

 コンテストでは、今年3月に発生した東日本大震災を踏まえて防災対策の拡充を目指す提案や、京都産業大学の立地する上賀茂地区の活性化のために大学を開放したイベントを行おうとする提案、自転車事故や放置自転車の問題に取り組もうとする提案など、学生がそれぞれの視点でまとめあげた政策提案が、時にはユーモアを交えながらも、自分たち若い世代がこの国・社会を支えていくという気概のもとに発表された。
また、聴講している学生からは、鋭い質問が多数発せられ、報告者との間で白熱した議論が展開し、コンテスト全体を盛り上げていた。

 審査員の法学部教員からは、「どのゼミも昨年以上にレベルが高かった。独自の視点で政策課題を見つけてくる学生たちの今後に期待したい」と評価する声が寄せられた。

 コンテストは、若者の投票率低下の問題に対して、中学生に実際に投票所に足を運んでもらい模擬投票をしてもらうことで、この世代からの選挙への関心を掘り起こそうという提案を行った中井歩ゼミが優勝し、トロフィーと副賞が授与された。
ゼミの代表者は、「ゼミのみんなに厳しい指摘をしてもらい、また聞き取り調査先の方々など多くの方に支援してもらって発表までたどり着いた。本当に嬉しい」と感謝の言葉とともに喜びを語った。  

 優勝した中井ゼミは、11月3日(木・祝)にキャンパスプラザ京都で開催される「法政策学科開設記念シンポジウム・パートV」でも発表を行う。

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