【寺町ゼミ】2009年度の発表会がありました

 1月14日(木)と21日(木)、5号館5321教室において、恒例の寺町ゼミIII(3年次配当)の発表会が開催された。テーマは「日本の食の安全について」と「日本の携帯はなぜ中国で売れないのか」。

 前者では、JAS法・食品衛生法による日本の食品品質表示制度、輸入食品を監視するポジティブ制度に触れるとともに、食品の供給者と需要者の間にある情報の非対称性を埋める議論がなされた。さらにケーススタディとして「うなぎ」の産地偽装が取り上げられた。テーマは昨年11月に開催された学部シンポジウムのテーマに類似していたが、内容は学生ならではの発表であった。

 後者では、先端技術を駆使した携帯が日本企業による国内販売が行われているが、海外とくに中国市場ではわずかなシェアしか確保していないことに注目し、その原因について議論がなされた。通信規格の相違、生産方式の相違、流通構造の相違、マーケティング能力の不足などについて詳しく議論がなされた。

 レジュメを配布するとともに、スクリーンを使った全員参加の発表。この1年間の班ごとの共同研究の成果を提示し、2班の間で活発な質疑応答が交わされた。

【寺町ゼミ】2009年度の発表会がありました
【寺町ゼミ】2009年度の発表会がありました

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