食中毒を予防しよう!

「食中毒」とは、ただ単に食べ物が腐っていたからという理由で起こるものではないことを知っていますか?たとえ新鮮な食材であっても菌に汚染されている場合は食中毒を起こしてしまいます。食中毒は食品に原因となる細菌、ウイルスや化学物質や自然毒(フグや毒キノコなど)が何らかの形で混入することによって起こるのです。また、この細菌やウイルスなど食中毒の原因となるものは高温多湿を好む性質があるため、気温が上昇するとともに発生しやすくなります。症状が数日間で回復することもありますが、重症化し生命をも危ぶむ事態になる非常に恐ろしいものもあります。これからの季節、お花見・バーベキュー・山菜取り・屋台など衛生環境が整いにくい場所では特に気を付けましょう。予防法をしっかり守り、自分の身の安全を守りましょう。

食中毒の症状

下痢→嘔吐→腹痛→発熱
食中毒¬の原因菌によって下痢が激しかったり、嘔吐が激しかったりします。下痢は水様性になることがほとんどで、血便になることもあります。原因であろう食事の時間から発症までの時間(潜伏期間)と、出ている症状で、ある程度原因物質を特定する事も可能になります。

食中毒の主な原因菌

食中毒の主な原因菌は「細菌」と「ウイルス」です。(代表的なノロウイルスについてはこちら→ノロウイルスに気を付けよう
「細菌」温度湿度などの条件がそろうと食べ物の中で増殖し、その食べ物を食べることにより食中毒を引き起こします。
「ウイルス」は自ら増殖しませんが食べ物を通じて体内に入ると、腸管内で増殖し、食中毒を引き起こします。
これからの夏場(6月~8月)は「細菌」が原因となる食中毒が多く発生します。
「細菌」の多くは室温(約20℃)で活発に増殖しはじめ、人間や動物の体温くらいで増殖のスピードが最も速くなります。
例えば、O157は室温でも15~20分で2倍に増えます。

原因菌 原因食物 潜伏期間
サルモネラ 食肉・卵・牛乳 5~72時間
カンピロバクター 鶏肉等 3日
腸炎ビブリオ 魚介類 2~36時間
腸管出血性大腸菌
(O157、O111等)
生肉・加熱不十分な肉料理 3~5日

特に生で原因食物を食べることで生きている原因菌を一緒に食べてしまい、食中毒を起こします。食べ物はしっかり加熱し、生食は避けましょう。

食中毒の対処法

  • 下痢や嘔吐があれば、十分な水分摂取をする(少量ずつでも良いのでこまめに摂取する。スポーツ飲料等が好ましく、飲む際には常温状態にしてあるものが胃腸への負担が少ないのでおすすめです。)
  • 自己判断はやめて受診をする
  • 食べたもの、場所、状況を詳しく確認する(食中毒の原因を調べるため)
  • 周囲に移さないよう感染予防(手洗いの励行)

体内で増殖した菌やウイルスは、体外に早く出すことが大切です。下痢止め薬などの使用は極力さけるようにして下さい。医療機関では、無理に下痢・嘔吐を止めることはせず水分補給をしながら回復を待ち、必要時に整腸剤や抗生物質を処方するのが一般的です。

以下の症状の場合は、特に注意が必要です。早急に病院に受診し適切な処置を受けましょう。

  1. 1日に10回以上、嘔吐・下痢症状がある場合。
  2. 口が渇く・尿量減少といった脱水症状があるにも関わらず水分摂取が困難な場合。
  3. 血便など血液が混じっている場合。
  4. 呼吸が不安定、意識が朦朧としている場合。

食中毒の予防法 3原則

食中毒菌を 付けない!増やさない!やっつける!

生活の中の注意点

  • 食品は新鮮なものを、消費期限を確認して購入する。
  • 冷蔵庫の過信は禁物。詰め過ぎに注意し7割程度を目安にする。
  • 冷蔵庫は10度以下、冷凍庫は-15度以下に維持することが目安。
  • 生の食品を扱う前後に手洗いをし、調理器具はしっかり洗浄する。
  • 調理は手早く、加熱の必要なものは中まで充分に火を通す。
  • 調理後は早く食べる。
  • 残ったらそのまま室温放置は避け、冷蔵・冷凍保管、再加熱時は十分に!

臭い・色・食感など怪しいと思ったら、食べずに思いきって処分しよう!

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