食中毒 1年中注意が必要です!

食中毒とは、食べ物等に含まれた細菌やウイルスなどによって腹痛、嘔吐、下痢、発熱を引き起こす病気の総称です。
細菌が原因となる食中毒は夏場(6月~8月)、ウイルスが原因となる食中毒は冬場(11月~3月)に多く発生します。このほか、毒キノコやフグなどの「自然毒」、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなど魚介類の「寄生虫」なども食中毒の原因となり、1年中注意が必要です。

主な原因となる菌やウイルス

腸管出血性大腸菌(O157など)、カンピロバクター、セレウス菌、黄色ブドウ球菌、ウエルシュ菌、ノロウイルス、寄生虫(アニサキス)等

食中毒予防のために

手洗いのタイミング

  • 調理を始める前
  • 生の肉や魚、卵などを取り扱う前後
  • 調理の途中で、トイレに行ったり、鼻をかんだりした後
  • ペット(動物)に触れた後
  • 食卓につく前
  • 残った食品を取り扱う前

低温で保存する

細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下で増殖が遅くなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。
肉や魚などの生鮮食品や惣菜は、購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。
また冷蔵庫に入れても細菌はゆっくり増殖します。冷蔵庫を過信せず、早めに食べることが重要です。

加熱処理をする

ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全です。特に肉料理は中心までよく加熱(目安は中心部を75℃で1分以上) することが大切です。

普段の体調管理をしっかりと!

体調が悪いときは免疫力が低下しているため、細菌やウイルスに感染しやすいです。バランスの良い食事、6~8時間の睡眠を心がける等、普段から体調を整えましょう。

食中毒かなと思ったら…医療機関を受診しましょう

一般的に下痢や嘔吐等で体内から水分が失われます。失われた水分を経口や点滴等で補給し、脱水症状を改善することが大切です。また、自己判断での下痢止めの内服は危険です。内服が原因で、体内にいる細菌やウイルスが増殖してしまう可能性があります。必ず医療機関を受診し医師の指示に従いましょう。

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