全国大学ラグビー選手権で中央大学に勝利!

2013.12.13

12月8日(日)、瑞穂公園ラグビー場で「第50回全国大学ラグビーフットボール選手権 セカンドステージ第1戦 中央大学戦」が行われました。 関西大学リーグ戦3位の本学は、関東大学リーグ戦を2位の中央大学と対戦しました。3年ぶりの出場となる本学は、6点ビハインドの試合終了間際にエース山下 楽平選手(経営・4年次)のトライとコンバージョンゴールが決まり、劇的な逆転勝ちを決めました。本学が全国大学ラグビーフットボール選手権で勝利を挙げたのは2007年以来6年ぶりで、次戦は15日(日)の早稲田大学(関東大学対抗戦2位)との対戦に期待が寄せられています。本学29−28中央大学<トライ>後半6分:三原 亮太(経営・4年次)後半14分:梁 正秋(経済・3年次)後半19分:森田 慎也(経営・1年次)後半40分:山下 楽平(経営・4年次)
<試合展開>試合開始後から、両チームともキックを有効に使い陣地を奪い合う。しかし、7人制日本代表の中央大学・FB羽野選手の巧みなキックなどで陣地を奪われ、本学は自陣での攻防が続く。前半19分には中央大学に先制のトライを許し、試合の流れは中央大学ペースに。前半35分にペナルティゴールで3点を返すも、すぐさまトライを決められた。本学も前半終了間際に敵陣深く攻め込むも痛恨のハンドリングミスなどで得点を奪えず、3−14で前半を折り返した。ミスが目立った前半とは打って変わり、後半は開始直後から本学が主導権を握る。後半6分に主将・三原 亮太がゴール中央にトライを決め、10−14と点差を縮める。それからも今季の本学を象徴するようなFWとBKが一体となった攻撃を重ね、後半14分にはゴール前ラックからSH梁 正秋が持ち出してトライ。ゴールも成功し17-14と逆転に成功した。さらに後半19分には、相手のキックをキャッチした山下 楽平が巧みなステップで大きくゲインし、パスを受けた森田 慎也がゴール右へ飛び込み点差を8点に広げた。しかし、中央大学の反撃を受ける。後半23分に羽野選手の力強い突破を許すと、そのままトライを決められ1点差に詰め寄られる。そして、後半30分には自陣10m付近の相手ラインアウトから右へ展開されついに28-22と逆転を決められた。そのまま時間も残り僅かとなる中、本学は相手の反則から敵陣ゴールライン手前まで進む。試合終了を告げるホーンも鳴り、残りワンプレー。FW陣を中心にゴール前まで攻め込み、最後は梁からパスを受けた山下がインゴールに飛び込んだ。執念のトライで最後のチャンスをものにし、27-28とした本学。そして、逆転勝利へ向けてトライ後のコンバージョンゴール(2点)を蹴るのは、その山下だ。球技場全体が静まり、山下に視線が集まる。本学フィフティーン、ファンの期待を一身に背負い山下が蹴りだしたボールは見事ゴールポストへ吸い込まれた。本学にとって6年振りとなる大学選手権での勝利の瞬間。劇的な勝利に多くのファンが集まった本学スタンドは歓喜に沸いた。
<試合後のコメント>大西 健 総監督全国大学選手権出場も久しぶりで、勝てたことも久しぶり。こんなに嬉しいことはありません。前半は緊張していたが、後半はFWがよく頑張ってくれて、それにBKが応えてくれました。次の試合に向けて課題は多いですが、相手は強豪早稲田大学ということで挑戦者という気持ちをもっていきます。三原 亮太主将勝つことができて嬉しいです。春から80分間最後まで戦い抜くためにゲームフィットネスを重点的に取り組んできました。その成果が最後の最後で出て良かったです。(次戦へ向けて)ミスが多いと勝てないので、1つ1つのプレーを大事にしたい。FB山下 楽平選手最後のキックは練習通りで特別緊張はありませんでした。前半はミスでチャンスを潰してしまうことが多かったのですが、後半減らすことができました。(相手フルバックは7人制日本代表でもある羽野選手でしたが)意識せずに戦いました。同じポジションだからというだけではなく、誰にも負けたくないという気持ちでいます。次の試合も自分達の力を100%出して、チームを勝利に導く意識で戦います。
【記事・写真:体育会本部編集局 岡田 賢さん(経済・4年次)】
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What's New - ラグビー部 全国大学選手権第2ステージ初戦(中央大学戦)劇的な大逆転勝利!
トライを決めた三原 亮太選手
健闘したスクラム
トライを決めた森田 慎也選手
試合終了間際 山下 楽平選手のトライ
山下 楽平選手のコンバージョンゴール
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