山下 楽平さん(経営・4年次)が劇的ゴール!!3年ぶりに全国大学選手権大会へ!!

2013.11.20

11月16日(土)、近鉄花園ラグビー場で「関西大学ラグビーリーグ戦 対 大阪体育大学戦」が行われました。開幕から3連勝したものの、その後、2連敗を喫している本学は、同点で迎えた試合終了間際のロスタイムに山下 楽平さん(経営・4年次)がゴール40m左端の難しい位置からペナルティーゴールを成功させ、劇的勝利を挙げました。これにより、今季リーグ戦3位が確定したとともに、12月に行われる「第50回全国大学ラグビーフットボール選手権大会」への出場が決定しました。
本学20−17大阪体育大学<トライ> 前半32分:山下 楽平さん 前半36分:李 智栄さん(法・1年次)
<試合展開> 開幕から3連勝と好調を見せていた本学だったが、立命館大学と同志社大学に連敗。嫌な流れのまま大阪体育大学戦を迎えた。さらに、スクラムの要であるPR浅岡 勇輝(法・3年次)の故障による欠場などもあり本学はリーグ戦初出場となるPR緒方 勇武(経営・4年次)などスタメンには10人の4年次生が名を連ね、気を引き締めて試合へ臨んだ。 試合開始直後から両チームにミスが目立つ中、前半22分に大阪体育大学にトライを決められ先制を許してしまう。それでも本学は、ペナルティーゴールで3点を返した後、前半32分に山下がリーグ戦開幕から6試合連続となるトライを決め逆転に成功した。さらに4分後には、ゴール前ラックから李がうまくボールを持ち出してトライ。17−5と流れを掴んだ。しかし、大阪体育大学の強力FWを相手に前半終了間際にトライを決められ、17-10として前半を折り返した。 後半開始後は両校とも手堅いディフェンスを見せ、防戦が続いた。本学も敵陣に攻め込むものの得点に結びつくことができない。粘り強いディフェンスを見せていた本学だったが、ついに後半29分、大阪体育大学にモールからトライを決められ、同点に追いつかれてしまう。その後も得点を追加することが出来ず、このまま引き分けかという雰囲気が漂う中、試合終了間際に赤紺の頼れるエースが窮地を救った。 後半ロスタイムも残り僅か、本学は敵陣左端10mライン付近でペナルティを得る。主将の三原 亮太(経営・4年次)を中心とした本学フィフティーンはゴールポストを指差し、ショットを選択した。キッカーは大学入学後、リーグ戦すべての試合に出場している大黒柱・山下。外せば試合終了という追い詰められた状況の中、角度、距離ともにかなり難しい位置からのキックに、これまでラグビーでは緊張したことがないという“強心臓の持ち主”山下も「初めて緊張した」と振り返る。球技場全体が静まり返る中、山下が意を決して蹴ったボールは、見事ゴールポストに吸い込まれた。レフリーが成功を示すフラッグを上げた瞬間、劇的な展開に歓喜に沸く本学フィフティーン。そのまま試合は終了し20−17で大阪体育大学を下した。 これでリーグ戦成績4勝2敗となり、この結果を受け、最終戦(23日関西大学戦)を残して、3年ぶりとなる全国大学選手権出場と今季リーグ3位が確定した。
<試合後のコメント>大西 健 総監督「どうしても勝たなければいけない試合でした。勝てて良かったです。今日は、6人いる4年次生FWが良く頑張ってくれました。」元木由記雄 コーチ「最後のキックはよく入れてくれたと思います。(今日のゲームに関して)本学は、ディフェンスのチームなので守りに関しては良かったと思います。しかし、アタック面に関しては、いい形まで仕上がってきていますが、あと、1歩足りないところが課題だと思います。」三原 亮太 主将「ミスが多く、大変な試合でしたが、勝てて良かったです。チームが一丸となり、良いディフェンスが出来ました。また、大阪体育大学には高校時代のチームメイトがいたので、個人的にも絶対に負けたくないという思いで臨みました。(山下の最後のペナルティーゴールについて)キックチェイスをしながら『入れ』と祈っていました。本当に決めてくれて嬉しかったです。」山下 楽平さん「今までラグビーの試合などで緊張することはありませんでしたが、最後のPGは緊張しました。蹴った瞬間、入ると感じました。(試合について)やりたいことはできていると思いますが、得点に結びつかなかったので、まだまだ修正していこうと思います。」【記事・写真:体育会本部編集局 岡田 賢さん(経済・4年次) 】
試合前の様子
決定点を決めた山下 楽平さん
劇的勝利の歓喜に沸く部員たち
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