人材育成を考えるシンポジウム 「自分で考え、行動できる人材を育むために〜グローカルのコンセプトとPBL教育の意義を問う〜」開催

2015.09.16

 9月16日、むすびわざ館にて、文部科学省大学間連携共同教育推進事業「産学公連携によるグローカル人材の育成と地域資格制度の開発」における標記のシンポジウムが、代表校である本学、京都府立大学、京都文教大学、佛教大学、龍谷大学の共催によって開催された。

 シンポジウムは、連携校である京都文教大学のフィールドリサーチオフィス 矢島 信さんを総合司会に、京都府立大学 小沢 修司副学長の挨拶によって開会した。

 慶應義塾大学 飯盛 義徳教授による基調講演では、経営学の視点から地域の元気の処方箋を探求するというゼミの活動や、自身が関わるNPOの活動を踏まえて、地域づくりにおける大学の可能性について講演された。

 事例発表では、本学の杉山 裕之さん(法・3年次)と日浦 愛斗さん(法・3年次)より「ゼミにおけるPBLの進め方」をテーマに、中谷ゼミの先斗町翻訳プロジェクト事業の概要と成果をとおして養成することができた力についてプレゼンテーションがなされ、「PBLでは行動力ではなく“考動力”が求められる」と総括した。

 その他にも、京都府立大学 公共政策学部公共政策学科4年次生 山下 美早貴さんによる「経済界と連携した産学連携によるグローカル人材」や、龍谷大学 政策学部3年次生 中村 花菜さん、岡根 有里さんによる政策実践・探究演習(海外)「ドルトムント工科大学との協働学習」のプレゼンテーションがなされた。

 パネルディスカッションでは、コーディネーターに本学 法学部中谷 真憲教授、パネリストに基調講演の飯盛教授、京都府立大学 杉岡 秀紀講師、龍谷大学 村田 和代教授、佛教大学 リサーチアシスタント長光 太志さんを配し、社会的創発を引き起こすプラットフォーム設計をPBLにおいていかに行うかを中心に意見が交わされた。

 最後に、本学法学部長 戸田 五郎教授の閉会挨拶によってシンポジウムは幕を閉じた。


 

 
基調講演の様子
本学学生による事例発表の様子
パネルディスカッションの様子
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