リエゾンオフィス主催シンポジウム「細胞の活力、老化そして病気」開催

2015.01.17

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トピックス研究
 1月17日、京都産業大学むすびわざ館において、創立50周年記念事業 リエゾンオフィス主催シンポジウム「細胞の活力、老化そして病気」を開催した。

 今回のシンポジウムは、2013年7月に開催したシンポジウム「細胞内の情報から医療における個人情報へ」への続編希望の声に応える形で開催した。

 構造生物学研究センター吉田 賢右センター長が「細胞の活力」、総合生命科学部 永田 和宏教授が「細胞老化と病気」というテーマで講演し、その後、質疑応答が行われた。

 吉田センター長は、私たち人間の細胞におけるエネルギー活動を燃料電池に例えて解説した。永田教授は、人間の細胞の誕生・老化・再生のサイクルと、このサイクルが上手く回らなくなった時に発生する病気として、がんやアルツハイマー病などを例に挙げて解説した。

 講演では「ヒトの細胞は60兆個、繋げると地球15周分の長さ」、「DNAは一本のヒモであり、10ミクロンの細胞の中にあるDNAの長さは約1.8mだが、全てのDNAを繋げると地球と太陽を200往復する長さになる」、「一つの細胞の中では、1秒間に数万個ものタンパク質が作られている」などの話があり、もともと一つの受精卵という細胞から始まった人間の細胞について、壮大さを感じさせる話が数多く紹介された。

 参加者からは「ミクロの細胞の話は宇宙の話と同じくらいのスケールを感じた」、「細胞の働きだけ見ても、自身の体を愛おしく思った」、「がん発生のメカニズムを初めて具体的に知った」などの感想や、さらなる続編希望する声があった。
講演に熱心に耳を傾ける来場者
細胞の基礎的な話とがんなどの病気のメカニズムを解説する永田教授
会場からの質問に答える吉田センター長
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