第4回天文学入門講座特別編 開催

2013.03.02

 3月2日、神山天文台サギタリウスホールで第4回天文学入門講座特別編が開催された。今回の特別編では、塩谷圭吾・宇宙航空研究機構(JAXA)助教による講演会「太陽系外惑星とコロナグラフ」が行われ、約40名の方々が参加した。
 
 塩谷助教は、太陽以外の夜空に輝く恒星たちにも、地球と同じように周りを回っている惑星(太陽系外惑星)がいるはずであること、それらを探して調べることが、今世紀の天文学の重要な課題の一つであることを説明した。そして、世界の天文学者たちが考えた惑星の探査方法の仕組みとその成果を、会場に用意した惑星のモデルを使いながらわかりやすく解説した。また、塩谷助教が開発を手掛けるコロナグラフ装置を紹介し、それによって切り拓かれる太陽系外惑星研究の展望を語った。このコロナグラフ装置は、2022年にJAXAを中心とする研究グループで打ち上げ予定の赤外線天文衛星「SPICA(スピカ)」への搭載を目指して開発が進められている。
塩谷助教による講演
PAGE TOP