「変革に挑むドイツ:エネルギーシフトに対する20の質問」パネル展を開催

2012.05.29

 外国語学部ドイツ語学科主催「変革に挑むドイツ:エネルギーシフトに対する20の質問」パネル展が5月22日から5号館1階ロビーにおいて行われている。環境先進国であるドイツでの脱原発や再生エネルギー促進の取り組み、放射性廃棄物の処理、環境に優しいエネルギーへの転換やそのための投資などが20枚のパネルで紹介されている。

 このパネル展は「2022年までに原子力エネルギーから撤退する」と脱原発を宣言したドイツのエネルギー政策が関心を集め、ドイツ総領事館やドイツ大使館に多く質問が寄せられたことを受け、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館で企画されたもの。

 5月29日には、シュテファン・ビーダーマンドイツ連邦共和国副総領事を招き「ドイツのエネルギー政策」についてスピーチおよび解説が行われた。ビーダーマン氏は「日本は福島の原発事故以来、脱原発に大変興味を持っている。原発がなくなれば大半の人々は安心するだろうが、原発と共存してきた人々の中には仕事を失うなど困る人もいるということも忘れてはならない事実。脱原発の取り組みは、さまざまな状況を考えて、少しずつ進めていかなければ」と話した。

 パネル展は6月1日16:00まで開催している。
学外からも多くの人がパネル展を訪れた
1枚ずつじっくりパネルを読みこむ来場者
20代の若者にも伝わるわかりやすいパネル作りを心掛けたというビーダーマン氏
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