京都府警本部長が「社会安全政策(各論)」で講義

2010.11.16

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 11月8日(月)、法学部で展開している実務家リレー講義「社会安全政策(各論)」で、熊崎義純 京都府警察本部長が、ゲストスピーカーとして本学を訪れ、講義を行った。

 この講義では、各種犯罪・非行の実態と対策を多角的に学び、社会安全政策の担い手・手法・連携のあり方などを理解することを目的に、今年9月から、京都府警察本部の全面的な協力の下、毎回現役の警察官をゲストスピーカーとして招いている。

 今回は、熊崎 京都府警察本部長が「治安対策をめぐる諸問題」というテーマで、京都府の犯罪・非行状況を犯罪種類別に概観してから、現在直面している諸課題を提示し、講義を行った。講義の前半では、京都は犯罪発生率が高い都道府県のワースト3位程度に入っていると、治安の悪さを指摘。その原因や背景について、長年の経験に根ざした分析を披露した。

 講義の後半では、警察が現在取り組んでいる課題として、犯罪の起きにくい社会づくり、家庭内での犯罪への介入の難しさ、犯罪のグローバル化・サイバー化への対策、捜査の強化・適正化のための科学技術の活用、犯罪被害者への支援の強化といった点を、具体例を交えながら講じた。

 最後に、「住民が現状を受け止め、治安対策を考え直す必要がある」と話し、学生には、「他の回で第一線の警察官が講義する各種の問題は相互に関連しているので、多面的・立体的な理解が重要。この授業のような機会に、しっかりとしたものの見方を身につけてほしい」とメッセージを送った。
講義をする熊崎本部長
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