安倍元首相、飯塚 拉致被害者家族連絡会代表による特別講演会開催

2009.11.06

 11月6日(金)、神山ホール大ホールで、安倍晋三元首相と、飯塚繁雄 拉致被害者家族連絡会代表による特別講演会が行われ、学生や教職員ら合わせて約950名が集まった。

 この講演会は、天災や戦争、テロ、エネルギー問題など総合的な安全保障問題を検討する法学部専門科目「総合安全保障論」の講義として行われたもの。安全保障の重要なトピックである北朝鮮による拉致問題についての理解を深めるために、拉致問題への積極的な取り組みで知られる安倍元首相と、飯塚氏を特別講師として迎えた。

 拉致被害者田口八重子さんの兄である飯塚氏は、自身の経験を語るとともに、「拉致というのは普通の、何の罪もない人が突然連れ去られる非常に理不尽なこと。皆さんも国民一人ひとりの問題としてとらえてほしい」と訴えた。

 安倍元首相は「情勢にふりまわされるのではなく、『世界は、アジアはこうあるべき』というビジョンをもち、その中で日本がどのように責任を果たしていくのか、しっかりとした外交姿勢を打ち出すべきだ」と述べた。
一日も早い問題解決を訴える拉致被害者飯塚繁雄 拉致被害者家族連絡会代表
日本の安全保障、外交姿勢について語る安倍晋三元首相
岩本 誠吾 法学部長との質疑応答
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