高大連携講座「アーカイブデータから探る活動的な宇宙の姿」

2009.01.10

 1月10日、独立行政法人科学技術振興機構より、平成20年度サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)「プランA」(※)として採択された京都市立塔南高等学校の高大連携講座「アーカイブデータから探る活動的な宇宙の姿」の講義を本学理学部 米原厚憲講師が担当した。

 塔南高等学校の生徒は、本講義の前に、京都大学大学院と連携し“宇宙の膨張”に関する講義を受講している。米原講師はその内容を踏まえ、宇宙の活動的な現象の一つであるブラックホールについての体験的学習を実施した。

 ブラックホールについて、関連する現象である重力レンズをとりあげ、米原講師の自作シミュレーションプログラムを用いて、実際に生徒たちにデータ解析を行わせた。生徒たちはそれぞれ個人でデータ解析を行い、得られた結果から、解析対象としたブラックホールの周りの重力場について学んだ。

※サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト「プランA」とは、大学等研究機関が主体となって高等学校等と連携し、理数系科目について体験的な学習を実施する取り組みに対して支援がなされるもの。
ブラックホールの質量を求める計算式を説明する米原先生
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