令和2年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告」 初年次教育科目

「学習成果実感調査」についての分析結果

「日本語表現1」調査実施6クラスの授業満足度は総じて高い。総合的な科目満足度を尋ねた設問13においては「強くそう思う」39%、「そう思う」43%であり、合わせて82%に及ぶ。担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問10についても、「強くそう思う」31%、「そう思う」50%を合わせて81%となった。「日本語表現2」については、調査実施3クラスの授業満足度はさらに高い。総合的な科目満足度を尋ねた設問13においては「強くそう思う」36%、「そう思う」54%であり、合わせて90%にも及ぶ。担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問10については、「強くそう思う」43%、「そう思う」39%を合わせて82%となった。学ぶ意欲や得たスキル、専門外への興味・関心にかかる問いへの肯定回答率も高いレベルを維持している。
 初年次ポータル科目である「自己発見と大学生活」については、総合的な科目満足度を尋ねた設問13においては「強くそう思う」25%、「そう思う」49%であり、合わせて74%であった。担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問10については、「強くそう思う」33%、「そう思う」48%を合わせて81%となった。設問11「この科目の学習を通じて、周囲の人と関わりながら自らを表現できるようになりましたか」と、設問12「この科目の学習を通じて、自ら方針を立て、主体的に行動できるようになりましたか」は「自己発見と大学生活」の到達目標に沿った設問である。設問11においては「強くそう思う」18%、「そう思う」48%で合わせて66%であり、前年の88%から減少している。設問12についても、「強くそう思う」13%、「そう思う」47%を合わせて50%で、前年の80%から大きく減じている。オンライン授業の影響と思われる。
一方、リレー式科目である「大学の歴史と京都産業大学」においては、総合的な満足度が「強くそう思う」29%、「そう思う」60%で合わせて89%(前年は70%)、担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問10については、「強くそう思う」32%、「そう思う」51%となり、合わせて83%で前年の65%より大幅に増えている。大規模講義でもオンライン授業の可能性を思わせる結果である。履修登録者は300人近くで、昨年に引き続き広報等の効果が表れたものと思われる。
本分析対象である3つの科目は、それぞれ性格が異なるので一概にはいえないが、オンライン授業の特徴、履修者の動向やニーズに留意しながら、科目内容の今後の改善を図っていきたい。

「公開授業&ワークショップ」についての成果報告

「ワークショップ」:
・自己発見と大学生活 担当教員会議
 実施日:3月27日(金)15:00~16:00 S102会議室20名
     4月1日(水)14:00~15:00 S102会議室5名
     8月26日(水)15:00~16:35 オンライン(teams)24名
・自己発見と大学生活 情報交換会
 実施日:6月17日(水)16:45~18:15 オンライン(teams)15名
     7月15日(水)16:45~18:15 オンライン(teams)13名

ワークショップでの意見交換内容

担当教員会議においては、本科目の到達目標及び各授業回の運用方法の共有、授業全体の振返り等、科目独自のFD活動となった。情報交換会は各クラスの進捗や運営ノウハウ等について、有志の教員による情報共有の場として機能した。
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