令和元年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告」 初年次教育科目

1.「学習成果実感調査」についての分析結果

「日本語表現1」12クラスの授業満足度は総じて高い。総合的な科目満足度を尋ねた設問11においては「強くそう思う」45%、「そう思う」38%であり、合わせて83%にも及ぶ。担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問8についても、「強くそう思う」35%、「そう思う」38%を合わせて73%となった。「日本語表現2」については、調査対象5クラスの授業満足度はさらに高い。総合的な科目満足度を尋ねた設問11においては「強くそう思う」59%、「そう思う」33%であり、合わせて92%にも及ぶ。担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問8については、「強くそう思う」48%、「そう思う」34%を合わせて82%となった。自由記述欄をみても、論理的に書く力がついたとの記述が目についたところである。学ぶ意欲や得たスキル、専門外への興味・関心にかかる問いへの肯定回答率も高いレベルを維持している。
初年次ポータル科目である「自己発見と大学生活」については、総合的な科目満足度を尋ねた設問11においては「強くそう思う」45%、「そう思う」40%であり、合わせて85%にも及ぶ。担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問8についても、「強くそう思う」45%、「そう思う」34%を合わせて79%となった。設問9「この科目の学習を通じて、周囲の人と関わりながら自らを表現できるようになりましたか」と、設問10「この科目の学習を通じて、自ら方針を立て、主体的に行動できるようになりましたか」は「自己発見と大学生活」の到達目標に沿った設問である。設問9においては「強くそう思う」42%、「そう思う」46%であり、合わせて88%にも及び注目される。設問10についても、「強くそう思う」33%、「そう思う」47%を合わせて80%となった。本科目の所期の目標が十全に達せられているものと解される。
一方、リレー式科目である「大学の歴史と京都産業大学」においては、総合的な満足度が「強くそう思う」28%、「そう思う」42%で合わせて70%、担当講師の熱意を感じたかを尋ねた設問8については、「強くそう思う」26%、「そう思う」39%となり、合わせて65%に留まった。また、スキルを伸ばす等の成長を実感できたかの設問への肯定回答率も5割強に留まった。更なる改善が可能なのか今後の課題となろう。履修登録者は昨年の91人から大幅に増加して200人をはるかに超えた。広報等の効果が表れたものと思われる。
本分析対象である3つの科目は、それぞれ性格が異なるので一概にはいえないが、履修者の動向やニーズに留意しながら、科目内容の今後の改善を図っていきたい。

2.「公開授業&ワークショップ」についての成果報告

  1. 公開授業: 必要に応じて随時
  2. ワークショップ:
    ・自己発見と大学生活 担当教員会議
    日時・場所・参加人数:
    3月29日(金)14:00~16:00  S102会議室 14名
    4月1日(月)14:00~16:00  S102会議室 19名
    5月22日(水)11:00~12:00  ナレッジコモンズ 17名
    7月17日(水)11:00~12:00  ナレッジコモンズ 17名
    ・情報交換会
    日時・場所・参加人数:
    4月25日(木)12:30~13:00 S102会議室 約10名
    6月13日(木)12:30~13:00 S102会議室 約10名

ワークショップでの意見交換内容

担当教員会議においては本科目の到達目標及び各授業回の運営方法の共有、授業全体の振返り等、科目独自のFD活動。情報交換会は各クラスの進捗や運営ノウハウ等について、有志の教員による情報共有の場として機能した。
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