人間科学教育科目の受講における体系的な知識の習得

本来体系的な学習は類型的な指導によって導かれるものではなく、学生各々が学習を通じて内的に築くものである。しかし「講義内容」を重視して受講する科目を決定する学生が多数でない現状に鑑み、「基本科目」と「展開科目」の履修パターンを追跡調査するなどして学習の実態を確認する。
今年度は特にゲストスピーカーの参加する授業科目で調査を実施し、その成果がいかなるものであったかを検証する。

「基本科目」と「展開科目」とを組み合わせて履修することで体系的な知識の習得をはかる、という新カリキュラムの理念を学生に周知させる。
人間科学教育科目は学部教育の補完のために開講されているのではなく、幅広い教養を身につけることで有能な社会人を育成するためのものである。その理念を実現するためには、「基本科目」と「展開科目」とを系統的に受講し、有用な知識を習得しなければならない。それゆえ講義の受講にあたって何を基準に選択しているかを明らかにすることで、新カリキュラムの理念がどの程度学生に理解されているかを検証することができる。