学科の特色

Point01生命科学と社会をむすぶ:
融合研究(むすびわざ)で社会の課題を解決する
現在、生命科学はさまざまな分野で応用され、社会に大きな影響を与えています。社会課題を解決するためには、生命科学と他分野の知識や技術をむすんだ融合研究が不可欠です。産業生命科学科では、社会との連携を重視した教育プログラムを通じて、生命科学と社会をむすび、研究成果を実社会で活用できる人材を育成します。
Point022年次から始まる 社会のニーズと生命科学を結ぶ学びと実社会との連携
1年次では生命科学の基礎知識を修得。一拠点総合大学のメリットを生かして、経済学や経営学など社会科学分野も学びます。さらに実社会と連携したPBLやインターンシップ科目も展開しています。2年次春学期からは3つの主コースから1つを選び、専門的な分野の学びがスタートします。
関心のある分野を柔軟に段階的に学ぶことができます。
※選択した主コース以外の科目も履修可能です。
4年間の学び
実践志向型の講義・演習を通じたスキルの習得
1年次社会に活かす知識の土台作り
2年次生命科学と社会のニーズ 2つをむすぶ学びの展開
主コース
生命科学と社会との接点に関わる3つの主コースを展開。1年次に身に付けた基礎知識を生かして専門的な学びを深め、さまざまな産業分野で活躍できる人材を育てます。
医療と健康コース

未来の健康を支える人材へ
医薬系・生命科学の研究成果と医療や医薬品関連産業との結び付きを学びます。創薬に関する知識や製薬医療情報などの社会科学的な素養も高め、進路に直結した学びを展開します。
食と農コース

「食べる」「作る」を学び、 食の専門性を社会で生かす
農業に関連する動植物を対象とした生命科学の研究成果と、社会の関わりを探究。「食べる」「作る」ことを多彩なアプローチで学修し、現代社会の農業や食品関連産業が抱える課題を考察します。
環境と社会コース

身近な環境問題を捉え、 暮らしを築く
里山生態学などの学びを通して、地域を取り巻く環境問題を理解・発見し、その解決策を考察します。環境分野に関連した生命科学の研究成果と、環境関連ビジネスとの結び付きについても学びます。
副コース
専門性を生かして資格などの取得を目指す副コースを設定。志向や卒業後の希望進路に応じて選択できます。
※1年次から選択可能です。
教職課程コース
理科の教員免許状取得に向け、科学的な思考方法や教授法を学修します。
グローバル・ サイエンス・コース

英語で世界に挑むことのできる理系産業人を育成するカリキュラムです。海外の大学・研究施設・企業での研修や、世界の第一線で活躍する人々との交流・対話を通じて、自らの可能性を模索し、研究活動や将来のキャリアへ活かします。
3年次インターンシップなども経験
企業と関わるPBLやインターンシップを通して、これまで学んだ生命科学の知識を社会に活用するための知見を広げます。また、秋学期からは研究室に分属し、専門分野の学びを深めます。
社会とつながる実践的な学び
- 生命科学PBL(2年次~)
- 生命科学インターンシップ
研究テーマ
- 【生命技術×対話】生命科学と社会をむすぶ サイエンスコミュニケーションの研究川上 雅弘 准教授
- 【植物科学×環境】植物と環境の関係についての研究/ サイエンスコミュニケーション・理科教育木村 成介 教授
- 【卵細胞×発生報】卵細胞のバイオロジー、生命科学と社会の対話佐藤 賢一 教授
- 【里山×自然共生システム学】地域の食農システムはどのようであり いかにあるべきかを考える三瓶 由紀 准教授
- 【細菌学×地球の健康】動物にも人にも感染する 細菌の生態と病原性染谷 梓 准教授
- 【農業×遺伝子】高等植物のオルガネラゲノムならびに オルガネラ遺伝子に関する研究寺地 徹 教授
- 【生態学×政策】グリーンインフラによる自然を活かした防災減災・地域活性化を促す政策西田 貴明 教授
- 【遺伝学×社会福祉】盲導犬を効率よく生産する ラブラドールレトリーバーの系統の作出野村 哲郎 教授
- 【ウイルス学×社会】節足動物が伝達する 感染症は如何に起こるか前田 秋彦 教授
- 【細胞生理学 × 環境生態学】藻類が光環境に応じて泳ぎ方を変えるしくみとその意義若林 憲一 教授