ゼミナールテーマ

現代社会学科

ポピュラーカルチャーとジェンダー
東 園子 准教授

漫画・アニメ・ゲーム・映画・テレビ番組・雑誌・音楽・ファッションといったポピュラーカルチャーや、ジェンダー(性別)やセクシュアリティ(性)に関する問題に関心がある人のためのゼミです。学生が自ら研究テーマを選び、社会学的な視点から研究を進め、卒業論文を書き上げることを目標とします。

人と自然の関係にかかわる研究
足立 薫 准教授

自然だけ、人間だけをみるのではなく、自然と人間の関係に焦点をあてます。基礎文献の講読とディスカッションを全体で行い、読解・議論の技術の習得にも重点をおきます。グループや個人でテーマを決め、課題研究を行います。「観察」の実践を通して、フィールドワークについても考えを深められるようなゼミをします。

計量社会学とExcelによるデータ分析
伊藤 理史 准教授

計量社会学は、数値(データ)によって社会を捉える立場を指します。具体的には、労働、教育、階層、家族、都市、健康・医療・福祉、社会意識などの様々なテーマを対象に、データにもとづいて議論することの重要性や、Excelを使ったデータの分析方法について、実践的に学んでいきます。以上の学習の集大成として、卒業論文の執筆を目指します。

グローバル化する日本と「多文化共生」
岡井 宏文 准教授

グローバル化が進む社会の中で、多様な文化や自身を含む人々の生活を理解することはますます重要になりつつあります。本演習は、多様化する日本社会を、宗教や文化を切り口に読み解くことを目的とします。移民と宗教の関わり、教育現場や地域での共生、食文化、ファッション、観光と宗教などのテーマを学び、卒業論文を完成させます。

 

<わたし>から始まる社会学
落合 恵美子 教授

家族、ジェンダー、ケア、社会政策などについて、アジアやヨーロッパ諸国との国際比較と長期的な変化に注目しながら考える。自分がこだわりをもっているテーマや抱えている問題がある人は、それを中心に考えを深めてゆく「<わたし>から始まる社会学」を試みてもいいでしょう。

 

メディア経験の魅力と「自分の問い」を具体的に探る
鍵本 優 教授

メディア経験は、音楽・映像・ゲーム・マンガ・小説・舞台・ダンス・ファッションなど、さまざまな領域にわたります。演習では、受講生の具体的な興味・関心をもとに、それらの経験の魅力と「自分ならではの問い」を探り当てて言語化していきます。関連文献を読み、調査・考察・制作などをおこない、成果を論文にまとめます。

ベトナムの農村でのフィールドワークを通した地域課題の発見
加藤 敦典 准教授

ベトナムの農村で現地調査を実施し、インタビューなどを通して地域の人々の願いを知るとともに、現地の課題を解決するための活動を地域の人々とともに考えていきます。これまで「子供たちの夢」「農水産物の生産・流通の現場」「高齢者ケア」などについて調査してきました。現地での文化・スポーツ交流も実施しています。

さまざまな研究方法を利用した現代アートによる社会との関わり方、
現代アートの社会変革を促進する役割の研究
金光 淳 教授

アート・フェスティバルは、アーティスト、鑑賞者、企業など多様なアクターを巻き込み、社会関係資本を創出しながら社会を変革するパワーを有しています。ゼミではフィールド調査により、写真によるヴィジュアル調査法やインスタグラムの解析、社会ネットワーク分析といったユニークな方法を使って、これにアプローチしていきます。

臨床心理学と対人援助活動 ~現代社会をsurviveするための
psychosocialアプローチ~
河原 省吾 教授

現代の社会は、個人の内面から世界の出来事まで、さまざまな問題に満ちあふれています。これらに心理ー社会的なアプローチで迫ります。臨床心理学と対人援助活動というテーマに沿って、実習、研究、発表などをおこないます。出来事を観察し、考え、仮説を立て、実践する方法を学びます。

多様な生き方働き方を考えるキャリア開発プロジェクト
木原 麻子 准教授

多くの大学生にとって、大学は社会に出る一歩手前の時期。このゼミは「学ぶ」と「働く」をつなぐ場として、社会で活躍する多くの人と出会い、自らもチームで多様な経験を積む中で自分らしい生き方や働き方を探索します。さまざまな方へのインタビュープロジェクトや徳島県での関係人口創出プロジェクトなどに取り組んでいます。

あそびとしごとの融合:他者貢献を楽しむ
塩谷 芳也 准教授

このゼミでは香川県の離島である小豆島や京都をフィールドとして(あそび)と(しごと)が融合したプロジェクトを実施します。(あそび:利己)とは「自分が楽しめること」であり、(しごと:利他)とは「誰かが喜んでくれること」です。両者が重なり合うところで活動することで、他者貢献を楽しみながら幸福に生きる方法を模索します。

京都府北部活性化のための地域との協働によるコトおこしの実践
滋野 浩毅 教授

人口減少、過疎化・高齢化など、日本の地域社会の多くが直面する地域課題に対し、地域はどんな将来像を描き、どんなことに取り組んでいけばよいのか。このプロジェクト演習では、本学と包括連携協定を締結している京都府綾部市を中心に、地域の現場に入り、地域の人と協働しながら課題解決に向けた取り組みを行います。

現代社会と文化
菅原 祥 准教授

現代社会におけるさまざまな文化現象を扱うゼミです。私のその時々の興味・関心に応じて、毎年扱うテーマは少しずつ変えています。1期生(2017年度入学)のゼミでは「文化遺産」に焦点を当てたゼミを行っています。2期生(2018年度入学)のゼミでは「文学と社会」というテーマでゼミを行う予定です。

京都らしい地域づくり
鈴木 康久 教授

学生時代を過ごす「京都」に着目し、これからの京都の進むべき方向性について議論を深め、現地現場に赴いて社会に役立つ「ゼミ活動」を展開します。具体的には、「三条大橋」「久御山町」などの魅力を発信するために、将来の理想像を踏まえた上で、市町村などと連携する中で現実的な提案や事業にチームで取り組みます。

教育と社会
惣脇 宏 教授

教育と社会の関係や相互の影響をめぐる、幅広いさまざまな課題についてワークショップ形式で考え、議論します。これまでに取り上げた課題には、「平等と公平」「大学での学び」「余暇・副業と職場学習」などがあります。これと並行して、学生各自がそれぞれ最も関心のある研究テーマを見つけ、レポートや卒業論文を作成します。

コミュニティの未来とこれからの学校
西川 信廣 教授

日本の70%を占める中山間部では人口減少が進み、消滅自治体という言葉も流布しています。2019年の出生数は87万人を下回り、今後、小中学生数も大幅に減少します。現在、小学校は約2万校、中学校は約1万校存在しますが、統廃合はやむを得ない状況でもあります。本演習では、地方都市の未来を学校の在り方を軸に考察し、持続可能な地域創生の方途を探ります。

労働・人口・ジェンダーセクシュアリティに関する研究
藤野 敦子 教授

日頃、みなさんが身近に感じている労働・人口・ジェンダーセクシュアリティに関する問題を取り上げ研究します。テーマの例として、男性の育児推進や少子化問題、ジェンダーの無意識の偏見等が挙げられます。インタビューやアンケートから得られたデータを分析し、問題の核心に迫り、エビデンスに基づく政策提言をします。

広告、メディアおよび生活者の行動
ポンサピタックサンティ ピヤ 教授

本演習の目的は、「広告」や「メディア」及び「生活者の行動」をテーマとした卒業論文の作成に向けて、準備作業を行うことです。具体的には、社会学や比較文化論(経済、政治、文化、社会状況など)の観点、あるいは、マーケティング(生活者の行動、広告の効果など)の観点から、広告を分析します。

マイノリティの視点から眺める
前川 真裕子 准教授

オーストラリアに留学していました。私自身はオーストラリアを専門とする文化人類学者です*。多文化主義を標榜する国、イギリスの植民地であった国、先住民アボリジナルの人々の国、たくさんのアジア系移民が住む国、etc…。さまざまな顔をもつオーストラリアは言語的にも、歴史的にも、民族的にも多様な出自的背景を持った異文化の他者と他者が接触するコンタクト・ゾーンです。特に興味を持ってきたのは、コンタクト・ゾーンにおいて様々な立場の人々を否応なく巻き込んでいく支配と従属の構造や、その構造の中で「マジョリティとマイノリティ」の分断が生み出されてしまう問題です。そういうわけで私のゼミでは、「マイノリティ」に焦点を当てた学びを促していきたいと思います。ですが皆さんはオーストラリアついて調べる必要はありません。ゼミでは私たちが住むこの日本において、私たちのすぐ身の回りにある様々な事象を、マイノリティーの視点から眺めたらどうなるだろうかといったことを考えていきたいと思います。私と一緒に学術的な想像力を持って社会を斜めから見渡してみませんか?
*(ゼミでは皆さんからの要望がない限りオーストラリアの紹介はしません)

地域社会研究
耳野 健二 教授

現代における地域社会の在り方や特徴を、地域づくりの実践やフィールドワークを通じて学びます。ゼミでは学生が主体となって、活動計画をつくり、地域と交渉し、イベントの企画や成果物の作成に携わります。これまで、過疎の進む農村地域でウォークラリーの実施や地域資源を生かした地域活性化の提案などを行いました。

場のデザインとソーシャル・イノベーション
宮木 一平 教授

さまざまな「場」を「居心地良い場」にするのが「場のデザイン」(地域づくり、環境保全、人材育成なども)、そのための創意工夫が「ソーシャル・イノベーション」です。「寄り添い耳を傾ける」「発見する」「表現し発信する」参加体験型演習で、問題解決とマネジメントを軸に実際の「場のデザイン」プロジェクトに取り組みます。

マンガの魅力をさぐる
山中 千恵 教授

本演習では、メディアとしてのマンガについて社会学的な研究を行うことを目指します。マンガ作品及びマンガについての評論や研究論文を読んで、マンガの面白さを形作る表現や、作品と社会のつながり、その歴史的背景について分析し、議論し、考えを深めます。作品と向き合うだけでなく、質的調査の方法を用いて読者やファン、マンガ喫茶やミュージアムなどマンガを取り巻く文化にも目を向けます。

マルチプラットフォーム・ストーリーテリング
脇浜 紀子 教授

メディア利用形態の多様化で、あらゆるメディアプラットフォーム(新聞・テレビ・ラジオ・ウェブ・SNS・デジタルサイネージ)で、さまざまな表現手法やツールを使って、情報伝達することが求められています。デジタル化の進行でメディアがどう変容していくのか、実践を通して学んでいきます。

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