生命科学部
雪印メグミルク株式会社
小林 大輔さん
2019年 総合生命科学部 生命システム学科 卒業
- Keywords
- 製造、タンパク質

調合業務を経て製造オペレーターへ。お客さまが手に取る瞬間を思い描いて

入社後5年にわたり、コーヒー入り乳飲料などの調合業務に従事し、原材料が成分規格の通りに調合されているかの確認を担当していました。現在は製造課に所属し、自社工場でヨーグルト製品の充填工程ラインを担当しています。ライン上ではパックの成形、ヨーグルトと果肉の充填、ふたの接着が行われ、目の前で次々と製品が出来上がっていきます。ラインを管理しつつ、パッケージに異常はないか、ふたはきちんと接着しているかなど、どんな小さな問題も見逃さないよう細かく確認します。
人間の根幹である「食」を根底から支える仕事に挑戦したいと考え、食品業界に絞って就職活動を行いました。数ある企業の中から雪印メグミルクへの入社を決めたのは、学校の給食で必ず出てきた牛乳というなじみ深い食品に関わり、お客さまを身近に感じながら働きたいと思ったからでした。買い物に行くと、私が担当する商品をカゴに入れるお客さまを見かけます。そうした瞬間に立ち会うたびにこの仕事のやりがいを感じます。
大学で学びたいことが定まったのは、祖父の認知症がきっかけでした。認知症が発症する仕組みを調べる中で、脳内で神経伝達物質やタンパク質受容体がどのような働きをしているのか興味を持ち、生命科学や神経学を学べる大学を探しました。京都産業大学を選んだのは、脳の神経細胞間における情報伝達のメカニズム解明に取り組む研究室があると知ったからです。自分の関心を追究するのにぴったりだと感じたのが、京都産業大学への入学の決め手でした。希望がかなってその研究室に所属し、神経間でのタンパク質の分布や働きをテーマとして研究に取り組みました。
当社の主力製品である牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品は、タンパク質と切っても切り離せません。製品をつくる上で重要なタンパク質の知見を身に付けていることは、業務における私の大きな強みです。品質でトラブルが起こった際は、どのようにタンパク質に働きかければ品質を維持できるかなど、性質や機能を理解した上で予測を立てることができます。大学の学びが業務とむすびついており、日々、充実感を得ながら働いています。
私は間もなく、スキムミルクやバターの製造に関わる部署への異動が決まっています。これまでとは全く異なる業務知識が求められるため、新しい分野に挑戦できるのが楽しみで仕方ありません。この先も大学で学んだ知識を生かし、ミルクを通して日本の豊かな食生活や食料事情の改善に貢献していきたいです。
人間の根幹である「食」を根底から支える仕事に挑戦したいと考え、食品業界に絞って就職活動を行いました。数ある企業の中から雪印メグミルクへの入社を決めたのは、学校の給食で必ず出てきた牛乳というなじみ深い食品に関わり、お客さまを身近に感じながら働きたいと思ったからでした。買い物に行くと、私が担当する商品をカゴに入れるお客さまを見かけます。そうした瞬間に立ち会うたびにこの仕事のやりがいを感じます。
研究で培ったタンパク質の知見が、業務の根幹に

当社の主力製品である牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品は、タンパク質と切っても切り離せません。製品をつくる上で重要なタンパク質の知見を身に付けていることは、業務における私の大きな強みです。品質でトラブルが起こった際は、どのようにタンパク質に働きかければ品質を維持できるかなど、性質や機能を理解した上で予測を立てることができます。大学の学びが業務とむすびついており、日々、充実感を得ながら働いています。
私は間もなく、スキムミルクやバターの製造に関わる部署への異動が決まっています。これまでとは全く異なる業務知識が求められるため、新しい分野に挑戦できるのが楽しみで仕方ありません。この先も大学で学んだ知識を生かし、ミルクを通して日本の豊かな食生活や食料事情の改善に貢献していきたいです。
※掲載内容は取材当時のものです。