外国語学部
日本航空株式会社
友次 奈実季さん
2020年 外国語学部 アジア言語学科インドネシア語専攻 卒業
- Keywords
- 客室乗務員、異文化理解

お客さまを快適で安全に目的地まで届けるのが使命

高校生の頃から客室乗務員になることが夢でした。その夢がかない、充実した日々を送っています。入社して5年目を迎えた今、客室乗務員として国内線、国際線に乗務しています。出発の際に「本日はご搭乗ありがとうございます」というアナウンスに合わせて私たち客室乗務員は皆、お客さまに向かってお辞儀をするのですが、そのときに満席の客席を見ると、この仕事を選んでよかったとしみじみと感じ入っています。フライトごとに乗務員のメンバーは異なりますが、互いに助け合い、お客さまを快適で安全に目的地までお届けするために一丸となって取り組んでいます。どんなに回数を重ねても、無事に到着したときにはほっとしますし、また、次のフライトに向けて頑張ろうという気持ちが湧いてきます。今年の2月からビジネスクラスも担当することになりました。覚えなければならないことが増えるので大変ではありますが、自分自身の成長を感じています。今後の目標は、国際線エコノミークラスの責任者資格を取ることと、もっとスムーズに英語でお客さまに対応できるよう英語力を磨くことです。頼られる客室乗務員を目指して、頑張ります。
客室乗務員という夢をかなえるためにも外国語を学びたいと、外国語学部への進学を希望しました。ジョグジャカルタに1年間留学したことが特に有意義でした。留学したサナタダルマ大学はクラスも少人数制だったので疑問点も聞きやすく、毎日楽しく授業に臨めました。インドネシア語は、習得しやすい言語といわれています。インドネシアはたくさんの島から成り立っていて、その数だけ民族があり、言葉も文化も宗教も多様です。そのため、みんなが理解できる言葉として発展しました。それぞれ全く異なる慣習や文化を持つ民族がお互いを尊重し合いながら暮らしている姿を見て、とても感銘を受けました。この留学経験から視野を広く持つこと、他人に興味を持ち、その人を知ろうとすることがいかに大切なのかを学びました。今の仕事は、お客さまに限らず乗務員も、さまざまなバックグラウンドを持つ人がいて多様そのものです。学生時代に学んだ姿勢で向き合うことを心がけています。
インドネシア留学を通して学んだ、他者理解、異文化理解の姿勢

※掲載内容は取材当時のものです。