生命科学部
アステラス製薬株式会社
井上 勇奎さん
2016年 総合生命科学部 生命システム学科 卒業
- Keywords
- 製薬、医療、研究
考え抜き、失敗の質を高めていく— 「試行錯誤する姿勢」が今に生きています
大学生活を振り返って改めて感じるのは、とても贅沢な環境だったということ。最先端の研究テーマに携わり、早くから専門的な学会に出席できたことはもちろん、先生たちは専門分野の研究に関する著名な人ばかり。その考え方や研究方法に直に触れるたび、探究心が刺激されました。第一線で活躍する研究者と毎日のように議論を交わせる機会なんて、普段の生活ではまずありません。
そんな日々の中で、自分が大きく成長するきっかけとなったのが、「失敗への向き合い方」を教わったことでした。特に「“試行錯誤の末の失敗”と“闇雲に動いた先の失敗”は雲泥の差だ」という先生の言葉は、今も忘れられません。
率直に言って、生命科学の研究は失敗の繰り返しです。そのたびに失敗を受け止め、原因を徹底的に調べて改善策を考え抜く。世界的な研究者である先生たちは、知識も何もかも凄いのですが、とにかく失敗に対するスタンスが決定的に違うのです。そんな姿をそばで見ていたからこそ、失敗を恐れずチャレンジすることを覚え、それを土台に熟考することが習慣となっていきました。
そんな日々の中で、自分が大きく成長するきっかけとなったのが、「失敗への向き合い方」を教わったことでした。特に「“試行錯誤の末の失敗”と“闇雲に動いた先の失敗”は雲泥の差だ」という先生の言葉は、今も忘れられません。
率直に言って、生命科学の研究は失敗の繰り返しです。そのたびに失敗を受け止め、原因を徹底的に調べて改善策を考え抜く。世界的な研究者である先生たちは、知識も何もかも凄いのですが、とにかく失敗に対するスタンスが決定的に違うのです。そんな姿をそばで見ていたからこそ、失敗を恐れずチャレンジすることを覚え、それを土台に熟考することが習慣となっていきました。
まだ見ぬ新薬で多くの人を救う、それが私たちの大きな使命
今、私が勤めている企業は新薬の開発に特化した製薬会社です。学生時代、麻酔のメカニズム解明とATP(アデノシン三リン酸)の研究に取り組み、最先端医療の世界を垣間見たことが、この業界を目指すきっかけになりました。
私が就いているMR職の主な役割は、製薬と医療の現場の橋渡しです。薬は、人の健康な生活を維持する上で不可欠なもの。それを正しい情報を持って、必要な人に届けることが私たちの使命です。「あの薬のおかげで助かった」というお客さまからの声を聞いた瞬間は、心の底から喜びを感じます。最近ではテクニカル職も担当し、まだお届けできていないエリアに製薬を普及できるよう、市場分析などにも関わっています。
最先端の医療を切り開き、世の中に広めるには、とにかく試行錯誤を繰り返すしかありません。学生時代に数々の失敗と向き合い、試行錯誤をしてきた経験は、確かに今の自分を支えてくれていると思います。
私が就いているMR職の主な役割は、製薬と医療の現場の橋渡しです。薬は、人の健康な生活を維持する上で不可欠なもの。それを正しい情報を持って、必要な人に届けることが私たちの使命です。「あの薬のおかげで助かった」というお客さまからの声を聞いた瞬間は、心の底から喜びを感じます。最近ではテクニカル職も担当し、まだお届けできていないエリアに製薬を普及できるよう、市場分析などにも関わっています。
最先端の医療を切り開き、世の中に広めるには、とにかく試行錯誤を繰り返すしかありません。学生時代に数々の失敗と向き合い、試行錯誤をしてきた経験は、確かに今の自分を支えてくれていると思います。
※掲載内容は取材当時のものです。