2026年、文化学部がUPDATE!

あなたが気になるテーマは?
-
文化構想学科
デジタル
ヒューマニ
ティーズって、
なんだ? -
文化構想学科
あなたの
検索結果は、
信頼でき
ますか? -
文化構想学科
影響を与え
合ってきた
「西洋」と「東洋」 -
文化構想学科
西洋美術は、
難しくない! -
文化構想学科
ミスコミュは、
国際問題の
はじまり?! -
文化構想学科
ヨーロッパ
文学から
ようこそ、
死後の世界へ -
文化構想学科
異文化とは、
外国の文化
だけではない -
文化構想学科
ミュージカルから
エンタメ文化が
見えてくる -
文化構想学科
自分の
見たことを
表現
してみよう -
文化構想学科
キリスト教は、
ヨーロッパを
知る鍵 -
文化構想学科
英語の
先生に
なるには? -
文化構想学科
中世
ヨーロッパの
光と影 -
文化構想学科
語学を
学ぶだけが、
留学ではない -
文化構想学科
芸術作品は、
「作者」だけが
創るもの? -
文化構想学科
デジタルで
図書館は
進化する -
文化構想学科
国土も、歴史も、
壮大な
アメリカを
知ろう -
文化構想学科
世界中が、
日本のポップ
カルチャーに
注目! -
文化構想学科
新しい表現、
メディアアートを
学ぼう -
文化構想学科
図書館司書を
取得し、
情報を
使いこなす人へ -
文化構想学科
「フツー」って、
何? -
京都文化学科
千年の愛を
学ぶ -
京都文化学科
江戸時代の
名作をたずねて -
京都文化学科
京都の
夏の風物詩
祇園祭 -
京都文化学科
和歌の世界
-
京都文化学科
坂本龍馬の
手紙 -
京都文化学科
「粉もん」と
関西の
食文化とは? -
京都文化学科
京都の国宝、
その楽しみ方を
ご存知ですか? -
京都文化学科
日本美術を
見る感動、
知る喜び、
探究する愉しさ! -
京都文化学科
変わらないように
見えるものほど、
実は変わっている -
京都文化学科
手から手へ、
時代を超えて -
京都文化学科
美しい
日本庭園 -
京都文化学科
「千年の都」
平安京を
ひもとく -
京都文化学科
時代と共に
変化する
京都の町家 -
京都文化学科
受け継がれる
祭りや行事、
そして文化遺産 -
京都文化学科
京都で出会う、
芸能の今と昔 -
京都文化学科
京都文化を
英語で世界へ -
京都文化学科
京都の地下に眠る
歴史を知ろう! -
京都文化学科
知識と感動に
出会う場所を
プロデュース -
京都文化学科
人から人へ、
未来へ -
京都文化学科
枯山水の世界
-
文化観光学科
今、ますます
大切な
「グローバル」
発想 -
文化観光学科
「楽しい『だけ』
の観光」から
もう一歩先へ! -
文化観光学科
海外旅行、
楽しいけど
迷惑だったり? -
文化観光学科
地域地域で、
観光いろいろ -
文化観光学科
サブカルチャーと
観光の相性は? -
文化観光学科
一大産業になった
聖地巡礼 -
文化観光学科
メディアを
観光視点で
ぶった斬る! -
文化観光学科
アートを
観に行く、
が観光になる時 -
文化観光学科
ご当地グルメは
学問になるか? -
文化観光学科
観光地は
本当に観光で
出来ている? -
文化観光学科
他生の縁こそ
観光の醍醐味? -
文化観光学科
観光客も、
ホモサピエンス -
文化観光学科
歩き回ってこその
観光学! -
文化観光学科
いちげんさん、
お断りですって! -
文化観光学科
おもてなしって、
学ぶもの? -
文化観光学科
建築と景観から
日本を知る! -
文化観光学科
趣味は
ブラブラ
名建築鑑賞 -
文化観光学科
サスティナブルは
ブームじゃない -
文化観光学科
旅行先で
ごみ拾い!
デジタル
ヒューマニティーズ
って、
なんだ?

小説の中に出てきた地名を地図上にプロットし、主人公が歩いた道のりをVR空間上に再現する。作品の中で繰り返される植物の名前の出現頻度を可視化し、読みながらテキストに記録をしていく。デジタル技術の進展とともに、こうした新しい人文学の学びの方法=デジタルヒューマニティーズが生まれるのです。
おすすめ科目
デジタル
ヒューマニティーズ概論
歴史・文学・思想・芸術・・・いわゆる「文系」と呼ばれているこれらの分野に、デジタル技術を取り入れることで新しく生まれる化学反応がデジタルヒューマニティーズです。この授業では文化学部の教員がリレー講義形式でそれぞれの専門分野におけるデジタル化について語ります。
【このテーマを研究する教員】
須永 恵美子

あなたの検索結果は、
信頼できますか?

ネット上で検索すれば、江戸時代の版画でも18世紀のステンドグラスでも、あふれるほどの検索結果がヒットします。しかし、それは一体どこから来たデータなのでしょうか?実はAIが生成した画像であったり、誰かの手で改変されてはいないか? デジタル化の進行によって信頼のできるアーカイブの重要性が高まっているのです。
おすすめ科目
デジタルアーカイブ論
歴史資料や文化資産のデジタル化と活用について学びます。デジタル化の仕組みやその背景、図書館・博物館・美術館の事例を紹介しながら、実際に様々なサイトを体験し、自分の関心に合った資料との出会いを目指します。デジタルアーカイブを通じて、これまで出会えなかった遠方の資料や貴重な文化財に触れることができます。
【このテーマを研究する教員】
須永 恵美子

影響を与え合ってきた
「西洋」と「東洋」

「西洋」と「東洋」はそれぞれ違う文化を育んできたように見えるかもしれません。しかし実は、古代から現代にいたるまで両者のあいだには活発な交流がありました。そして私たちの文化もまた、他文化から影響を受けると同時に、他文化の成り立ちにも影響を与えているのです。その手がかりを美術史の分野から見てみましょう。
おすすめ科目
芸術文化特論A
美術史の基礎的な知識を習得したうえで、世界規模での美術史の流れを理解することを目指します。従来の多くの美術史の授業が「西洋美術史」「東洋美術史」と分断されてきました。その地理的区分を元にしつつ、地域を越境した文化交流の実態について講義します。また学生同士のディスカッションも行い、思考力も深めます。
【このテーマを研究する教員】
桑原 夏子

西洋美術は、
難しくない!

絵画を見るとは?西洋美術史って難しそう?そんなことはありません!いくつかの決まり事さえ押さえれば、美術鑑賞の楽しみや喜びは無限に広がります。中世から近現代にいたるまで、西洋美術史の重要人物や重要作例について、それがなぜ重要なのかなど、基礎的な知識を身につけましょう!
おすすめ科目
西洋美術史入門
西洋美術史の基礎的な知識を身につけるための授業です。古代から近現代を射程とし、重要な芸術家やその作品を取り上げ、美術史上の貢献について学びます。西洋美術のおよそ2000年の歴史についてポイントを押さえることで、次なる学びのベースを作ります。
【このテーマを研究する教員】
桑原 夏子

ミスコミュは、
国際問題のはじまり?!

グローバル化が進む社会では、文化と文化の衝突は避けられません。自文化での「当たり前」と相手の「当たり前」が異なると、意図が上手く伝わらず誤解が生じます。これが「ミスコミュ(ニケーション)」です。ちょっとした行き違いのはずが、いざこざのレベルに留まらず、国際問題へと発展してしまうなんてことも!
おすすめ科目
異文化
コミュニケーション論
この科目では、多文化社会で生きるために求められる異文化間コミュニケーションを円滑に行うことができる能力を身につけることを目指します。この分野の主要な概念を学び、文化やコミュニケーションについての理解を深め、異文化間のコミュニケーションにより生じうる摩擦や誤解を理解し解決する方法を見出していきます。
【このテーマを研究する教員】
加野 まきみ

ヨーロッパ文学から
ようこそ、死後の世界へ

イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリ(1265−1321)が死後の世界の旅を語る壮大な長編叙事詩『神曲』。地獄・煉獄・天国を巡る14233行の中にヨーロッパ中世の世界観と古代から同時代までの数多くの人間ドラマが凝縮されています。その足跡の大きさは計り知れず、後世の文芸作品に多大な影響を与えています。
おすすめ科目
ヨーロッパ文学論
ヨーロッパ文学を対象に古典から現代文学まで複数のテクストに跨るモチーフや形式(オデュッセウス、騎士道、枠物語、ソネットなど)を取り上げ、その特徴を観察したり比較したりすることによって見えてくるものについて考えます。
【このテーマを研究する教員】
宮坂 真紀

異文化とは、
外国の文化だけではない

異文化とは、外国の文化に限らず、世代やジェンダー、立場の違いによる文化の違いも含まれます。異文化理解の目的は、異文化に関する知識をただ増やすことではなく、異なる価値観やその背景を知ることで寛容さや共感力を育み、自文化を見直すきっかけを得ることにあります。異文化を理解する力は多様性を尊重する社会では不可欠な力と言えるでしょう。
おすすめ科目
アジア文化入門
近年、日本でさまざまな印象を持たれる中国文化を題材に「異文化の学び方」を学びます。具体的には言語・生活・歴史の側面から、中国の人々の行動の背景にあるモノの見方・考え方を解説します。長い交流の歴史がある日中の文化を比較し、自分たちの当たり前が必ずしも当たり前ではないことを知ることで、視野を広げて柔軟な思考力を養うことを目指します。
【このテーマを研究する教員】
久米 裕子

ミュージカルから
エンタメ文化が
見えてくる

『キャッツ』や『ライオンキング』のように、世界中どこで観ても同じクオリティのミュージカルが提供される背景にはどんな仕組みがあるのでしょうか?ミュージカルはどこで生まれ、どんな風に広がったのでしょうか?音楽や舞台の歴史を紐解くと、いま私たちが見たり聞いたりしているエンタメの長い文化が見えてきます。
おすすめ科目
舞台芸術文化論
この講義では、古代ギリシア劇からヨーロッパのオペラ、アメリカ発のミュージカル、日本のVOCALOIDに至るまで、音楽と舞台芸術の歴史を学びます。これまで音楽と舞台芸術はどう結びついてきたのでしょうか?昔と今の違いを私たちはどんなふうに感じるでしょうか?具体的な作品や社会的背景から考えていきます。
【このテーマを研究する教員】
田中 里奈

自分の見たことを
表現してみよう

何かを見て「すごい」と思ったとき、そのすごさを誰かに伝えたいと思ったことはありませんか?でも、体験を人に伝えるのは簡単じゃない。どこを見たのか。どんなふうに感じたのか。誰に伝えたいのか。そういった点に気をつけながら、自分の見たことを形にしていくと、自分の体験に対する解像度がグッと上がります。
おすすめ科目
文化構想フィールド演習
この演習では、テキストやデータからわからない生の情報を得るためにフィールドワークの方法を学びます。学んだ方法を使って現地を調査したら、その体験を第三者に伝える練習をします。自分の書いた文章や話した内容を誰かにシェアして話し合いながら、「見たことを表現する」力を実践的に身につけていきます。
【このテーマを研究する教員】
田中 里奈

キリスト教は、
ヨーロッパを知る鍵

世界三大宗教の一つであり、世界最大の信者数を擁する。歴史的人物であるイエスを救世主キリストとして信じる宗教であり、聖典は旧約聖書(ヘブライ語聖書)と新約聖書(ギリシャ語聖書)です。特にヨーロッパの歴史や文化を深く学ぼうとすればキリスト教の知識は不可欠です。
おすすめ科目
キリスト教文化入門
旧約聖書(天地創造、人間の起源、古代イスラエル民族の形成)、新約聖書(イエス・キリストの生涯と思想、使徒の伝道)の物語を紐解いていきます。またローマ帝国と迫害、ローマ教皇、十字軍、宗教改革といったキリスト教の歴史も概観し、文化的影響についても考えていきます。
【このテーマを研究する教員】
近藤 剛

英語の先生になるには?

文化構想学科では、英語科教員免許状の取得も可能です。中学・高校の英語教師になるためには、第二言語習得(SLA)の理論と最新の研究を理解することが重要です。言語学習の個人差、社会文化的要因、動機、コミュニケーション能力、SLA研究などを探求し、これらを教室の指導に統合する方法を学びます。
おすすめ科目
英語科教育法2、3
教材開発や実践的な教育経験を通じて、学生が理論に基づいて教育活動に取り組む機会を提供します。文法重視の指導法やコミュニケーション能力を重視した指導法を通じて英語を教えることにも慣れ親しみむことができます。講義やアクティブラーニング型の活動、学生による模擬授業を行い、学びを深めていきます。
【このテーマを研究する教員】
フアン
ジェリーユンテ

中世ヨーロッパの光と影

「中世」はおよそ5世紀から15世紀。栄光に満ちたギリシャ・ローマの古代と、それを再発見し取り戻そうとする「いま」=近代の間に横たわる、政治的混乱と文化的不毛の暗黒時代が「間の時代」=中世とされました。しかし現在は、真にヨーロッパ文化の礎が築かれた時代としてあらためて大きな注目を浴びています。
おすすめ科目
ヨーロッパの歴史
しばしば (誤って!)「暗黒時代」とされるヨーロッパ中世は、実は豊かな学問文化が栄えた時代でした。今では当然の大学という仕組みも、この中世に起源があります。中世の社会は教養や学問にどんな価値を認めたのか。当時の政治的文書、思想的テクストや文学作品、さらに美術作品なども利用しつつ多面的に考えてみましょう。
【このテーマを研究する教員】
梶原 洋一

語学を学ぶだけが、
留学ではない

みなさんは、海外に留学してみたいと思ったことはありますか?留学は語学力向上だけでなく、異なる文化や価値観を知り、自分の視野を広げる貴重な経験となります。多様な人々の考え方や生活習慣にふれ、日本にいるだけでは気づけない自分を見つめ直す機会にもなります。
おすすめ科目
留学フォローアップ
文化学部独自の留学プログラムを終えた学生が、留学中に体験したことを振り返る事後学習の授業です。授業は全て英語で行われるので、留学先で身につけた英語力をさらに高めます。留学体験をクラスメートと共有し、後輩に伝えていくことで、自己理解をさらに深め、将来のキャリア選択にも繋がります。
【このテーマを研究する教員】
小川 知恵

芸術作品は、
「作者」だけが創るもの?

芸術作品には、多くの場合、様々な人が関わっています。作品を創り出す人だけでなく、創作に影響を与えるかもしれない芸術家仲間や、作品を社会に届ける役割を果たす人もいます。そして、最後に加わるのは、作品を読んだり、観たり、聴いたりする私たちです。こうした共創によって、新たな文化的価値が生まれるのです。
おすすめ科目
文芸文化論A
英語圏の小説を分析する授業です。授業の一部で、デジタルアーカイブを活用して、20世紀にイギリスで刊行された文学・芸術雑誌を扱います。同じ雑誌に共に作品を発表していた小説家、詩人、画家、文芸評論家たちが互いに刺激しあいながら新しい思想や芸術の概念を生み出していった過程を学ぶことができます。
【このテーマを研究する教員】
中野 永子

国土も、歴史も、
壮大なアメリカを知ろう

日本の約25倍の国土を擁するアメリカ合衆国は、しばしば若い国などといわれます。しかし連邦憲法制定から240年近く、すなわち日本国憲法下のわが国よりおよそ3倍もの長い歳月、連綿と国家を運営し、初代から第47代まで45人の大統領を、憲法第2条にもとづいて選び続けてきました。その驚異的な生命力の秘密を探ってみましょう。
おすすめ科目
アメリカ文化論A
講義では、このように「長く」、興味深いアメリカ合衆国の歴史を、先住民の世界から現代にいたるまで、ビジュアルな教材等も活用しつつ、簡潔かつ丁寧に概観してゆきます。その際、高校世界史の知識に自然に接続、連続する形で、さらに広く、深く、アメリカ史の知識が得られるように工夫されたテキストを活用します。
【このテーマを研究する教員】
和田 光弘

PROFILE
専攻は西洋史です。とりわけ古い時代のアメリカ史(植民地時代や独立革命期)を勉強してきました。したがって長い歴史的視座から、アメリカという国を考えています(岩波新書の拙著をご覧ください。韓国語版も出ています)。
世界中が、
日本の
ポップカルチャーに
注目!

大島渚『忍者武芸帳』 提供:大島渚プロダクション
ポップカルチャーは、日本語にすると大衆文化と呼ばれ、アニメーション、漫画、映画、テレビ、ポップミュージック、ゲームなどの表現を幅広くその対象とします。近年、デジタル化による流通の発展で、日本のポップカルチャーに対する関心は国際的にも高まっており、その研究や学習が担う役割は、大きくなっていくでしょう。
おすすめ科目
ポップカルチャー論
ポップカルチャーと呼ばれる大衆向けの文化全般を取り上げます。アニメーション、漫画、映画、テレビを中心に、ポップミュージック、SNSなどの表現を対象とします。現代社会における様々な文化表現に対し、カルチュラル・スタディーズ、メディア論、映像論、記号論などを用いて、それらを理解する方法を学びます。
【このテーマを研究する教員】
平澤 剛

PROFILE
これまで東京を拠点に日本の映像文化を専門にしながら、アメリカ合衆国、フランス、イギリス、オランダの大学、シネマテーク、美術館などに滞在し、学術研究とともにプログラムやキュレーションなどの実践活動をおこなってきました。
新しい表現、
メディアアートを学ぼう

メディアアートとは、コンピューターや電子機器などを用いておこなわれる芸術表現の総称です。科学技術の発展とともに表現の形態や内容は変化し続けているため、その研究や学習は体系化されていません。メディアアートを学んでいくことには、新たな研究や表現が生み出される環境をともに作り出していく面白さがあるでしょう。
おすすめ科目
メディアアート論
本講義では、科学技術を駆使したメディアアートと呼ばれる芸術表現を取り上げます。最新のコンピューターや電子機器を用いた新しい表現として、芸術的、大衆文化的に定着していますが、現在の作品や動向とともに、インターメディア、ビデオアートと言った初期のメディアアートなど、その歴史的背景を学んでいきます。
【このテーマを研究する教員】
平澤 剛

PROFILE
これまで東京を拠点に日本の映像文化を専門にしながら、アメリカ合衆国、フランス、イギリス、オランダの大学、シネマテーク、美術館などに滞在し、学術研究とともにプログラムやキュレーションなどの実践活動をおこなってきました。
図書館司書を取得し、
情報を使いこなす人へ

読書の場、学習の場、情報センターとして地域の「知」を支える図書館。本学ではこうした「知の専門職」である図書館の司書資格を取得できます。司書は本(情報)と人(利用者)とをつなぐ重要な仕事。司書資格科目ではサービスを提供する仕組みはもとより各種データベースの利用法など、多様な知識と技術を学びます。
おすすめ科目
図書館概論
学びの場としてだけではなく、賑わいの切り札としても注目されることが多くなった地域の図書館。その形態は自治体ごとに多様ながら、それぞれ⽣涯学習社会、⾼度情報化社会における役割を果たすため日々進化しています。この科目では図書館を総合的に理解できるよう、最新の情報を含め基礎的知識を広く学びます。
【このテーマを研究する教員】
園田 俊介

「フツー」って、何?

「女は女らしく」?「男は男らしく」?「異性愛が自然で当たり前」? それが「フツー」なのでしょうか? 性にまつわる「フツー」にモヤモヤすることはジェンダーやセクシュアリティについて考える出発点です。大学で学ぶジェンダー論はあなたのモヤモヤをきっと晴らしてくれるはず。モヤモヤを大切に!
おすすめ科目
思想文化論B
私たちは、「男は男らしく」「女は女らしく」、「異性愛が自然で当たり前だ」といった見方が「常識」という形をとった偏見や差別、規範がまだまだ根強い社会を生きています。本講義では、そのようなジェンダー規範や異性愛規範を批判的に考えるための「フェミニズム/クィア理論」を紹介・解説します。
【このテーマを研究する教員】
藤高 和輝

千年の愛を学ぶ

『源氏物語』は平安時代に紫式部によって書かれた長編の作り物語です。絶世の美男子、光源氏を中心として、貴族社会の恋愛とその苦悩を生き生きと描写しています。日本文学史上の最高傑作と評価され、後世の文学作品に大きな影響を与えました。現代においても愛読され続けています。
おすすめ科目
基礎演習
演習Ⅰ
京都には光源氏が若紫と出会った鞍馬寺や、薫の君が美しい姉妹との恋に悩んだ宇治の地など、『源氏物語』の舞台となる場所が数多くあります。この授業では、『源氏物語』の原文を読み解くとともに、これらのゆかりの地を実際に訪れ、現在の様子を調査することで、物語の背景を深く理解します。
【このテーマを研究する教員】
雲岡 梓

江戸時代の
名作をたずねて

戦国時代が終わって江戸時代になると、人々の暮らしは安定して経済的・時間的余裕ができ、学問・芸術などを楽しむゆとり生まれます。幕府や大名は家臣たちに学問を奨励し、その風潮は庶民層にも浸透してゆきました。その結果、自由と活気に満ちた様々な文学作品が生み出されました。
おすすめ科目
歴史文化特論Ⅱ
(日本古典文学)
江戸時代には多数の有名な文学作品が生まれましたが、中学校・高等学校の古典の授業ではほとんど取り上げられません。そこでこの授業では、曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』、井原西鶴の『好色一代男』、恋川春町の『金々先生栄花夢』、上田秋成の『雨月物語』など、江戸時代の著名な作品の内容を幅広くご紹介いたします。
【このテーマを研究する教員】
雲岡 梓

京都の夏の風物詩
祇園祭

日本三大祭の一つに数えられる祇園祭は、34基の豪華で巨大な山や鉾が都大路を巡行する山鉾行事でよく知られています。ユネスコ世界無形文化遺産にも指定されており、世界中から100万人を超える観光客が押し寄せます。平安時代から先人たちが脈々と受け継いできた祇園祭は、京都の誇り、また象徴といってもよいでしょう。
おすすめ科目
京都文化フィールド演習
京都文化フィールド演習Ⅱ
京都文化フィールド演習Ⅲ
教室での講義が半分、現場に出て祇園祭の運営に参加する宵山実習が半分の、ユニークな授業です。祇園祭を通じて京都文化の奥深さを知り、その上で世界規模の祭礼行事の担い手となって、鉾町に入り込み、祇園祭を盛り上げる。ここでしか味わえない「ほんまもんの京都」が満喫できる、世界でただ一つのプログラムです。
【このテーマを研究する教員】
小林 一彦

和歌の世界

和歌は、四季折々の日本の美しさをうたいあげる文芸です。桜を雲に、紅葉を錦とみる「見立て」や、梅に鶯などの「取りあわせ」の美意識も、『古今和歌集』によって完成されました。西陣の帯の柄、蒔絵など工芸品の図案、さらに京料理の盛りつけ、京菓子の銘に至るまで、京の文化を読み解く鍵は和歌にあるのです。
おすすめ科目
京都の文学
日本には、西洋のように時間は一方向に流れず、めぐり、循環するものであるという価値観がありました。『古今和歌集』や『新古今和歌集』には、自然ばかりではなく、人の心もうつろいゆくもの、という思想が色濃く感じられます。恋も友情も、すべてはうつろう。だから美しい。京の文化を読み解く手ほどきを味わって下さい。
【このテーマを研究する教員】
小林 一彦

「粉もん」と
関西の食文化とは?

関西地方の食文化の特徴の一つに「粉もん」文化という、小麦粉を使った料理に対する呼称があります。具体的には、うどん、ラーメン、ラーメン、お好み焼き、串カツなどが思い浮かびます。関西地方の食文化成立の背景には、江戸時代の京都や大坂に全国各地から食材が集まり、流通の拠点として栄えたことが考えられます。
おすすめ科目
日本食文化入門
「食」を文化的に捉えるということは、その対象がなぜ現代社会に存在するのか、どのような理由で食されるのかなど、食にかかわるモノやコトの本質を考える作業です。「京都のタケノコはどうして美味しいのか」、「日本人はどうしてラーメンを好んで食べるのか」など、それについて書かれた文献や史料を紐解き考察します。
【このテーマを研究する教員】
笹部 昌利

京都の国宝、
その楽しみ方を
ご存知ですか?

国宝を見て「すごい」とは思っても、どこに注目したら良いかわからずに、何となく通り過ぎてしまっていませんか? 例えば、仏像は手の形によって様々なメッセージを発し、屏風は立て方ひとつで絵の構図や室内空間を自在に変容させます。こうした知識や視点を踏まえて鑑賞すると、より深く美術を楽しめるようになるはずです!
おすすめ科目
京都の美術
平安時代以来、政治・文化の中心であった京都には、日本美術史を代表する名品の数々が現存しています。この授業では、京都の美術を取り上げ、その魅力や鑑賞のポイントをわかりやすく解説します。数多くの国宝や重要文化財が残る京都の地で、日本美術の豊かな世界への扉を開いてみませんか?
【このテーマを研究する教員】
高橋 早紀子

日本美術を見る感動、
知る喜び、
探究する愉しさ!

教科書やポスターなどで一度は目にしたことのある日本美術の名品の数々。しかし、ホンモノを見たことがある方は、意外に少ないのではないでしょうか? 日本文化の集積地である京都だからこそ経験できる、ホンモノを見る感動、知る喜び、探求する愉しさは格別です!
おすすめ科目
基礎演習
絵画や彫刻といった美術作品を対象として、その歴史について研究する美術史学という学問があるのをご存知ですか? 美術史学の研究の出発点は、作品の詳細な観察。この授業でも、京都を中心に美術館・博物館や神社仏閣へ見学に行き、ホンモノを見てそこから様々な情報を引き出し、“生きた知識”を身につけます。
【このテーマを研究する教員】
高橋 早紀子

変わらないように
見えるものほど、
実は変わっている

機械や人工知能(AI)が進化し続ける現代でも、京都では多くの手仕事が受け継がれています。伝統産業について学ぶことは、日本の文化や暮らしと深く関わるものづくりの変化を知るだけでなく、昔の人々の考え方や大切にしてきた思いを理解することにもつながります。
おすすめ科目
伝統産業論
京都の伝統的なものづくりの特徴を学び、手仕事の魅力や役割、意義について考えていきます。そして、京都ならではの地域の特徴や強みを生かした産業の工夫を知り、時代の変化に適応しながら継承される伝統産業の在り方について一緒に考えてみましょう。
【このテーマを研究する教員】
成田 智恵子

手から手へ、
時代を超えて

伝統工芸は、自然の恵みと人々の創意工夫によって育まれ、各時代・各地域の生活文化や産業を支えてきました。伝統工芸を通じて受け継がれてきた先人たちの技や知見、感性は、現代の日本の暮らしの中にも確かに息づいており、日々の生活に豊かさと彩りをもたらしています。
おすすめ科目
京都の伝統工芸
木や竹、漆、絹、綿、土、石、金属など、伝統工芸にはさまざまな天然素材が用いられています。地域ごとの素材の特徴を生かした環境にやさしいものづくりには、地域資源を活用し、持続可能な社会を実現するための知恵が込められています。この授業では、各種の伝統工芸の歴史や特徴について学びます。
【このテーマを研究する教員】
成田 智恵子

美しい日本庭園

日本庭園と一口に言っても、つくられた時代・様式・用途も様々です。今では、海外でつくられた庭でも「日本庭園」と呼ばれるものもありますので、とても複雑で定義しにくい概念です。その根源と発展を理解するには千年以上の間、日本の政治・経済・文化の中心であった京都に戻らなければなりません。
おすすめ科目
京都の庭園
龍安寺や天龍寺、金閣寺や銀閣寺など、京都には日本庭園を代表するような名園がたくさんあります。しかし、庭は人間と自然と時間がともに作り上げた生きものですから、凝固された芸術作品と違って常に変化し続けています。この授業では、京都の名園が時代とともにどのように変化して、今まで伝わってきたのかを紹介します。
【このテーマを研究する教員】
マレス
エマニュエル

「千年の都」平安京を
ひもとく

平安京は794年に桓武天皇によって営まれ、以来、千年にわたり列島社会の政治・経済・文化の中心地として機能しました。平安京の痕跡を探り、その痕跡の意味を考えることは、過去と現在をつなぎ、未来を展望する試みに他なりません。
おすすめ科目
歴史文化特論Ⅰ(日本史)
平安京は、世界に類がないほどさまざまな歴史資料に恵まれた古代都市です。近年、平安京跡の発掘調査では、仮名が書かれた土器や都を取り囲む羅城(らじょう)跡なども見つかっています。この授業では、最新の研究成果に基づき、平安京のリアルな姿をあきらかにします。
【このテーマを研究する教員】
吉野 秋二

時代と共に変化する
京都の町家

暗くて、寒くて、じめじめした住まい、というのは30年ほど前までの町家のイメージです。今では町家カフェ、町家ホテル、憧れの町家住まいなどなど…。いったい何が変わったのでしょうか?ハードとしての町家は何も変わってはいませんが、その中での生活の営み、生活の知恵や美意識が理解されるようになってきたのです。
おすすめ科目
京都文化フィールド演習
何気ない日常というのはなかなか気づかないものです。京都にはそうした生活文化がまだまだたくさん息づいています。多くの人々が集住する都市での暮らしを、少しでも快適に、少しでも美しくしたいという細やかな生活者の知恵や発見がつまった空間、それが町家という都市住居です。
【このテーマを研究する教員】
村上 忠喜

受け継がれる
祭りや行事、
そして文化遺産

京都には数多くの祭りや伝統行事が伝えられています。そうした行事の発生は地縁社会が由来のもの、寺院や公家や宮中からの伝来、同じ商売をする人たちが作り上げてきたもの等、非常にバリエーションに富み、それぞれの時代の特徴を今に伝えています。そうしたものの多くが、文化遺産として顕彰されてきました。
おすすめ科目
民俗学入門
現在、祭りや伝統行事の継承には、これまでとは違った大変さを伴います。先の東日本大震災で、伝統行事の継承がいかに地域復興に寄与したかが立証されました。パブリックな存在としての祭りや伝統行事の再評価を通して、地域の文化や社会を考えてきましょう。
【このテーマを研究する教員】
村上 忠喜

京都文化を英語で世界へ

グローバル化が進む現代において、自文化を理解し他者に伝える力は不可欠です。多様な文化が交差してきた京都は、世界中の人々が訪れる地であり、その文化を英語で発信することは、視野を広げ国際社会と繋がる手段となります。未来に向け、文化を通じた他者との関わりを育む貴重な学びとなるでしょう。
おすすめ科目
Exploring Kyoto Culture I
この授業では、英語で京都の儀礼と芸能(葵祭、祇園祭、薪能など)を学び、見学を通して季節、歴史、共同体との繋がりを考察します。能を例に、儀礼から芸能への発展や意味を学びます。留学生と日本人学生が共に意見交換することで、多様な視点から京都文化への理解を深めます。
【このテーマを研究する教員】
ペレッキア
ディエゴ

京都の地下に眠る
歴史を知ろう!

考古学は物質資料(遺物・遺構・遺跡)から人類の歴史を考察する学問です。現在、京都市内では旧石器時代から江戸時代まで約1,100か所の遺跡が見つかっており、その中には日本史の教科書に登場する遺跡も含まれています。これらの遺跡・遺物の調査・研究から新しい事実が次々と明らかになってきています。
おすすめ科目
日本考古学
考古学は「物言わぬ」物質資料を研究対象とすることから様々な研究法が活用されています。遺跡や遺物を発掘するには? 遺跡や遺物の年代を知るには? 遺跡や遺物から昔の生産・生活の技術を明らかにするには? 昔の社会構造や精神活動を推測するには? 京都の考古資料を中心に考古学研究の様々な課題を検討します。
【このテーマを研究する教員】
山本 雅和

知識と感動に
出会う場所を
プロデュース

博物館学芸員は、博物館や美術館だけではなく、科学館や天文台、動物園・水族館・植物園など博物館法で定められた施設で活躍する職業です。その業務は幅広く、展示企画・展示解説をはじめ収蔵品の収集、保管管理、ワークショップ・講演会・地域連携事業などの普及啓発活動で活躍することができます。
おすすめ科目
博物館概論
博物館の目的、関連法令、博物館の種類、博物館の歴史をはじめ、学芸員資格の取得に必要な必修科目の概要について紹介します。授業を通じて学芸員として必要な知識・心構えを習得するとともに、学芸員に求められる専門科目の基礎を学ぶことを目的としています。
【このテーマを研究する教員】
山本 雅和

人から人へ、未来へ

世界には、各時代や地域の社会で大切にされてきたものがあります。例えば絵画、彫刻、書跡、文書など、寺院や宮殿、城などの建築や庭園、記念碑、陶器や漆器、また祭りや芸能など。このような有形・無形の文化の所産は、時に地中に埋められ、また人によって守り伝えられて、現在、文化財と呼ばれています。
おすすめ科目
文化財入門
文化財は長い歴史の中で人によって作り残されてきました。そのすばらしさをグローバルな視野で捉えます。例えば、整理・分類のあり方や、歴史的な認識の変遷。加えて、技法や材料、顕微鏡を通したミクロの世界、科学分析で解明できること、さらに保存と活用についてなど、多角的に紹介し、その意義を考えます。
新規採用予定
教員

PROFILE
文化財にかかわる歴史、文化史、美術史、保存・整理、古典技法研究などを通して、文化財の認識の変遷を研究しています。また文化財の鑑賞教育がもたらす豊かさの普及にも取り組んでいます。
枯山水の世界

枯山水とは、水を用いずに石や植物だけで作られた庭のことです。龍安寺の石庭がその代表例で必ず教科書に載っています。一般的には室町時代に確立された様式として紹介されていますが、実は平安末期に書かれた「作庭記」という造園書にすでに現れた言葉で、今や海外でもよく作られています。
おすすめ科目
京都文化特論XI
枯山水は日本庭園を代表する様式としてよく紹介されていますが、その他にも、池庭や茶庭もあります。さらに言えば、寝殿造庭園、書院造庭園、廻遊式庭園などもあります。それでは、日本庭園をどう紹介すればいいのか?この授業ではこれまでの日本庭園史の分析をしながら、新たな切り口を探ってみます。
【このテーマを研究する教員】
マレス
エマニュエル

今、ますます大切な
「グローバル」発想

皆さんは旅行中、思いがけない経験や体験をしたことはありませんか?国内での体験ももちろん、海外で見聞きや経験したことが、あなた自身の成長に繋がっているかも。あるいは、国内で出会った外国人の方から面白くて学べる話を聞いたりしたかも。グローバルな観光展開は、地域社会はもちろん、人々も変えていくのです。
おすすめ科目
演習Ⅰ
地域の伝統・文化・アイデンティティが、いかにグローバルな旅と結びついているのかを探究します。身近な事例研究、インタラクティブなディスカッション、そして実際の事例を通じて、観光という切り口から現代世界への理解を深めていきましょう。
アイシャ
アスタリ

PROFILE
グローバル・ツーリズムを教えています。観光はただの旅行じゃなく、文化や人との出会いを通してその土地のストーリーを知ることができます。一緒に“本当のツーリズム”を学びましょう!
「楽しい『だけ』の
観光」から
もう一歩先へ!

観光って楽しいですよね?でもそれだけで良いのでしょうか?「見え」ているけど「観え」ていないものってありませんか?他の人にガイドする立場なら、今「見え」ているもう一歩先まで「観え」る力が必要かもしれません。自分自身が「観え」るように、他の人にも「魅せ」られるようになれたら素晴らしいって思いませんか。
おすすめ科目
Exploring TourismⅣ
この科目では、英語でガイドできることを目指すべく、観光の「背後」にある意味を「批判的な視点(クリティカル・シンキング)」をもって学びます。何気なく観光していると、楽しくはあるものの「そこ止まり」になってしまいます。魅力的な観光経験を英語で共有できるには、もう一歩深く見通し考える力が必要になるのです。
アイシャ
アスタリ

PROFILE
グローバル・ツーリズムを教えています。観光はただの旅行じゃなく、文化や人との出会いを通してその土地のストーリーを知ることができます。一緒に“本当のツーリズム”を学びましょう!
海外旅行、楽しいけど
迷惑だったり?

皆さんの地元は外国人観光客の方、増えていますか?観光客相手のお店ができて賑わっているかも。でも、その場所に元あったお店はどうなったのでしょう?一方、古くからあるお店が、観光客対応で外国語を勉強したり新商品を展開してみたり。そう言えば、日本人の海外旅行も多いですね。同じことは他の国でも起きているかも。
おすすめ科目
グローバル観光論
グローバルに展開される今日の観光が、地域の暮らしや文化、伝統や社会、そして人々のアイデンティティにどのような影響を与えるかを考え直してもらう科目です。この授業で学んだことと皆さんの実体験をもとに、グローバル化した観光が地域に与える実際の有り様を振り返り、考察を深めてもらうきっかけとなればと思います。
アイシャ
アスタリ

PROFILE
グローバル・ツーリズムを教えています。観光はただの旅行じゃなく、文化や人との出会いを通してその土地のストーリーを知ることができます。一緒に“本当のツーリズム”を学びましょう!
地域地域で、
観光いろいろ

ニュースを見ていると、「地域にもっと観光客を!」と言ったり、「オーバーツーリズムだ!観光客はもういらない!」と言ったり。世界的に急増した観光客は、「偏在」しています。観光客に来てほしくて魅力を伝えたい地域もあれば、増えすぎて魅力が失われかねない地域もあります。観光の望ましい形は地域それぞれなのです。
おすすめ科目
観光と地域社会
地域社会それぞれで、目指すべき観光の姿は異なります。その理由も様々で、昔から観光客が多かったのか、位置関係や地形的にはどうか、周辺が観光地かどうかなどでも変わります。観光客が多すぎるなら?地域の魅力が観光客に知られていないなら?魅力が見つからないなら?様々な事例を基に具体的に解説していく科目です。
【このテーマを研究する教員】
奥野 圭太朗

サブカルチャーと
観光の相性は?

今の時代、観光客は歴史や文化、伝統だけを目的に京都を訪れるわけではありません。アニメやマンガ、ゲームなど、日本のサブカルチャー作品は海外でも好まれますが、若い世代の外国人観光客は、サブカルチャーから日本に興味を持ち、その興味に従って各地を観光しています。サブカルチャーと観光は、お互い影響するのです。
おすすめ科目
ツーリズムと現代文化
この科目では、サブカルチャーなど現代文化と観光の関係について、様々な事例をベースに、良い面悪い面含め、多様な観点から考えてみます。ゲームやアニメなど、皆さんに馴染みのある物事も多く取り扱います。今日では、サブカルチャーは新しい文化を知る入り口、行ったことのない目的地に行く理由にもなるのですから。
【このテーマを研究する教員】
奥野 圭太朗

一大産業になった
聖地巡礼

アニメやマンガ、ゲームで出てきた場所、行ってみたいと思ったことはありませんか?このような観光は「アニメ聖地巡礼」などと呼ばれ、今日では一大ブームです。アニメに出てきた場所に行って、キャラクターの描かれたグッズやお土産品を買ったことのある人もいるでしょう。地域の産業や賑わいに貢献したりもするのです。
おすすめ科目
演習Ⅰ
サブカルチャー観光の教員が担当するゼミでは、卒業研究のテーマに「アニメ聖地巡礼」を選ぶ学生も。アニメやゲームで出てきた地域が賑わうことは良いことですが、そのような地域を詳しく見ていくと、状況も様々で、人々の「想い」も様々だったり。詳しく話を聞いてみると、思いもよらない事が聞ける場合もあったりします。
【このテーマを研究する教員】
奥野 圭太朗

メディアを観光視点で
ぶった斬る!

観光視点でぶった斬らなくとも世間から斬り刻まれているメディアもあるようで。テレビや新聞などの大手メディアだけが「メディア」と呼ばれた時代は終わりを告げ、SNSの社会インフラ化によって、個々人の発信すらも「メディア」と捉えざるを得ない世界となっています。そんなリアルタイムの「メディアと観光」を考察します。
おすすめ科目
観光メディア論
授業では「そもそもメディアって、何?」というところから入ります。旅行番組や観光ガイドブックは、分かりやすくメディアでありましたが、個人のSNS発信もメディアとして認めるならば、観光という行為そのものもメディアと呼べるのではないでしょうか。他人に影響を与える以上に自分自身を啓発するメディアとしての観光、未知の領域に挑みます。
新規採用予定
教員

PROFILE
観光とメディアも観光と芸術も、前例の多い分野ではありません。なので、不思議に感じたポイントや興味を抱いた視点が、全てブルーオーシャンな研究対象の可能性大です。一緒にワクワクする航海に出かけましょう!
アートを観に行く、
が観光になる時

好きな作家の展示会を観るために遠出する。旅行に来たら興味ある展示会をやっていたので観に行く。旅先で時間が余ったのでフラっと地元の美術館に行く。美術鑑賞だけではもったいないなと、宿泊して名所旧跡なども巡る。遠く離れたところでもいい展示会をやっていないかネットで探す。どれが、観光?これは、観光じゃない?
おすすめ科目
観光と芸術
キーワードの説明では美術に絞って書いてみましたが、そもそも芸術って、美術だけでなく、文芸、音楽、演劇から最近ではマンガやアニメも十分に芸術の範疇であり、メディアアートなども文字通りアートであり、はてさて、どこかにフォーカスして考察するか、とっ散らかして議論するか、いずれにしてもまだ見ぬ世界が待っています!
新規採用予定
教員

PROFILE
観光とメディアも観光と芸術も、前例の多い分野ではありません。なので、不思議に感じたポイントや興味を抱いた視点が、全てブルーオーシャンな研究対象の可能性大です。一緒にワクワクする航海に出かけましょう!
ご当地グルメは
学問になるか?

旅行に出かけると旅先でまず調べたくなるのは、そこならではの「ご当地」グルメ。たくさんの人の興味をひく対象だけど、大学の勉強としては「ちょっと軽い?」。そんなことはありません。研究の視点を学べば、それが重要な社会現象であるとわかります。
おすすめ科目
観光文化まちづくり論
人口が減って活気が失われつつある場所が多いといわれる地域で、観光をうまく利用して、地域の文化や価値観を守りながら、経済的な利益も得るという、今の日本にとても大切な方法、「観光まちづくり」。この授業でたっぷりそれを学べます。
寺岡 伸悟

PROFILE
京都の大学・大学院を出て、地域文化のフィールドワークを中心にまちづくりや文化、観光の調査研究をしてきました。現代社会を知る社会学と観光学の両方から、いろんなお話をします!
観光地は本当に
観光で出来ている?

皆さんが知っている観光地とテーマパークの違いはなんでしょう。観光地には、そこで生活している方がいて、学校や会社があり、地域の文化があります。観光は地域を活気づけますが、それで迷惑をこうむる人もいるかもしれません。観光は何のためにあるのか、観光に何ができるのか。文化と観光の関係は? 考えてみてほしいことがらです。
おすすめ科目
文化観光学概論
文化観光学科の学びの入口となる授業です。私(寺岡)をはじめ、文化観光学科の教員が、それぞれの経験を、リレー形式で講義します。文化観光についての視野がぐっとひろがると思います。
寺岡 伸悟

PROFILE
京都の大学・大学院を出て、地域文化のフィールドワークを中心にまちづくりや文化、観光の調査研究をしてきました。現代社会を知る社会学と観光学の両方から、いろんなお話をします!
他生の縁こそ
観光の醍醐味

「袖すり合うも他生の縁」という言葉を聞いたことがありますか。ちょっとすれ違っただけでも、その出会いには深い縁が隠れているかもしれない、という意味です。大げさかもしれませんが、今日の出会いが明日の自分や社会を変える、まさにその一つが観光なのです。
おすすめ科目
観光社会学
SNSが発達して家にいても世界の様子がわかる現代でも、観光に行く人は増えています。なぜ皆観光したがるのか。観光が日本や世界に与える影響、功罪はなんだろう。この授業では、観光こそが現代社会や「私」を考える糸口になることを説明します。
寺岡 伸悟

PROFILE
京都の大学・大学院を出て、地域文化のフィールドワークを中心にまちづくりや文化、観光の調査研究をしてきました。現代社会を知る社会学と観光学の両方から、いろんなお話をします!
観光客も、
ホモサピエンス

観光という事象は、ヒトの営みや都市社会、自然や文化とどのような関わりをもってきたのでしょうか。交流を通じた「楽しみ」「共感」「遊び心」などのヒトの気持ちとどう結びついているのでしょうか。対話の基本構造、出会いと移動の歴史、異文化へのまなざしについて理解を深めながら、観光や交流の意味を考えていきましょう。
おすすめ科目
観光人類学
ヒトは旅にでて、未知の他者や異文化と出会い、交流を通じて相互の理解が深まり、新たな文化が創出されていきます。対人関係やコミュニケーションの枠組み、地域のアイデンティティの形成、モビリティと都市の進化など、人類の発展を基軸とした多様な視座より洞察を深めていきます。
【このテーマを研究する教員】
中野 宏幸

おもてなしって、
学ぶもの?

「おもてなし」は、現代に生きる京都の観光文化として、魅力を際立たせるものの一つですが、学問的には確立したものがありません。なぜこうした精神が育まれたのか、京都のもてなしは特別なのかなど、多くの疑問も沸いてきます。「おもてなし」に関わる話をたくさん聞いて、自分流の「おもてなし」を見つけましょう。
おすすめ科目
おもてなし文化論
京都の観光に期待されているもてなしやそれを実現するための施策、文化施設におけるホスピタリティ、京都の各界におけるもてなしの具体例やその精神について、第一線で活躍する行政関係者、専門家、女将、家元、シェフなどをゲストで招き、生きた教訓を学びます。それをどう人生や生活に生かすかは、あなた次第です。
【このテーマを研究する教員】
平竹 耕三

建築と景観から
日本を知る!

「日本って何だろう?」そんな素朴な疑問に、建築や景観が答えてくれるかもしれません。お寺や町家、高層ビルや駅前の広場―じつはどれも、日本らしさがギュッと詰まったヒントの宝庫!身近な風景から、日本の魅力を一緒に発見しましょう。
おすすめ科目
京都の建築と景観
京都には古建築はもちろん、明治以降の近現代建築も多く現存しています。平安時代から現代に至るまで、名建築が集積する世界でも希有な都市です。本講では、京都の建築と景観を通して、日本建築に通底する美意識や文化の特質に迫り、その本質への理解を深めます。
前田 尚武

PROFILE
小学校1年生の時、漫画で見た建築に感動し建築家を志し、高校から京都で建築巡りを重ねる生粋の建築オタクです。設計や都市開発を経て、20年以上美術館で学芸員を務め、建築士と学芸員の経験を生かした仕事に挑戦しています。
趣味はブラブラ
名建築鑑賞

「あなたの趣味は何ですか?」と聞かれたら、「建築鑑賞」と答えてみませんか。休日は名建築を求めて街をブラブラ。おしゃれすぎる美術館や、未来的な駅ビルに出会えることも!建物を観て「素敵!」と感じたら、あなたももう立派な“建築オタク”の仲間入りです。
おすすめ科目
文化観光フィールド演習
建築鑑賞には、歴史や記憶を読み解く「時間の美」と、空間構成や素材、匠の技が融合した「空間の美」を感じ取る力が求められます。本演習では、京都に現存する古建築から現代建築を巡り、建築が語る美に触れ、現代人の視点から鑑賞・観察する力を養います。
前田 尚武

PROFILE
小学校1年生の時、漫画で見た建築に感動し建築家を志し、高校から京都で建築巡りを重ねる生粋の建築オタクです。設計や都市開発を経て、20年以上美術館で学芸員を務め、建築士と学芸員の経験を生かした仕事に挑戦しています。
サスティナブルは
ブームじゃない

「サスティナブル」という言葉は、メディアで見かけない日はないくらい世の中にあふれています。でも、実際の社会で「サスティナブル」を実現しようとすると、世代を超え長い年月をかけた地道な取り組みが必要とされます。これは、一過性のブームで到底対応できるようなものではありません。
おすすめ科目
サスティナブルツーリズム論
今の私たちが楽しんでいるような観光を、自分の子どもや孫の世代でも同じように楽しめているのでしょうか?そんな素朴な疑問から、この授業は「持続可能な観光」のあり方を考えます。環境・社会文化・経済の観点をふまえ、誰が何をどうすべきかなど私たちの身近な事例から学んでいきます。
山本 芳華

PROFILE
「私たちの子どもや孫に今よりもよりよい環境をどうやったら引き継ぐことができるか」をテーマに未来の観光のあり方について研究しています。美しい自然に囲まれた京都を舞台に環境と観光のバランスを学びましょう。
旅行先でごみ拾い!

京都には「門掃き(かどばき)」という文化があります。自分の家の前だけでなく、お隣さんの境界より少し超えたところまで毎朝きれいに掃除をするのです。京都の街並みが美しいのは、こうした地域の人々の努力の賜物。これからの観光では、観光客も旅行先の土地を美しくする行動がもとめられてくるでしょう。
おすすめ科目
観光と自然環境
観光を通じて自然環境をどのように守るのか、さらに一歩進めて今よりもっと環境を良くできないかについて考えます。観光に関わる様々なアクターが何をするべきなのか、限りある貴重な自然環境を守り育てていくための方策をさまざまな事例を用いて学びます。
山本 芳華

PROFILE
「私たちの子どもや孫に今よりもよりよい環境をどうやったら引き継ぐことができるか」をテーマに未来の観光のあり方について研究しています。美しい自然に囲まれた京都を舞台に環境と観光のバランスを学びましょう。