小林 一彦

KOBAYASHI KAZUHIKO
文化学部 京都文化学科 教授
学位
文学修士
専門分野
日本古典文学

研究テーマ

日本古典文学

高校生に向けた研究内容の紹介

日本の古典文学について研究しています。日本文学は世界でもたいへん長い歴史をもっています。日本人が何に感動し、何を美しいと感じて生きたか。日本人の美意識について、古典和歌の読み解きから、明らかにしようと試行錯誤をしています。それにはテキストの選定がまず第一で、古い写本を比較して善本を選定する、地道なテキスト研究にも力を注いでいます。

ゼミナール/研究室のテーマ

京都の観光振興・地域連携・社会人基礎力の育成

祇園祭の新たな「授与品」を企画・開発

京都に根づく一流の文化や人に触れ、伝統を五感で学ぶ」をテーマとするゼミナールです。特にメインの活動となっているのは、京都が誇る「祇園祭」への参画です。
これは運営母体である保存会と連携して行う本格的なもので、京都文化を肌で感じながら祭の複雑で高度な運営補助に取り組むことで、課題解決力を磨きます。
また保存会からの依頼を受けて、祇園祭で観光客向けに授与(販売)される「授与品」の企画・開発も実施。ゼミ内で企画開発コンペティションを開催し、チームごとに提案をまとめ、プレゼンテーションを行っています。
学生ならではの視点で、これまでの定番である「ちまき」や「手拭い」とはひと味違う、新しい授与品を生み出すことを目指します。

ゼミ/卒業研究の紹介

京都文化・日本文化をチームで研究しています。文献による実証に地域・企業・行政と連携し現場での実践的な学びも重視。山城地域の観光振興「お茶と万葉の旅~やましろに恋しよう」リーフレットの編集制作、スタジオジブリ展「定家と長明」(下鴨神社)の運営協力、嵯峨嵐山地域の音声観光ガイドアプリの制作、祇園祭の運営支援などに取り組んでいます。

プロフィール

修学旅行で訪れ、京都に魅せられすっかりファンになりました。山紫水明の都は自然も美しく、また、人々の育んできた美しい暮らし方の工夫にも満ちあふれています。クールジャパンの仕事でヨーロッパを訪れた時に、京都の魅力がいっそう身にしみて感じられるようになりました。つい、ふらりと街中を歩いてしまう、ああ、こんなこところにも京都が、と日々、発見の喜びに浸りながら、京都暮らしを楽しんでいます。

高校生へのメッセージ

失敗を恐れずに、若者らしく挑戦して下さい。小林ゼミのモットーは、「夢は見るものではなく、つかむもの」です。まず夢を思い描いて下さい。夢が遠ざかっていく、と感じたら、それは人が逃げているから。夢は逃げません。夢に一歩でも近づく努力をしましょう。きっと、未来がほほ笑んでくれるはずです。