2024.02.06

特集

目指せ賞金50万円!ビジネスプランコンテスト2023に応募しよう

「ビジネスプランコンテスト2023」の応募待ってます!とお二人から。

本学の学生なら誰でも応募できる、「ビジネスプランコンテスト2023」。起業のためのビジネスプランを競い、優秀なアイデアには最大50万円の賞金が出るビッグイベントです。本番は2月28日(水)に開催され、2月16日(金)までは「エントリーシート」「パワーポイントで作成したプレゼンテーション資料」の応募期間です。主宰のイノベーションセンター長・経営学部 具 承桓(グ・スンファン)教授と、協賛企業の一つであるソフトバンク株式会社の貴堂 純也(きどう・じゅんや)さんに、お話を伺いました。

具 承桓 教授
専門はイノベーション・マネジメント論や経営戦略論。大学院マネジメント研究科・経営学部教授・学長特命補佐。昨年4月にイノベーションセンター長に就任、全学生に向けた「アントレプレナー(起業家)育成プログラム」を推進しています。
貴堂 純也 さん
ソフトバンク株式会社 西日本営業本部 担当部長。昨年から京都産業大学のスマート・キャンパス ディレクターに就任。本学のDX推進をサポートしています。

「日常の困りごとを解決したい!」アイデアはそんな視点からスタート

今回の「ビジネスプランコンテスト2023」の概要を教えてください。


 今回は、起業のためのビジネスアイデアを競うコンテストです。まず、事前にビジネスプランを記入した「エントリーシート」と「パワーポイントで作成したプレゼンテーション資料」を提出してもらいます。当日は提出したビジネスプランのプレゼンテーションと質疑応答を計20分程度行います。発表には、ソフトバンク株式会社をはじめとした協賛企業や、起業家として活躍されている卒業生の方々などもお越しいただく予定です。発表後は、すぐに審査と結果発表があります。コンテスト後には参加者との懇親会も予定しています。応募の詳細は、POSTにて確認してください。
コンテストについて熱く話してくれる具教授
審査項目は、提出されたビジネスプランによって、どんな社会問題を解決しようとしているのか、独自性や創造性があるか、価格やコスト・利益の出し方が妥当で持続性があるか、そして何より学生自身にどれだけ熱意があるか、です。
 

このコンテストのお薦めポイントを教えてください。


 良いところは、企業の方からのリアルな講評がいただけること、また閉会後の懇親会で、発表した学生同士はもちろん、企業・卒業生の方々と交流ができることです。ビジネスには人と人とのつながりが欠かせません。京都産業大学には社会の第一線で活躍する卒業生も多いので、そうしたご縁も大事にしていきたいですね。
エントリーの詳細は、POSTを確認してください。

アイデアを生み出すコツはありますか。


 ビジネスアイデアは、身近なところに転がっています。日々の生活で「こんなものがあったら良いな」「この困りごとを解決したいな」という思いがヒントになるからです。まずは目の前の生活をよく観察し、潜在的な困りごとを読み取ること。当たり前と思っていることを、「違うかも?」と疑ってみることから始まります。

次にそのアイデアを、どう具体化していくか。一つの専門領域だけでは解決できないことも多いです。さまざまな考えを持つ人や、学部を超えた得意分野の異なる人とつながることも大事です。自分以外の人と意見を交わし、アイデアをぶつけ合うことで、より現実的なプランになります。

今回のビジネスプランコンテストでは、プランを発表して審査員の賛同を得られれば、賞金を使って学生のうちに実際にビジネスを始めることができる。そんなビッグチャンスが用意されています。
 

すでにコンテストに向けて、盛り上がっているようですね。


 はい。昨年12月開催の学内向け「アイデアコンテスト」には、予想を上回る14組の応募がありました。「ワンタッチで送風ファンを取り外せる室内機」「リモート資格相談室」など、学生の視点から生まれたアイデアに「なるほど!」の評価が相次ぎました。 今回は、「アイデアコンテスト」に比べて、ビジネスの実現可能性の高さが求められるコンテストです。また、学外のソフトバンク株式会社をはじめとした企業さんにも応援していただくため、規模も大きくなります。ビジネスの現場の最前線で活躍されている方を前に発表するまたとない機会ですので、どんどんチャレンジしてほしいです。

貴堂
 皆さんはデジタルネイティブ世代。私は社会人25年目で、昨年から京都産業大学の外部スタッフとして週一回来学し、学生の皆さんと話す機会をいただいています。自由な発想やものごとの捉え方、そして真面目に取り組む姿勢にいつも感心しています。審査員の一人として、どんなアイデアに出会えるか、楽しみにしています。
前回のアイデアコンテストについて語るお二人

アイデアはどんなに小さなことでも良いのですか。


 今、世の中にあるビジネスは、誰かの小さなアイデアから生まれ、それが社会や世界を動かしてきたのです。最初は「変人」と見られたライト兄弟も、グーグルマップも、世界中の人に好まれるスターバックスコーヒーもしかりです。 自分の思いを実現する。そのために、仲間と話し、練り上げながら、ビジネスにつなげていく。大事なのはこのプロセスを経験することです。
貴堂さんから、京都産業大学生は積極的で議論が楽しい、とのこと。
貴堂 当社の事業でいえば、AIや5Gなどの技術はある。でも「こう使ったら便利」「こうしたら面白い」などワクワクするようなアイデアは、実際に使う皆さんのほうにあるんですね。現在、京都産業大学内で進めている「学食予約」や「スマホ学生証」企画も学内での議論がきっかけでどんどん発展しています。もっと楽しくキャンパスライフを送るためのアイデア、新しいものづくりは、お互いが協力し知恵や意見を出し合う中から生まれるのです。
 
 失敗もOKです。別に恥ずかしいことでも何でもありません。スタートアップの成功確率は2%程度といわれます。でも失敗があるから、課題解決や弱点克服につなげられる。学生のうちにどんどん失敗をしてください。その経験が、実際に社会に出たときに大きな財産になるのです。
「まずはなんでもやってみることを大事にしてほしい」と具教授

コンテストの目的は「未来を創る力」の育成

 ビジネスプランコンテストの本来の目的は、「失敗も含めてビジネスを創出するプロセスを学ぶ」ことです。今、世界は社会問題がグローバル化し、答えのない課題に取り組むことが求められています。一つの専門分野にとらわれず、大きな視点を持ち、人とコミュニケーションを取りながら新しい未来やビジネスを創出する。将来、企業という組織に入っても、そうした起業家精神は絶対に必要なのです。
ぜひ皆さんにはどんどんチャレンジしてほしい。それが私たちの願いです。
 

コンテストの発表会場は「Innovation HUB」ですね。


 4号館4階にある「Innovation HUB」にはプレゼンテーション用のマイクやスクリーン、テーブルと椅子があり、学部や学年を超えてつながる場、誰もが自由に活用できる空間です。文系・理系さまざまな分野のメンター教員が常駐し、企業戦略や公共政策など専門のアドバイスを受けることもできます。コンテストは聴講だけでもかまいません。当日の参加は自由ですので、ぜひお越しください。
ステージではさまざまな発表が行われている。
▼過去の記事はこちらから!

最後に「アントレプレナー育成プログラム」について教えてください。


 「アントレプレナー育成プログラム」は、全学生を対象とする共通教育科目です。起業を目指す学生や、起業家精神を獲得したい学生のための、教育と起業活動支援が一体となったプログラムです。全学部の教員が関わり、1年次生の時から情報や知識を学んだ上で実践に進みます。今年は希望者対象の海外研修も実施。この3月には韓国の起業を学ぶ大学院やベンチャー企業を訪問し、夏はオーストラリアの訪問を予定しています。
実際に現場に行き、体験し、話を聞くことが、「これからの時代を担う柔軟な発想」を育みます。それが社会で生きる上で大きな力となるのです。これからもそうした場、チャンスをどんどん提供していきたいと考えています。


起業は考えたことがなかったのですが、自分の身近なところにビジネスの種があると知り、興味が湧きました。学内でのイベントとはいえ、審査員の皆さんの前で発表することは緊張しそうですが、良い経験になるに違いありません!多くの学生にチャレンジしてほしいです。どんなアイデアが生まれるのか今から楽しみです。

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