4号館に新スペース誕生!やりたいことや仲間が見つけられる自由な共創空間「Innovationラウンジ」、「 Innovation HUB」

イノベーションセンター長の具 承桓(グ・スンファン) 教授

この春、4号館の3階と4階が「共創空間」の学生ラウンジ「Innovationラウンジ」、「Innovation HUB」として生まれ変わりました。4号館は、バスプールから三叉路までのエスカレーターを昇って、すぐ右手にあります。ソファ席やキッチンカウンター、プレゼンテーションができるステージまでを備える、新しいスペースです。ここは果たしてどのような場所なのでしょうか。また、このスペースの狙いとは?4号館の共創空間をプロデュースし、4月から始動したイノベーションセンターのセンター長を務める経営学部 具 承桓 教授にお話を伺いました。

4月にできた「イノベーションセンター」とは?私たちにとってどのような存在になるのでしょうか。

起業やプロジェクトに挑戦する学生がもっと増えてほしい、そんな学生を応援したいという背景から、2023年4月、イノベーションセンターは誕生しました。イノベーションセンターでは、これからの社会を担う柔軟な発想を持つ学生を輩出するために、「アントレプレナー育成プログラム」を運営していきます。全学部生が履修可能な「アントレプレナーシップ科目」に加え、より自由な発想が生まれる空間を作るため、4号館の3階と4階をリニューアルしました。実は昨年から、学部の垣根を越えた6人の教員が集まって準備を進めてきたんですよ。

「共創空間」はどのような構造になっていますか?

3階と4階に分かれていますが、メインスペースは4階です。
4階「Innovation HUB」のステージ。スクリーンとマイクを常設。
4階の「Innovation HUB」は誰もが利用できる自由な空間です。いろんな種類の机や椅子があるので、気軽に集まって、学部や学年の垣根を越えたつながりをつくってほしいです。
 
また、気軽にプレゼンテーションやピッチ※ができるように、ステージやマイクスクリーンなどを常設していますので、いつでも利用してください。他にも、昼休みの時間に本学の教員が自分の研究や専門分野についてラフに話したり、というのも面白そうだと考えています。
※ピッチとは、ビジネスアイディアなどについて、主にその分野に興味がない人を相手にプレゼンテーションをすること。

「Innovation HUB」には、メンターとなる教員も常駐する予定です。企業戦略論専門の経済学部 沈 政郁 教授、公共政策専門の法学部 中谷 真憲 教授、ヒューマンコンピュータインタラクション専門の情報理工学部 水口 充 教授、環境政策学専門の生命科学部 西田 貴明 准教授など、イノベーションセンターを運営する先生方です。それぞれ専門分野が違うため、さまざまな視点からアドバイスがもらえますよ。
3階の「Innovationラウンジ」キッチンスペースとラウンジスペース。窓からは綺麗な景色が見える。
3階の「Innovationラウンジ」は、個別に勉強したい、談話したいといったときに使えるラウンジになっています。また、カウンターの各席にはコンセントを設置しているので、パソコンなどを充電しながら作業することができます。この他にも、キッチンスペースを設置しています。利用方法については今後決まり次第改めて情報発信していきます。
 
なお、3階と4階は吹き抜けになっているので、4階でプレゼンテーションをしていると、その内容が3階でも聞こえてきます。内容に興味を持ったときには、4階に移動してプレゼンテーションを聞くなど、自由にディスカッションへ参加することができます。
吹き抜け部分の階段

偶然の出会いが生まれる空間!コミュニケーションが生まれそうですね。

はい、授業を受ける教室やただ休息を取るだけのラウンジとは異なる空間になるよう意識をしました。学部の先輩や後輩、クラブ活動やサークルなどとは違う新しい仲間と出会ってほしいです。
さまざまな出会いから、自分と異なる考え方と衝突することもあるかと思いますが、そこから新しい刺激や学びを得られ、新しい何かが生み出されるのだと思います。

どんな空間になっていくのが理想ですか?

起業したいと思っている学生や、新しいプロジェクトを立ち上げたいと思っている学生が悩みを共有できる場として使ってくれるのが理想です。「似たような目的意識を持っている人と話せたり、友達になれる」「ここに来たら悩みを聞いてくれる人がいる」そう思える空間になるようにしていきたいと思います。
 
今後は、学生が作った事業計画書や、イベント情報、お互いを激励するメッセージなどを4階の「Innovation HUB」の壁に掲出していきたいと考えています。この空間の使い方についても、ぜひ学生から積極的に提案してほしいです。

学生にメッセージをお願いします!

この空間で、何度も挑戦し、失敗してほしいです。自分の力量や性格は、さまざまな経験をすることによって知ることができます。
 
韓国のエッセイストが書いた言葉で「痛いから、青春だよ」という言葉があります。社会に出た後は、家族や仕事などの関係で、常に失敗のリスクを気にしなければいけなくなります。失敗をたくさん経験できるということは学生の特権です。
 
「これはだめかもしれない」と思ってもやってみないと分からないですし、失敗かどうかはやれば分かります。そんな時には、私たちが「こういう壁にぶつかる」「失敗をしたときの乗り越え方」をアドバイスしていきたいと思っています。

取材を通して、このスペースが作られた意味を知り、まさに私たちの大学生活においての理想が詰まった場所だと感じました。授業だけでは出会えなかったであろう人と関わり、思わぬ出会いから学びが得られ、活発に意見交換ができる。4号館のこのスペースに限らず、大学とはそのような場所であるべきだと思います。私たち一人一人がうまく活用できれば、ここから京都産業大学をもっと盛り上げられるのではないかと思います。みんなで積極的に活用していきましょう!

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