2023.01.27

グルメ

年に1度の自分へのご褒美!京都のチョコレート店紹介

「ショコラティエ ドゥーブルセット」のボンボンショコラ。

もうすぐバレンタインですね。先日、学生広報スタッフのInstagramで「バレンタインのチョコレートを誰のために買いますか」とアンケートを取ったところ、「自分67%」「好きな人27%」「友達6%」という結果が出ました。誰かにプレゼントするのもいいですが、頑張っている自分にもご褒美チョコをあげたいですよね。実は、京都にはチョコレートの専門店や京都発ブランドが数多くあります。そこで人気のショコラトリーに、それぞれのこだわりを伺いました。

常時25種以上のオリジナルチョコが並ぶ「ショコラティエ ドゥーブルセット」

四条通りの南、柳馬場通りにある「ショコラティエ ドゥーブルセット」。白いドアを開けると、さまざまな模様が描かれたボンボンショコラがショーケースに並んでいます。一つ一つが手作りで、どれもおいしそうです。
季節限定ものを含めて常時25種類ほどある。
オーナーシェフの喜多川勉さんは1977年京都生まれ。製菓専門学校を卒業後、フランス修行を経て「本格チョコを通年で食べてほしい」と2010年にオープンしました。
本場フランス仕込みのお酒やスパイスを使ったガナッシュやボンボンショコラが、1個200円~300円で買えます。1つから購入できるので、学生にとってはうれしいですね!
九条ねぎ(200円)、八角(200円)、抹茶(250円)、酒粕(250円)、シャルトリューズ(250円)、グラッパ(300円)、箱代(200円)。
喜多川さんのお薦めや珍しいものを6つ選んで、食べてみました。
まずはお酒の入っていない3種類です。「九条ねぎ」は、ねぎを感じるのにチョコと相性抜群の衝撃の味!特有の甘さとほろ苦さを感じる「八角」は、後味もさっぱり。「抹茶」は、濃厚でコクがあり、これまで食べた抹茶ボンボンとは別物です。
次はお酒入りの3種類。甘酒のような香りの「酒粕」は、チョコの甘さとマッチしておいしいです。「シャルトリューズ」は、ハーブのリキュールのため、食べやすく後味もスッキリ。喜多川さんおすすめの「グラッパ」は、かんだ瞬間に蒸留酒の香りが口の中に広がり、コクがあります。
全てが生まれて初めて食べた味でした!私は酒粕とシャルトリューズが気に入りました。
手書きのメニューにも温かみが。

メニューは現在115種類以上あり、季節や食材調達状況によって変動があるとのこと。「200種類のレシピは作りたい」と喜多川さん。その情熱はどこからですか?と尋ねると、「チョコでお酒や素材の良さを発見してもらう、その架け橋になりたいです」と答えてくださいました。

以前、「ミントチョコが苦手」というお客さんが、喜多川さんのチョコを食べて「これまでのミントとはまるで違う」と、たちまちミントチョコファンになったそうです。選んだ素材を丁寧に一粒のチョコに仕上げる。それが感動の味の秘訣だそうです。
バレンタインの時期にかけては、レモンや柚子など季節のショコラが登場予定。楽しみです!

ショコラティエ ドゥーブルセット

住所:京都市下京区柳馬場通四条下ル相之町141 TSビル1階
営業時間:13:00~20:00(ハイシーズン時は21:00まで営業)
夏季(6~10月)は13:00~18:00
不定休
HP:ショコラティエ ドゥーブルセット

上質なインドネシア産カカオ豆を使用。元祖フェアトレードチョコ「dari K」

三条商店街に本店がある「dari K」は、2011年オープン。豆の選定から焙煎、チョコまでの工程を自社で行う「ビーントゥーバー」の草分け的存在です。創業者の吉野慶一さんは1979年生まれの元・金融アナリスト。世界有数のカカオ生産国でありながら日本にはほとんど輸入されてこなかったインドネシアに注目し、支援したいとカカオ豆を購入したのが起業への第一歩でした。
何度も現地に足を運んで技術指導を行い、高品質の豆を生産することに成功。発酵・醸成させた豆を自家焙煎し、香りも味わいもこれまでの概念を覆すフレッシュなチョコレートを生み出しました。
フルーティな「チョコレートトリュフ」6粒入り(2,700円)。
「dari K」三条本店の店長さんに、バレンタインのお薦めを伺いました。
まずはお店で手作りの「チョコレートトリュフ」。口の中ですぐに溶けて、カカオのフルーティな味が楽しめます。思わず頬が緩むおいしさです!
「カレアソート」ダーク・ミルク・ホワイト3種各3枚入り(1,350円)。
次は3種類の食べ比べができる「カレアソート」。ダークはチョコの味が濃く、ビターな味わい。ホワイトはとても甘く、口の中でなめらかに溶けます。ミルクもなめらかな口どけ。苦くなく、甘すぎないちょうどよい味です。
「チョコレート・キット」生のカカオ豆80グラム入りで(2,420円)。

最後は、豆から作る「手作りキット」です。用意するものはフライパンとすり鉢。まずは豆を洗い、フライパンで煎り、豆をゴリゴリと挽きます。砂糖を入れて火にかけてなめらかにし、型に入れたら25度以下で固まります。丸一日かかりますが、これぞ本物の手作りチョコ!バレンタイン時期のほか「夏休みの自由研究」や「家庭科の体験学習」としてチャレンジする子どもたちも多いそうです。

「dari K」三条本店

住所:京都市中京区上瓦町63 
営業時間:11:00~18:00 
火曜休(祝日営業)
HP:「dari K」三条本店

京都発のオーガニック系チョコレート「COCO KYOTO」

地下鉄・西大路御池駅からすぐの「COCO KYOTO」。のれんをくぐるとカカオのいい香り。なんとカウンタ—の奥ではパティシエが生チョコレートを製造中、チョコ工房を間近に見るのは初めてで、その真剣な動きに釘付けになりました。

「COCO KYOTO」は、ビーントゥバー専門店として2016年にオープン。ノンシュガー・無添加・オーガニック、そしてオープン年から連続で世界チョコレートアワード受賞と世界的知名度も高いお店です。

店内には世界アワード受賞のチョコが並ぶ。

カカオの選定から商品・メニュー開発、スイーツ作りを担うグランパティシエの横田克久さんは1974年京都・上賀茂生まれ。大のあんこ党でしたが、小学生のときにバレンタインの「友チョコ」のおいしさに衝撃を受け、大人になってから日本のチョコレート先駆者が率いる東京のショコラトリーで研究、統括シェフとして計17年勤務の後、京都のホテル製菓料理長を経て、「COCO KYOTO」のオープンパティシエに。

食材も横田さんが「食べておいしい」を基準とし、和束の和紅茶、水尾柚子、丹波の黒豆、丹波栗、祇園黒七味、京都麩などの京食材を選ばれています。
「チョコ作りはチャレンジするほど新しい発見があり、本当に面白い。これからも最高峰を追求し続けたいですね」と熱く語って下さいました。

ビーントゥバー(ペルー産カカオ50%)」(1,550円)と「チョコレートテリーヌ」(1,500円)。

こちらでは、自分へのご褒美チョコを2つ選びました。
まずは「ビーントゥバー(ペルー産カカオ50%)」。ビーントゥバーはカカオ75%など、よりビターなものもありますが、マイルドな50%にしました。おしゃれな包装で、開けるときの期待感も大。ひと口かじると、カカオの香りとコクのある甘さが口いっぱいに広がり、手が止まりません。

チョコもスイーツも全て白砂糖フリーで、カロリーゼロのラカンカやココナツシュガーなど身体に優しい天然甘味料を使用。そのせいか甘さにしつこさがなく、いくら食べてももたれない。何より甘い物を食べても罪悪感がないのがうれしいです!

生チョコ感覚の「テリーヌ」。

次は「チョコレートテリーヌ」です。おすすめ通りに薄く切り分けて味わいましたが、一人でもすぐにペロリ!濃厚な生チョコのような食感で、きめが細かく食べ応えがあるのに、あっさりしています。焼き菓子やケーキは全て米粉使用で、グルテンフリーです。

カフェの一番人気は11種チョコ盛りの「チョコレートパフェ」(1,580円)だとか。今回は時間がなくて味わえなかったのが残念。次回、ご褒美パフェをいただきに伺いたいと思います!

COCO KYOTO

住所:京都市中京区西ノ京三条坊町15-3
営業時間:10:30~18:30 
火曜休
HP:COCO KYOTO


今回紹介したお店はいずれも個性的!皆さんはどのお店が気になりましたか?自分へのご褒美を見つけに、ぜひ京都のチョコレート店を巡ってみてください。
取材でお伺いしたのはチョコレートについてですが、お店の皆さんのこだわりや情熱を聞くうちに、「働くってこういうことだよ」と教わった気がします。「これ」と思うことを見つけ、コツコツと地道に努力して、人を笑顔にしていく。私もそんな社会人を目指して、頑張ろうと思いました!

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