2022.03.10
グルメ映える!おいしい!京都らしい!見て食べて楽しめる「丼」4選

丼ものはリーズナブルでボリュームがあり、気軽に食べられる一品です。ランチや夕食に丼を選ぶ学生も多いと思います。丼にはいろいろな種類がありますが、今回私たちが注目したのは「見て食べて楽しめる」丼です。「インスタ映えする」「おいしい」「京都ならでは」という視点で選んだ4店舗の丼を紹介します。
※価格は全て税込です。
ボリューム満点の本格天ぷらに驚き!「天ぷら鈴」の鈴天丼

専門店の天ぷらというと高級なイメージがありますが、「天ぷら鈴」のランチは990円〜。ご主人が一つ一つ丁寧に揚げた天ぷらを学生でも少し贅沢なランチとして楽しむことができる価格になっています。ランチメニューの中でも、ひときわ豪華でボリューム満点なのが「鈴天丼」です!

衣の材料は薄力小麦粉と卵と水のみ。サクサクに揚げる秘訣は「グルテンがでないように混ぜすぎないこと、そして油の温度を180度前後の高温に保つこと」とおっしゃっていました。

どれもおいしかったのですが、私のお気に入りは大きな穴子の天ぷら。揚げたての穴子は、外はサクサク、中はフワフワです。25cmほどある大きさだったにもかかわらず、あっという間に食べてしまいました。タレは甘辛で、あと口がさらり。サクサクに揚げられた天ぷらとの相性が抜群でした。
ランチメニューには、他にも定食や穴子天丼、海老天丼などがあります。少し贅沢な気分を味わいたいときにおすすめです!
天ぷら 鈴
住所:京都市北区鞍馬口通室町東入る上御霊上江町232-3 プライムシティ鞍馬口 1F
営業時間:11:30-14:00、18:00-22:00
定休日:火曜日、月曜夜
京都人のソウルフード!油揚げ×九条ネギを卵でとじた衣笠丼「やっこ」

衣笠丼とは、甘く炊いた油揚げとネギをおだしに入れて卵でとじたものです。京都のうどん屋さんではオーソドックスなメニューだそうですが、初めて聞いたという府外出身の方も多いのではないでしょうか。こちらのお店では、創業時から90年以上も愛され続けている定番メニューです。


珍しいのは、うどんのだしに中華麺を入れた「キーシマ」。他にも、昔から愛されるメニューが今も変わらず提供されています。
「衣笠丼」は、麺類と一緒に注文できるミニ丼(470円)もあります。丼目当てでも、麺のお共に衣笠丼を、と気分に合わせて選べるのがうれしいですね。
やっこ
住所:京都府京都市中京区夷川通室町東入ル南側
営業時間:月〜金11:30-19:00、土曜11:30-14:30
定休日:日・祝
3つの楽しみ方ができる!エンタメ感あふれる鰹節丼「節道 BUSHIDO」

2019年6月にオープンした「節道 BUSHIDO」。地下鉄烏丸線「四条駅」「烏丸御池駅」から徒歩約5分、飲食店が並ぶ路地奥にあります。
たっぷりの鰹節が乗った丼のビジュアルがインパクト大で、オープンしてから行列が絶えない話題のお店です。
そして、こちらが「節道 BUSHIDO」名物の「鰹節丼定食」です!

鰹節は高知県産の本枯節(ほんかれぶし)。2021年、「土佐節の製造技術」として国の登録無形民俗文化財に登録された「竹内商店」から取り寄せているそうです。6カ月以上の時間と手間がかけられており、“世界一の鰹節”と自信をもって提供されています。
「鰹節丼」には、「節道 BUSHIDO」おすすめの食べ方があります。
それは、
- まずは鰹節だけで。
- 京都産の卵にオリジナル醤油をかけて卵かけご飯に。
- 最後は鰹節からとったオリジナルのだしをかけて、だし茶漬け風にさらさらと食べる。
という3段階の食べ方です。

口に入れた瞬間、強い風味が広がると同時に溶けて無くなってしまうのに驚きました。
次に、卵かけご飯風に。「節道 BUSHIDO」オリジナルの醤油が大きく味を変えてくれ、また新しいおいしさを味わえました。最後はだし茶漬け風に。あっさりした後味となり、最後までおいしくいただくことができました。新撰組に献上していたというお店「近清」のお漬物も絶品でした。朝9時ごろと昼14時ごろが比較的すいている時間帯だそうですよ。
節道 BUSHIDO
住所:京都府京都市中京区道祐町135-1 三条食彩ろぉじ
営業時間:火曜日以外7:00-15:00(朝・昼) 17:00-23:00(夜)
火曜日のみ7:00-15:00(朝・昼)
定休日:不定休
※夜は鰹節のだしを使ったおでんやうどんを提供しています。
とろとろ湯葉がたまらない!「ICHOYA」の湯葉納豆丼

もとはお土産屋さんだったというこちらのお店は、26年前から飲食業も始められました。そのオープン当初から愛されているのが「湯葉丼」です。豆乳を加熱した際に表面にできる膜の部分である湯葉は、京都を代表する食材の一つ。栄養価が高く、良質なたんぱく質を豊富に含みます。

「湯葉丼」に納豆を加えたのは20年前のこと。「最初は面白半分だった」と伊藤さんは話します。
湯葉と納豆のトロトロが卵でふんわりと一体化しています。納豆の香りはほとんどなく、湯葉がじんわりと感じられて本当においしかったです!

ICHOYA
住所:京都府京都市下京区堀川通り西本願寺前堺町100-1
営業時間:11:00〜15:00
定休日:月曜
どの丼もリーズナブルながら、京都でしか食べられない特別感がありました。おいしいごはんが大好きという人も、写真映えする丼に出会いたいという人もきっと満足するはずです。ぜひ訪れてくださいね。