悲願の関西1部昇格へ! 誰よりも熱くチームを引っ張るアメリカンフットボール部の主将に取材

セットポジションにつく長尾さん。

アメリカンフットボール部「サギタリウス」は今季、巻き返しを狙って秋のリーグ戦に向けての準備を整えています。昨シーズンは2部Bブロックで0勝3敗。順位決定戦でも敗れてリーグ8位に終わりましたが、3部1位の大産大との入れ替え戦に勝利(17-14)して2部残留を決めました。悲願の関西1部昇格へ向けて、中心となるのが主将でタイトエンド/ディフェンスラインを務める長尾 奎蔵さん(経営・4年次)です。人一倍熱い気持ちでチームを引っ張ります。

ライバルとの再戦、出し切った40分間

ディフェンスで相手の攻撃を止めようと動き出す長尾さん。

6月18日、大阪・吹田市のエキスポフラッシュフィールドで行われた半年ぶりとなる大産大との戦いは最後まで目の離せない接戦となりました。半年前の一戦では第4Q残り40秒、ワイドレシーバーに入った長尾が25㍎のタッチダウン(TD)パスをキャッチし、劇的な逆転勝利。今回も0-3で迎えた第4Q、土壇場のフィールドゴールで引き分けに持ち込みました。また相手を3点で抑えることができたのは、TDを一つも許さないほどの相手の動きに素早く反応するディフェンスを最後まで続けたことにあります。

しかし主将の長尾さんは「結果は引き分けですけど、内容では負けだったという印象です」と悔しさをにじませていました。さらに「私たちも体づくりにこだわっているんですが、大産大の方が体格が良くて、まだまだだなと…」と決して満足して終わることはなく、高みを目指す姿勢が伺えました。

長尾さんとスポーツ

大学に入学してからアメフトを始めた長尾さんは生まれながらのスポーツ少年でした。1歳から小学校を卒業するまでは水泳、それに並行して小学校3年生からは野球を始め、中学、高校と白球を追いかけます。小学、中学では主将を務めた上に、体育祭の団長を務めるほどのリーダーシップを持っていた長尾さん。そして今、“京都の熱男”は新しいフィールドでチームを引っ張ります。
試合後、相手のキャプテンに挨拶をする長尾さん。

今年こそは。念願の入替戦への切符

今シーズンの目標は、1部との入替戦出場。1969年に関西学生アメフト連盟に加盟した京産大は88年の入替戦で大体大に勝利し、初の1部昇格を果たしました。しかしその後、1部昇格と2部降格を繰り返して、95年大産大に敗れたのを最後に1部から遠のいています。

今年こそ1部昇格へ。先頭に立つ長尾さんは、自身が目標に反した行動をしていないかどうかを常日頃から考えて行動しています。「私がしっかりしていないとチームの軸がブレるので、どんな時でも心がけて行動しています」。ただ、苦労もあります。京産大は強豪校と違い、アメフト部に入るために入学してくる学生がほとんどいないことから、継続した強化が難しく毎年一からチームを作ることになります。それゆえ、経歴や考え方、意識も異なるさまざまな選手を、どのようにして一つにまとめていくかを考える必要があります。「どうやったら目標に対して頑張れるか。自分以外のことをコントロールすることは、すごく難しいと思いました」と長尾さん。だからこそ、選手一人一人に寄り添って目標に向かう姿があります。燃える魂でチームを引っ張る長尾さんはもちろん、チーム一丸となって上を目指すサギタリウスに注目です。

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