【2022年度サギタリウス・チャレンジ採択】デジタル工作室とフェアトレードをテーマに挑戦する2人をインタビュー!

情報理工学部3年次の徳山 倖我さん(左)と国際関係学部4年次の森賀 優太さん(右)。※撮影時のみマスクを外しています。

「サギタリウス・チャレンジ」の2022年度採択企画が決定し、現在「『mobile Fab!』歩くデジタル工作室」と「フェアトレードcaféとトークセッション」という、2つのプロジェクトが進行しています。今回はそれぞれの企画の代表者に、企画の狙いや内容について聞きました。

子供の創造力を生かし"つくる"選択肢を伝えたい

本学では、夢の実現に向け、エネルギッシュに挑戦する学生を応援する「サギタリウス・チャレンジ」という制度があります。本学学生が企画を発案し、選ばれたプロジェクトは大学から奨励金として最高50万円を給付する制度です。過去には「伝統工芸体験会」「学内で採れたハチミツで商品開発」など、ジャンルを問わず多くの企画が採択されてきました。いずれも学生の「これをしてみたい!」という興味から始まったもの。2022年度「サギタリウス・チャレンジ」では、「『mobile Fab!』歩くデジタル工作室」と「フェアトレードcaféとトークセッション」の2つの企画が採択されました。
※チャレンジ内容や目的がクラブ、サークルやゼミ活動にあたると判断されるものは対象外。
「キーホルダー製作なら、子どもでもCAD設計から3Dプリンタ出力開始までわずか60分です」と徳山さん。
「『mobile Fab!』歩くデジタル工作室」を企画したのは、情報理工学部3年次の徳山 倖我(とくやま・こうが)さんら3名のチーム。デジタルファブリケーションを活用し、さまざまなアイデアを形にする楽しみを子どもたちに提供するという企画です。
デジタルファブリケーションとは、3Dプリンタやレーザーカッターなどのデジタル工作機械を使ったものづくりのことです。徳山さんは情報理工学部のデジタルファブリケーションコースに所属しており、便利でおもしろい、でもまだあまり身近ではないデジタルファブリケーションを世に広めたいと思うようになったそうです。
持ち歩きできるサイズのデジタルファブリケーション。左は3Dプリンタ、右はレーザーカッター。
「デジタルファブリケーションと聞くと、難しそうと思う方もいるかもしれませんが、文系の学生でも、設計から3Dプリンタ出力までの流れを1日で習得できます。意外と簡単なんですよ」と、徳山さんは教えてくれました。
本格的な3Dプリンタやレーザーカッターは大型かつ高価なため、徳山さんたちはコンパクトサイズの機械を使用。プリンタには手製のベルトを取り付け、持ち歩きしやすいように工夫しているそうです。
8月中旬に行われたイベント「オリジナルキーホルダーを作ろう!」の様子。
8月中旬、本プロジェクトによる第1回目のイベント「オリジナルキーホルダーを作ろう!」が開催されました。会場は、京都信用金庫西陣支店にあるセミナールーム「クリエイティブコモンズ」で、小・中学生13名が参加しました。
参加した子どもたちは初めて触るソフトに興味津々です。
イベントでは、子どもたちの興味を引き出せるよう、さまざまな工夫を凝らしたそうです。デジタルファブリケーションの仕組みについてはクイズ形式で説明し、実際に手を動かす設計はマインクラフト感覚で触れる子ども向けCADソフトを使用しました。
「そして何より、子どもたちはクリックやスライド、コピー&ペーストなど用語を知りません。コピー&ペーストは『カチッの次にシャーッ』と表現するなど、わかりやすく教えるようにしました」と、徳山さん。
自分で作ったキーホルダーを見せてくれたそうです。
設計から3Dプリンタの出力開始まではわずか60分ほど。名前入りキーホルダーのほか、牢獄や指輪、メガネを作る子どももいて、徳山さんは子どもたちの発想の豊かさに驚いたそうです。
「たこせんにイラストを出力しよう」イベントの様子。
その他にも、徳山さんたちはさまざまな場所で活動を続けています。大阪市内にあるたこ焼き店では「たこせんにイラストを出力しよう」というイベントを実施。本学の子ども向けイベント「サタデージャンボリー」では、「ワクワク!デジタルものづくり!」と題し、神山ホール3階第1セミナー室で、多くの子どもたちがデジタル技術を体験しました。

「これからの目標は、デジタルファブリケーション体験会での満足度を上げることです」と話す徳山さん。そして将来的に、ニーズがある、継続可能であると判断できれば、ビジネス化も視野に入れています。出張ものづくりワークショップ、デジタルファブリケーション教室の運営、教育機関への機材搬入支援とファブ人材の供給、デジタル教育をサポートするプロダクト開発など、さまざまな展開が考えられます。

「子どもは思うがままに何かを作りだすことが得意。そんな子どもたちに"つくる"技術を教えたいです。その支援を通して、創造力のある人材が育成できれば、社会貢献にもつながると思います」と、徳山さんは夢を語ってくれました。
【開催予告】
①    【子供向けグループものづくりワークショップ】未来の小さな町づくり
日時:10月2日(日)12:00〜15:30
場所:京都リサーチパーク たまり場
対象:6〜15歳(小〜中学生)
料金:500円(当日に会場にて、現金でご精算となります。)
※キャンセルご希望の際は必ずご連絡ください。
▽詳細・申し込みはこちらから。
https://peatix.com/event/3370255/view?k=380393b6a4af6b79e1d136aec9e928932dc73d60

②    「...だから、宝ヶ池。」イベント出展
「ものづくりから考えるSDGs〜つくる責任使う責任〜」
日時:11月12日(土)13日(日)10:30〜16:00
場所:宝ヶ池公園 北園
対象:中学生以下(無料)大人(1,000円)

③    「お気に入りに、お気に入りを刻もう!」
日時:12月11日(日)11:00〜12:30、13:30〜15:00の2回
場所:町家学びテラス または西陣connect
対象:小〜中学生(保護者同伴)、高校生
料金:寄付制

②③イベントについての問い合わせ:info@tsukum.com(TSUKUM)

▽今後のイベントのお知らせ・募集等はこちらから。
(TSUKUMのSNSアカウントまとめサイト)
https://lit.link/tsukum

▽過去のサギタリウスでも、デジタルファブリケーションについて紹介しています!
学内で自由にモノづくり!14号館1階にある『ファブスペース』とは一体何なのか?!

フェアトレードcaféとトークセッションを通じ社会課題に目を向けてほしい

「学びのあるカフェ企画を学内で実施します」と、森賀さん。
国際関係学部4年次の森賀 優太(もりが・ゆうた)さんら10名のチーム「The Tails(ザ・テイルズ)」は、「フェアトレードcaféとトークセッション」を企画しました。フェアトレードとは、発展途上国の生産者と、経済的に強い先進国が対等に行う貿易のことです。発展途上国の人々の生活向上と自立を目指します。発展途上国で生産される原料や製品が先進国に輸出される際、とても安価で取引されていることが問題になっています。そこで近年では、環境に対してなるべく負荷を抑えていけるよう生産方法にも着目し、フェアトレードはなされています。

「私は国際関係学部で、貧困や地球環境、人権問題などの社会課題を持続的にどう解決していくかについて学んでいます。社会課題を学生にもっと身近に感じてもらえるように、『フェアトレード』をテーマにしたプロジェクトを考えました」と、森賀さんは話します。
イベントでは、京都を代表する人気コーヒー店の豆も取り扱います!
「フェアトレードcaféとトークセッション」は、本学天地館1階を会場に行われるカフェイベント。期間中、フェアトレード商品(コオロギパウダー入りスナック、コーヒー、カフェオレなど)のほか、環境や社会に配慮されたエシカル商品やサステナブル商品が並びます。また、国際関係学部 横山 史生教授をはじめ、北山にあるスペシャルティコーヒー専門店「サーカスコーヒー」代表の渡邉 良則氏、学生時代に創業しタイの少数民族のコーヒーを取り扱う「Laughter」を運営するアカイノロシ代表の三輪 浩朔氏などが登壇するトークイベントも行われます。
森賀さんは「今回のイベントを入口として社会問題に関心を持つきっかけとなればうれしいです」と話します。
イベントの告知チラシ。
【開催予告】
「フェアトレードcaféとトークセッション」

日時:10月18日(火)・19日(水)・20日(木)
各日 10:00~18:00
場所:天地館1階
メニュー:ハンドドリップコーヒー(ホット500円・アイス550円)、カフェオレ(ホット600円・アイス650円)
販売予定:コーヒー豆/サーカスコーヒー・シサム工房・laughter coffee など

<トークセッション>
10月18日(火)
11:00〜12:00 「学生とサスティナブルな社会との関わり方」
troika代表 三枝 正侑×国際関係学部4年次 野馬 千夏

13:15〜14:15 「フェアトレードの理想と現実」
国際関係学部教授 横山 史生×エシカル・ジャーナリスト 寺山 亜利紗

10月20日(木)
11:00~12:00 「コーヒー産業とフェアトレード?ダイレクトトレード?」
株式会社サーカスコーヒー代表取締役 渡邉 良則×株式会社アカイノロシ取締役 三輪 浩朔
登壇ゲスト。
「学内で開催するので、何かおもしろそうな企画をやっているなと立ち寄ってもらいたいです。コーヒーを飲むも良し、トークセッションを聴きに来るも良し。楽しんでもらえると嬉しいです。そして、このイベントが社会問題を知るきっかけになればと思っています。参加した学生のみなさんのやりたいことや行動の選択肢を増やすきっかけにしてほしいです!」と、森賀さん。
「つなぐ」がコンセプトの古着屋、troikaの出店もあります。
私たち学生にとって、キャンパスは「日常の場」。そんな場所に期間限定カフェが登場し、学外からフェアトレードに精通するゲストを招いたトークショーも見られるという「非日常」が楽しめる機会です。1人でも、友人を誘ってでの参加も大歓迎だそう。ぜひ訪問してみてくださいね。

なにかをやってみたい、実現したいという好奇心がある学生のみなさんは、徳山さんや森賀さんに刺激を受けたのではないでしょうか。学生の「やりたい!」という気持ちを応援する「サギタリウス・チャレンジ」は毎年行われています。次年度になりますが、個人で、友達と、ゼミの人と、サークルや部活の仲間とぜひチャレンジしてみましょう!

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