2021.11.26

カルチャー

インスタ映えスポットでも話題!芸術の秋「京都府立陶板名画の庭」を散策

京都府立陶板名画の庭は1994年開園。陶板画は数々の博覧会を手掛けた堺屋太一氏によって発案されました。

芸術の秋。京都には芸術を楽しめる場所がたくさんありますが、京都府立植物園のすぐ隣にある京都府立陶板名画の庭をご存知でしょうか?モダンな建築と『最後の審判』や『鳥獣人物戯画』など世界の名画8点を鑑賞することができます。名画の前で撮影できてインスタ映えもばっちり!その魅力に迫りました。

地下鉄「北山」駅すぐ!京都府立陶板名画の庭の魅力

地下鉄烏丸線北山駅そばにある世界で初めての絵画庭園。すぐ隣には京都府立植物園があり、北山エリアの中心部に位置しています。その特徴は、陶板画と呼ばれる技法で世界の名画8点を再現し、屋外に展示していること。丈夫な陶製の板に絵柄を焼き付けているため、通常では考えられない日光の下での絵画鑑賞ができます。中にはモネ『睡蓮・朝』のように、水中に展示されている作品もあります。
レオナルド・ダ・ヴィンチ作『最後の晩餐』。誰もが一度は見たことがある名画ばかりです。
展示されている作品のうちミケランジェロ『最後の審判』など4点は、1990年の国際花と緑の博覧会で展示されたもの。その後ルノアール『テラスにて』など4点を新たに制作し、展示しています。ほぼ原寸大の作品もありますが、鳥羽僧正『鳥獣人物戯画』やゴッホ『糸杉と星の道』のように約2倍の大きさで制作されたものもあり、世界的名作を細部まで鑑賞できます。
回廊は直線で構成された建築と、刻々と変化する水流が印象的です。

安藤忠雄氏設計のモダンな建築も見どころのひとつです。あちらこちらに水の流れを配置した回廊式の構造で、歩いていると絵画にふと出会うような体験ができます。ほぼ原寸大で再現されたミケランジェロ『最後の審判』は大迫力。つい写真を撮りたくなる空間です。

入園料が一般100円と安く、さらには京都府立植物園との共通券が250円というのも学生には嬉しいポイントです。植物園の一般入園料は200円なので、実質プラス50円で2つの施設を楽しめてしまいます。訪れた際はぜひ共通券をゲットして、お得に散策してください。

天地館の1階、十二星座のイラストをあしらった陶板。その上にある金色に輝くサギタリウスのモチーフや、真理館の大イチョウのモチーフも大塚オーミ陶業株式会社が手がけたものです。
ちなみに、皆さん陶板画に見覚えがありませんか?実は、天地館の1階にある十二星座のイラストをあしらった陶板も、陶板名画の庭の陶板画と同じ、大塚オーミ陶業株式会社が制作しているんです!大塚オーミ陶業株式会社の社長である大杉栄嗣さんは京都産業大学の卒業生ですので、縁を感じますね。ぜひこれを機にじっくり見てみてください。

運営を担う北山街協同組合の理事長・野中さんにインタビュー

北山街協同組合理事長の野中修一さん(左)と、学生広報スタッフの岡田(右)※撮影時のみマスクを外しています。

ここからは陶板名画の庭の魅力をさらに深堀りしていきましょう。お話をしてくださったのは運営を担う北山街協同組合の理事長・野中修一さんです。

——野中さんが思う陶板名画の庭の魅力を教えてください。

安藤忠雄氏が設計した建築はコンクリートがむき出しで遺跡のような雰囲気があり、空間を贅沢に使っています。100円で名画と安藤建築が気軽に鑑賞できるのは、なかなか珍しいのではないでしょうか。

——よくイベントも開催されていると聞きました。

コロナ感染防止のためしばらくの間中止が続いていましたが、少しずつ再開しています。毎月行われる手づくり市「北山クラフトガーデン」では、手づくりの品を置くお店が園内にところ狭しと並んで、普段の静けさとは様変わりしたにぎわいですよ。また、毎年3月の終わりには、上賀茂神社や京都府立大学、京都コンサートホールなどと連携して開催する「北山あおいフェスティバル」があります。陶板名画の庭も音楽イベントの会場になっていて、迫力ある陶板画の前でライブが楽しめます。

——人気の撮影スポットを教えてください。

最近はInstagramから知ってくださる人が多いようで、若い方をよく見かけるようになりました。順路の最後に現れる『最後の審判』はやはり人気が高いようで、皆さんよく写真を撮っていますね。

ほぼ原寸大で再現された約14メートルの『最後の審判』。人が前に立つとその大きさが分かります。

——学生にメッセージをお願いします。

北山エリアは高級店が多いイメージがあるかもしれませんが、陶板名画の庭や京都府立植物園はお金をかけなくても一日楽しく過ごせるところなので、ぜひ学生さんにも遊びに来てほしいです。洗練された雰囲気が街全体にあって、名建築も多く、どこを撮っても絵になりますよ。

その後、再開発が進む北山エリアの話題へ。野中さんは「各施設を個別に整備するのではなく、北山エリア全体をどうつなげて活性化するかが大切」と考えておられるそうです。陶板名画の庭でよくイベントが行われているのもその一貫なのだろうなと考えさせられました。

京都府立陶板名画の庭

  • 住所:京都市左京区下鴨半木町
  • アクセス:京都市営地下鉄烏丸線「北山駅」3番出口より徒歩約1分
  • 入園料:一般100円 小・中学生無料(京都府立植物園との共通券は一般250円 高校生200円)
  • 開園時間:9:00~17:00(入園は30分前まで)※季節や催事によって開園時間を変更する場合があります。
  • 休園日 12月28日~1月4日 ※施設メンテナンスによる休園あり。
  • http://kyoto-toban-hp.or.jp

イベント情報

北山クラフトガーデン

毎月第1日曜日に開催(1月と10月はお休み)
時間:10:00~16:00
※天候の状況等により変更の場合があります。今後のコロナ感染拡大状況により、中止や規模縮小の可能性があります。
https://kamigamo-tedukuriichi.com/publics/index/72/

陶板名画の庭周辺のおすすめスポット

周辺には魅力的なスポットがまだまだたくさんあります。サギタリウスでも紹介しているので、ぜひ読んで、訪ねてみてください。

北山エリアはパンやスイーツの激戦区。上記の記事で紹介している「Briant(ブリアン)京都北山本店」、「トコハベーカリー」、「京都北山マールブランシュ 北山本店」のほか、名店が多数点在しています。陶板名画の庭内は飲食できませんが、京都府立植物園や鴨川沿いでパンを食べたり、おみやげに買って帰ったりするのがおすすめです。鑑賞のあとはぜひ北山エリアを巡ってみてください。おしゃれな風景の中を歩いているだけでも楽しいですよ。

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