2022.09.21

カルチャー

おいしいものも雑貨もいっぱい!毎月第4日曜「上賀茂手づくり市」の楽しみ方を紹介!

上賀茂神社の境内に手づくり店が約180店舗並ぶ。

本学からシャトルバス1本で行ける世界遺産・上賀茂神社。そんな私たちにとって馴染み深い上賀茂神社の境内で、毎月第4日曜に開催されている「上賀茂手づくり市」を知っていますか?パンや焼き菓子、野菜、雑貨、食器類、洋服など手づくり品がずらりと並ぶイベントです。今回は、上賀茂手づくり市を何倍も楽しめる方法を紹介しながら、実際に行ってみた感想をレポートします!

上賀茂手づくり市は、2006年3月から定期開催が始まった、手作り品限定の青空マーケットです。出店は約250店舗ですが、現在は新型コロナ対策のため、店舗の間隔を取り約180店になっています。毎回およそ2,000〜3,000人のお客さんが訪れているそうです。開催場所は、世界遺産・上賀茂神社。本学からはシャトルバスも走っており、親しみを感じている人も多いのではないでしょうか。春は桜、夏は小川のせせらぎ、秋は紅葉、冬はうっすら雪化粧した山を眺めて…と、四季折々の景色を眺めながら、手作りの品物をゆっくりと見てお買い物ができます。

上賀茂手づくり市を楽しむポイント!

その1:到着は朝イチの9時がおすすめ!

会場には“ひと筆書き”で巡れるマップが置かれています。
上賀茂手づくり市は、朝9時から開催しています。パンや焼き菓子、野菜など、お店によっては販売量が少ない場合があり、午前中に売り切れてしまうことも。また、作家さんが販売する雑貨やバッグなどは一点ものも多いです。朝イチ訪問なら、逃してしまう心配もありません。会場はひと筆書きで巡れるようになっています。ただし、一方通行ではないのでぐるぐる歩いてもOKですよ。朝一番に乗り込み、まずは1周して、後でじっくり見たいお店をチェックしましょう。

その2:作家さんとの会話を楽しもう!

作品への思いや使い方をお話ししてくださった、「はるひな」の作家・yukoさん。
手づくり市の魅力は、なんといっても「作り手さんと話せること」。ネット通販では気軽に商品が買えますが、作家さんと直接お話しできるのが手づくり市の醍醐味です!野菜を販売しているお店でおいしい食べ方を聞いたり、洋服やアクセサリー屋さんにコーディネート術を教わったり。「どうしてこの作品を作ったのですか?」など、作品への“思い”を聞くと、購入した品にもっと愛着が持てるのではないでしょうか。

その3:ショップカードを集めよう!

気に入った店舗のショップカードやチラシは、再訪の際にも役立ちます。
多くのお店では、ショップカードやチラシを設置しています。実店舗がある場合は場所や営業時間、ない場合でもインスタグラムやTwitterなどの情報が掲載されています。作家さんのことをもっと知りたいならぜひチェックを。新作情報やイベント参加などを知ることができると思います!

その4:クーラーバッグ・足拭きタオル・レジャーシートを持っていこう!

夏は、足をつけて涼むこともおすすめです。
野菜やお漬物を長い時間持ち歩くのは不安ですよね。買うかどうか分からなくても、できればクーラーバッグと保冷剤は持って行きましょう。もちろんエコバッグもマストです!神社内の「ならの小川」は、足をつけて入ってOKのエリアがあります。手や足をつけてみたいなら、足拭き用のタオルもあると便利です。暑い日でも、川の水はかなりひんやり!私は小川に足をつけておやつタイムを過ごしました。訪れるのが夏でない場合は、木陰のある芝生でくつろぐのがおすすめ。レジャーシートがあるとピクニック気分になれます!

おやつ・ドリンク・雑貨を購入し、上賀茂手づくり市を満喫!

オーストラリアの国旗やオリジナルキャラクターをあしらった楽しいディスプレイが目を引く「Kiry’s Muffin Shop」。
美味しそうな特大マフィンのラインナップに惹かれて「Kiry’s Muffin Shop」へ。オーナーは、オーストラリア・タスマニア島出身のKiryさん。私たちが訪問したときはオーナーさんが不在で(残念!)、スタッフさんがお話ししてくださいました。この日はラムレーズン、ミックスベリー、ピーナッツバター、バナナ、ココナッツなど9種類。毎月の出店ごとに商品は変わるそうです。
「Kiry’s Muffin」のアーモンドキャラメル・マフィン320円、セーロンマーマレード・マフィン320円。「こむぎと」のクラフトコーラ500円、レモネード450円。

マフィンはしっかり大きく重い!1個でおなかいっぱいになるほどのボリュームでした。アーモンドキャラメルはしっとり生地にアーモンドがたっぷり、キャラメルがほんのり香り絶品でした!セーロンマーマレード・マフィンは、イギリスのセイロン(スリランカの旧国名)で栽培を始めたセーロン紅茶と、同じくイギリス朝食の定番であるマーマレードの組み合わせ。紅茶の茶葉が驚くほど入っていて、香りがとても豊か。とてもおいしかったです!「上賀茂手づくり市だけでなく、平安神宮前での平安楽市など、京都や大阪のマルシェに出店してるのでSNSをチェックしてみてくださいね」と、スタッフさん。ちなみにこの日は12時前後にすべてのマフィンが売り切れていました。確実に買いたい人は、朝イチを狙ってくださいね。

Kiry’s Muffin Shop

住所:京都市南区東九条中御霊町43-2
営業日:金曜のみ
営業時間:11:00〜16:00
※イベント出店時は変更になります。営業日時についてはInstagramを参照ください。

ナチュラルな雰囲気の手作りお菓子のお店「こむぎと」。

ドリンクは、焼き菓子のお店「こむぎと」で購入しました。実店舗は北区紫野で、喫茶とギャラリーがあるそうです。上賀茂手づくり市への出店は2回目。平安神宮前の岡崎公園で開催されている平安蚤の市では毎月出店、平安楽市にも何度か出店されています。「私は焼き菓子を作っていますが、実は甘いものが苦手。なので、甘さ控えめながら、香りと食感が良いおやつを作っています」と、店長の芝原さん。焼き菓子の素材にこだわり、京都・美山の平飼い卵や牛乳を使っているそうです。私がいただいたクラフトコーラは、シナモンやナツメグなどを調合したオリジナルスパイスとショウガ、レモンが香るスッキリ味。とても美味しかったです!「レモネード」はレモンの香りが爽やか!ハチミツ入りながら甘すぎずさらりとしていて、屋外での休憩にぴったりでした。

こむぎと

住所:京都市北区紫野郷ノ上町41-15
営業時間:11:00〜18:00
定休日:水・木・金

刺しゅう小物のアクセサリーや雑貨を販売している「はるひな」
温かみのある刺しゅう小物のお店「はるひな」。お花の刺しゅうが施されたアクセサリーや雑貨がどれも可愛い!「もともと趣味で刺しゅうを始めたのですが、今は仕事になっています。ネット販売や、雑貨店での委託販売もしていますが、お客さまと直接お話しするのが楽しいので手づくり市に出店しています」と、yukoさん。よくよくお聞きすると、手芸本へのレシピ掲載や、刺繍講座のテキスト監修もされている人気の作家さんでした! 作家活動を始めたころは、布にお花の刺しゅうを施した作品が多かったそうですが、お客さまのリクエストでお花の形に仕上げたり、子どもが身につけられるヘアゴムやヘアピンを作ったりとラインナップを増やしていったそうです。
yukoさんのお母さま作の布バスケット。
作品スペースの約半分は、yukoさんのお母さまが作られた布バスケット。「柄合わせは、私も一緒に考えています」とyukoさん。こちらの布バスケットはこまごましたものを入れてお部屋に置いておくためのもの。「メガネや充電器を入れ、リビングから寝室にバスケットごと運ぶこともできます。可愛くて便利なので、『大きさ違いのものを買いにきた』『自分が使って満足だったので、今度は家族へのプレゼントに』というリピーターさんも多いんですよ」と教えてくれました。
クマの刺しゅうが可愛い巾着袋を購入しました。

私はクマ刺しゅうの巾着袋を次の日からすぐに使い始めたのですが、目にするたびに「上賀茂手づくり市で買った、はるひなさんの巾着!」と愛着もひとしお。これからも長く使い続けたいと思います。

はるひな


上賀茂手づくり市

会場:上賀茂神社
住所:京都市北区上賀茂本山339
開催日:毎月第4日曜
時間:9:00〜16:00予定(雨天決行)

*上賀茂手づくり市事務局では、開催当日のアルバイトさんを募集中!
詳細・お問い合わせは株式会社クラフト(TEL:075-864-6513)の工藤までお問い合わせください。


上賀茂手づくり市は約180店舗とお店の数が多いので、お目当てがなくてもぶらぶらと散策していると、きっと心惹かれるものに出会えると思います。今回はゆったりと巡って半日ほど楽しむことができました。商品を眺めているだけでは分からないこだわりも、作家さんとお話することで知ることができ、面白かったです。出店するお店や並ぶ商品は毎回変わるので、定期的に訪問してみるのがおすすめです!レジャーシートを持参して、買ったものを小川近くや芝生で食べるなど、裏技もぜひ試してみてくださいね。

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