2025.01.10
キャンパスライフ学生の安心・安全を守る!学生地域安全推進隊「サギタリウスチーム」にインタビュー

本学の学生地域安全推進隊「サギタリウスチーム」は、防犯パトロールや小学校での防犯教室など学内外で、防犯や交通安全などの啓発活動を実施しています。隊長の経済学部3年次 太田 隆史(おおた・たかふみ)さんと副隊長の現代社会学部3年次 小寺 翔也(こでら・しょうや)さんに、活動内容やチームの魅力について聞きました。
まず初めに、「サギタリウスチーム」について教えてください。
太田 サギタリウスチームは2002年に京都府北警察の協力のもと、地域の防犯推進委員協議会の一支部として発足しました。
毎週月・火・木曜の登下校時に青色回転灯を装備した大学の公用車で交通安全や盗難・ちかん防止などを呼びかける「青色防犯パトロール」のほか、警察署と合同で防犯や交通安全の啓発活動を実施したり、学内の駐輪場などで自転車の施錠やヘルメットの盗難防止を呼びかけたりしています。
毎週月・火・木曜の登下校時に青色回転灯を装備した大学の公用車で交通安全や盗難・ちかん防止などを呼びかける「青色防犯パトロール」のほか、警察署と合同で防犯や交通安全の啓発活動を実施したり、学内の駐輪場などで自転車の施錠やヘルメットの盗難防止を呼びかけたりしています。

啓発活動はどんなことをしていますか?
太田 月に1〜2回、過去に死亡事故が発生した道路などで事故防止を呼びかけています。2024年7月には、学内で薬物乱用の防止を呼びかける展示を行い、9月には地域と大学の交流イベント「サタデージャンボリー」で防犯ブースを設置しました。

10月には大学近くの商店街で実施される「みそのばしフェスティバル」で防犯グッズやチラシを配布して防犯意識の向上を訴えました。京都サンガF.C.の選手と一緒に出町柳駅に立ち、山岳遭難を防ぐための啓発を行ったこともあります。
小寺 印象的だったのは、兵庫県立大学「ソーシャルメディア研究会」の学生と一緒に開いた小学生向けの「情報モラル教室」です。インターネット利用者の低年齢化が進む中、ネット依存やゲーム課金などの危険性について、楽しみながら学べるよう工夫し、これまでにない新しい経験になりました。
小寺 印象的だったのは、兵庫県立大学「ソーシャルメディア研究会」の学生と一緒に開いた小学生向けの「情報モラル教室」です。インターネット利用者の低年齢化が進む中、ネット依存やゲーム課金などの危険性について、楽しみながら学べるよう工夫し、これまでにない新しい経験になりました。
どんな学生がサギタリウスチームに所属していますか?
太田 現在、1〜3年次の19人が所属しています。警察官志望の学生も多く、昨年は卒業生5人中3人が兵庫や大阪の警察官に採用されました。もちろん警察官志望でない学生も参加していて、他の部活やサークルと掛け持ちで活動している学生もいます。

お二人はなぜサギタリウスチームに入ったのでしょうか?
小寺 高校生のときに警察官という仕事に興味も持ち、大学入学前に友人から「京都産業大学にはサギタリウスチームという学生地域安全推進隊がある」と聞き、1年次の新入生を歓迎するイベントである、新歓祭で話を聞きに行きました。地域の人に役立つ活動をしていると知って、すぐに加入しました。
太田 大学でしかできないこと、特に人のためになることを探していました。見知らぬ誰かのために防犯や交通安全を呼びかける活動は、成果がすぐに目に見えないこともありますが、自分に合っていると思います。
太田 大学でしかできないこと、特に人のためになることを探していました。見知らぬ誰かのために防犯や交通安全を呼びかける活動は、成果がすぐに目に見えないこともありますが、自分に合っていると思います。
やりがいやチームに入って良かったと思うことはありますか?
太田 警察の方に「いつもありがとう」と言っていっていただいたり、リクエストを受けたりすることもあり、やっていてよ良かったと思います。地域に出かけて活動する中、社会の見方が変わりました。大学に入ってからよくしゃべるようになったと言われいわれますが、警察官の皆さんと話をすることで、コミュニケーション力が上がったからだと思います。

小寺 目指している警察官の業務を間近で見ることができ、将来につながる力が身につ付いてきたと思います。一見目立たないようなことでも地道にやっている警察の方々の姿を見て、自分も頑張ろうと思えます。
他の大学でも同様の活動は行われているのでしょうか。
小寺 地域の警察と密に連携し、継続的な活動を行っているのは本学が唯一だと聞いています。2024年の6月に、本学は地域の安全・安心に大きく貢献されたことが評価されて、「京都府防犯協会連合会長表彰」を受賞しました。

在学生へのメッセージをお願いします。
太田 無施錠が原因のバイクやヘルメットの盗難が多発していて、大学の駐輪場では施錠とヘルメットの放置禁止を呼びかけています。混雑時は危険なので、他の人に危害を加えないように、バイクや自転車のルールを守ることも大切です。

また、最近は大学生がお金欲しさほしさに応募してしまう「闇バイト」や詐欺など、SNS上でのリスクも増えていますので、防犯意識をしっかり持ってもって安全な日々を過ごしてほしいと願っています。
人のため、自己成長のために、日々活動しているサギタリウスチーム。成果がすぐに目に見えないことを続けるのは難しいことなのに、やりがいを持って活動されていて、すごいなと思いました。大学生活は長いようで短いと思うので、私も残り少ない学生生活の時間を大切に、学生広報スタッフとしての活動により力を入れていこうと思いました。