【経営学部】森口ゼミ、地域を舞台に育む学び~葛川で“手植え”のフィールドワーク~

2025.05.30

京都産業大学では、地域との連携・交流を通じて、学生が多様な気づきや学びを得られるプログラムを数多く展開しています。2025年度に京都産業大学は、滋賀県・葛川まちづくり協議会・特定非営利活動法人葛川共創ネットワークと連携協定を締結する予定です。連携協定の枠組みを通じた活動の一環として、今回、経営学部の森口ゼミ生5人と、学内公募で集まった4人の学生、交換留学生3人の合計12人が葛川地域の方、一般募集で参集された方とともに、合計31人が田植えの活動に参加しました。

雨の中の田植え体験

当日、朝9:00に葛川地域の田んぼに参加者が集合しました。近年は機械化に伴い、田植え機を使用して苗を植える事が多くなりましたが、お米が出来上がるプロセスを体感するという主旨のもと、今回の体験ではあえて"手植え"をしました。

田植えは初めてという学生も多く、最初は泥に足を取られることに戸惑いも見られましたが、参加者相互にコミュニケーションを取りながら、テンポよく植えることができるようになり、自然と笑顔が広がっていきました。

約一反分を学生が中心となって手植え、約一反分を地元の参加者等で田植えをし、およそ2時間30分かけて合計約二反の田植えをしました。田んぼの端から端までたどり着いた達成感を分かち合いました。昨年は、1日で完了することができなかったそうですが、今回は参加者相互に声を掛け合い、計画通りに作業を終えることができました。当日は、天気予報では大雨の予報でしたが、幸い小雨で田植えの作業には影響もなく、ところどころ雨もあがり、無事に田植えの作業を完了しました。

昼食を通じた地域交流

地元の「気まぐれ食堂」にてランチ交流会を実施し、参加者がお互いの出身や葛川を知ったきっかけ、葛川への想いなどを共有し合いました。午前の活動の達成感もあり、参加者相互の会話が弾みました。

また、ランチでは、昨年、同じ田んぼで収穫されたお米が使用され、自分たちが植えた米を収穫できることに期待が高まりました。
 

ランチ後には、じゃんけん大会の企画もあり、勝者には昨年収穫したお米がプレゼントされ、会場は大いに盛り上がりました。また、参加者による葛川伊勢節、米の豊作を願う祝詞(のりと)が披露され、拍手とともに、秋の豊作を願いました。今後も、京都産業大学生は、葛川を舞台に地域連携を通じて学びを深耕していく予定です。

※大津市葛川地域で行われる伝統行事「葛川祭り」の中で歌われる民謡の一種