【法学部】プレップセミナー(1年次生導入科目)の合同授業が行われました

2024.07.25

7月18日、1年次生向けの導入科目である、「プレップセミナー ※1」の植村クラス、中井クラスの受講生が参加する合同授業がありました。
この授業の内容の企画と進行は、6人のスチューデント・アシスタント ※2(SA)たちが担当しました。

まず、いつもは別の教室でそれぞれ学んでいる2つのクラスから、混成グループを作るところから始まって、グループごとで「ウソ入り自己紹介」によるアイスブレイクをしました。

その後、SAたちが考えたクイズにグループで取り組みました。「現在の京都産業大学の学生数は?」「現在の大学の理事長は?」というような大学の基本データに関する問題から、プレップセミナーでこれまで学んだことの復習となる内容、そして「立法権は国会のみに帰属するので、緊急の必要がある場合でも、内閣が法律の根拠なく、法律で定める事柄を定めることができない。○か×か」といった法律学の専門的な内容の問題までありました。

最後に、グループの輪の中にSAたちが入っての質問タイムです。
「大学の定期試験は初めてで不安に感じている。どんな準備や勉強をしたらよいのか」などの1年次生からの質問に、SAたちは先輩であり同じ学生であるという立場から、優しく丁寧に答えていました。

受講した学生たちの感想

  • いろいろなことを知ることができたが、勉強面に関しても気になるところが分かった
  • クイズでは大逆転負けをして悔しかったが、秋学期の科目について理解できたので良かった
  • テストも近いので概論などの科目の復習ができ、話したことのない人たちと話すことができて楽しかった
  • SAが考えたクイズ大会がとても楽しかった!
  • 初めて違うクラスの人と班になったが、クイズ大会の相談タイムで仲良くなれて楽しかった
  • 最後にSAが授業の相談にのってくれ為になった
  • クイズ大会では法学の専門の問題を間違えてしまったので復習をしたい
  • テストについて教えてもらえありがたかった
授業の設計と進行をすべて担ったSAからは、「計画した通りに進めることができた」「法教育演習をとって自分もSAを目指したいという学生がいてうれしかった」と、手応えを感じていたようです。

※1 プレップセミナー

英語のPreparatory Seminar(準備演習)を略したもので、法学部で本格的に学ぶための準備をする少人数(20〜25人程度)の演習授業で、今年度は全部で26クラスが開講されています。
この授業は、法学部に入学した1年次生の全員が春学期に履修するものであり、文献を読んで要点を把握する、情報整理をする、考えをまとめて表現するなど、法学部での学修において必要となる基礎的能力や知識を身に付けることを目的としています。

※2 スチューデント・アシスタント(SA)

SAとは、昨年度の秋学期に「法教育演習I」を履修し、ディベートや小論文についてより高度なトレーニングを受けるとともに、新入生たちの学習を支援できるようファシリテーションについても学んだ学生たちです。
プレップセミナーの各クラスに配属されたSAたちは、グループワークの支援をしたり、先輩学生として新入生たちからの疑問に答えるなど、1年次生の学びを日頃からサポートしています。