【法学部】焦ゼミ「あいとうエコプラザ菜の花館」でフィールド・リサーチを実施しました!
2023.06.19

学生の活動レポート(法学部 焦ゼミ 3年次生 鈴木 健太さん)
5月27日、法学部 焦ゼミの学生24人は、滋賀県東近江市にある「あいとうエコプラザ菜の花館」へフィールド・リサーチに行ってきました。
「あいとうエコプラザ菜の花館」は、東近江市内の資源循環型の地域づくりを進める拠点施設です。
1998年に旧愛東町(現 東近江市愛東地区)から全国展開された地域内資源循環モデルであり、地域自立を促進させる「あいとう菜の花プロジェクト」を行っています。地域で育てた菜種で菜種油を作り、市内の家庭から使い終わった廃食油を集めて、粉せっけんやバイオディーゼル燃料にリサイクルし、再び市内で利用することを進めています。
私たちはこちらにお邪魔し、まずNPO法人「愛のまちエコ倶楽部」の方から、プロジェクトが始まったきっかけや、循環型社会のモデルづくり、SDGsに関する取り組みなどについてお話ししていただきました。
40年前に発生した琵琶湖の赤潮発生問題をきっかけに、主婦の方々からの発信で全国に広がったというお話を聞いて、とても行動力のある方々だなと感じました。

その後2班に分かれて、エコキャンドル作りとバイオディーゼル燃料実験を体験させていただきました。
エコキャンドル作りでは、家庭で不要になった廃食油を使ってカラフルなエコキャンドルを作りました。台所で使っていた油がキャンドルに生まれ変わることを知り、エコについてさらに興味が湧きました。
エコキャンドル作りでは、家庭で不要になった廃食油を使ってカラフルなエコキャンドルを作りました。台所で使っていた油がキャンドルに生まれ変わることを知り、エコについてさらに興味が湧きました。

バイオディーゼル燃料実験では、こちらも先ほどから登場している廃食油からバイオ燃料を精製する実験を行いました。実験後、出来上がった燃料を利用したカートに試乗させていただきました。
市内ではバイオディーゼル燃料で稼働するトラックやバスもあります。カートに試乗させていただきましたが、廃食油を使っているためカート周辺ではてんぷらの匂いがしました。
市内ではバイオディーゼル燃料で稼働するトラックやバスもあります。カートに試乗させていただきましたが、廃食油を使っているためカート周辺ではてんぷらの匂いがしました。

ゼミ生の感想では、「地域住民が廃食油回収に参加することによって、地域全体で環境問題に取り組み、意識が高く協力できている点が理想的な形であると思った」「廃食油をせっけんやバイオディーゼル燃料に、地域で出たもみ殻を肥料として再利用するなど、どれも無駄にしない取り組みはなかなか難しいことだが、それを実践されていてすごいと思った」などの、「あいとう菜の花プロジェクト」が勉強になったという声が多く聞かれました。
今回のフィード・リサーチでは、菜の花を通してエネルギーの地産地消や、持続可能な暮らしの大切さを学ぶことが出来ました。