【文化学部】下出 祐太郎 教授が厚生労働省「現代の名工」に選出されました!!

2021.11.25

文化学部の下出 祐太郎 教授が厚生労働省「現代の名工」に選出され、11月8日(月)、東京都内で表彰を受けました。

下出教授は伝統産業工学の専門家として、本学で教鞭をとっている一方、京都市内で創業100年以上続く蒔絵工房の3代目として第61・62回伊勢神宮式年遷宮御神蒔絵に携わる他、京都伝統産業優秀技術者表彰等、多数受章されています。
また、数百種類もある金粉などを使い分ける高い表現技法を用いて腕時計や化粧道具などの装飾にも挑戦されており、この度、漆器に金粉などをまいて模様を描く卓越した技術が認められ、受章に至りました。
本学サギタリウス館に設置されている「『サギタリウスへ』-大志をはぐくむ」も下出教授の作品です。

受章式典での下出教授と受賞の盾
下出教授は今回の受賞に対して「祖父も父も現代の名工に選ばれており、とても感慨深いものがあります。蒔絵の表現やすばらしさを後世に伝えていきたい」と語られ、伝統産業の将来を担う学生に対してエールを送られました。是非、下出教授からのメッセージ動画をご覧ください!
「現代の名工」とは、卓越した技能者を表彰する厚生労働省の制度で、広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、もって技能者の地位及び技能水準の向上を図るとともに、青少年がその適性に応じ、誇りと希望を持って技能労働者となり、その職業に精進する気運を高めることを目的としています。