京都産業大学で受けられるキャリア教育・就職活動のサポートを総まとめ!

進路・就職支援センターの受付

「将来のキャリアはどのように考えればいいんだろう」「就職活動に向けて何をすればいいか分からない」そのような悩みを抱える学生たちの強い味方が、本学の「キャリア教育センター」と「進路・就職支援センター」です。自分に合ったキャリアプランや進路選択のためにどんなサポートが受けられるのか、「キャリア教育センター」の渡邉 直裕さん、檀上 恵利奈さんと「進路・就職支援センター」の佐々木 竜一さんに話を伺いました。

入学直後から未来まで多彩な「キャリア形成支援プログラム」を実施する「キャリア教育センター」

「キャリア教育センター」の渡邉 直裕さん、檀上 恵利奈さん。「自分の人生をプランニングしていきましょう」
個々の「進路支援」を行う「進路・就職支援センター」に対して、学生と社会との連携授業を運営し、自分のライフプランやキャリアビジョンについての学びを支援するのが「キャリア教育センター」です。指導するのは学部を超えた延べ約100人の教員で、連携企業は287社、16科目の開講で3538人が受講しています(ともに2022年度)。

「キャリア形成支援プログラム」には、どんな授業がありますか。

本プログラムは16科目で構成されています(下記の表参照)。学外から社会人ゲストを招く授業や、さまざまな人たちから社会のリアルな課題を聞き、企業から与えられた課題に取り組む授業、インターンシップなどの就業体験を伴う授業などがあります。すべて共通教育科目のため、どの学部の人も履修することができます。
キャリア形成支援プログラム一覧
このうち「導入・接続教育科目群」の「自己発見と大学生活」(1年次春学期開講)は、毎年約2千人が受講する人気科目で、学部を超えて交流し、さまざまなコミュニケーションスタイルを学びます。
2年次生からは「PBL系(課題解決型学習)」や「インターンシップ・キャリア実習系」科目も受講できます。PBL系科目では、企業や行政から提示されたリアルな課題に取り組み、学外での活動も含め、チームで結果を出します。ここで身に付けられるのが「問題解決力」です。

私は文化学部が開講しているPBL系授業を受講しましたが、自分の成長が感じられる授業でした。キャリア教育センターの授業も気になります。

インターンシップ・キャリア実習系科目は毎年4月頃、PBL系科目は毎年6〜7月頃に募集説明会を実施します。それを聞いて良いなと思ったら、ぜひ受講してみてください。
 
「インターンシップ・キャリア実習系」科目は、3年次生はもちろん、2年次生のうちにこの授業を受けておくと視野が広がりますよ。
この科目では、夏期休業中のインターン実習に向けて、夏前の授業でビジネスマナーも学べます。実習中は実際の企業・団体での就業体験を通して、その業種や職種ならではの特徴を学べ、仕事のやりがいを体験でき、最後には振り返りの発表会もあります。協力企業は200社ほど。企業が独自で行うインターンシップに比べて参加しやすく、インターンシップビギナーでも安心です。「ここでの経験が、他の会社のインターンシップや就職活動で生かせた」との学生さんの声も多いです。
学生広報スタッフの考えについても耳を傾けてくださいました。

学生へのメッセージがあればお願いします!

皆さんにはぜひ、1年次生のうちから積極的にキャリア形成支援教育科目を受講してほしいです。たくさんの企業や先輩たちと出会い、接点を持ち、学年や学部、立場を超えて学び合い、さまざまな価値観に触れる。そうした中で、自分を見つめ直すことで、次の一歩を踏み出すことができるからです。
 
満足度が高く、納得できる人生を生きていくためにも自分のキャリアは自分で考えることが大切です。そんなお手伝いができるようキャリア形成支援プログラムにかかわる教職員一同、ワクワクするようなプログラムを用意して、お待ちしています。

個別の進路相談に応える「進路・就職支援センター」

佐々木 竜一さん「職員は皆さんの応援団。気軽にご相談ください」

「進路・就職支援センター」の利用方法を教えてください。

「進路・就職支援センター」は13号館の4階にあり、大学の休日や一斉休業以外の平日9:00〜17:45(水曜日は16:30まで)、土曜日9:00〜11:45はいつでも利用できます。個別でじっくりと相談をしたい場合は、事前に個人面談を予約するとスムーズです。予約・アクセスは在学生専用の就職情報システム「京産ナビ」から。2週間単位で予約状況を公開しています。面談時間は1回30分。面談方法は、対面またはオンラインのうち都合のいい方を選べます。1年次生から大学院生まで、誰もが気軽に相談できます。
 

個人面談では、どんな相談ができますか。

就職活動だけでなく大学院への進学など、進路全般についてなんでもご相談ください。1日平均5~60件、相談が増える冬の時期には80件、年間で約1万2千件の相談に応じています。相談内容は、学生さんによってさまざまです。「自分が何をしたいか分からない」「まずはどんな会社の説明会に行けばいいですか?」もよくあるお悩みです。漠然とした相談はもちろん、エントリーシートの書き方や添削、自己アピールポイントの見つけ方、模擬面接など、就職活動に役立つ具体的なアドバイスもお任せください。
個人面談では、一対一で落ち着いて話ができます。
「進路・就職支援センター」には40人程の職員がおり、経歴の異なるさまざまな職員と話ができるのも特長です。学生一人一人と向き合い、一緒に進路を考えます。各職員の経験や価値観を背景にした多様な意見を聞けるため、ものの見方を広げ、考えるヒントになるはずです。一方で、状況に応じては同じ職員が伴走することもありますので安心してくださいね。

就職活動に有利な資格はありますか。

よく聞かれる質問ですが、実際には有利な資格はあまりありません。なぜなら、その企業が必要とする資格があるのなら、入社後に取得させる企業がほとんどだからです。IT系の仕事でも、入社後の研修を経れば、文系でも理系と遜色ない活躍ができる企業もたくさんあります。
 
ただ、一部例外もあり、目指す就職先で必要不可欠な資格なら、取得したほうが有利なこともあります。例えば、英語が必須の企業ならTOEICなど、語学力を示すことができる資格を取得しておくことをお薦めします。また、IT企業の技術者を目指すなら、文系学生でも情報技術系の資格を持っていると、企業の選択肢が広がることはあります。

では、就職活動では何を重視されるのですか。

就職活動で評価されるのは、その人が持つカード(資格)ではなく「その人自身」です。これまで生きてきて、その人が何に真剣に取り組み、どんな思いや経験をし、困難に立ち向かうためにどんな工夫をしてきたか。採用担当者の方が聞きたいのはそこです。
そのためにも学生時代は、「自分が興味のあることに精いっぱい取り組んで」ほしいです。資格も、その人にとって「目的」がはっきりしているのなら、取得する価値があります。その場合は企業側も「自分で目的を立てて計画し、遂行できた人」として一目置くと思います。
就職活動について、丁寧に教えてくださる佐々木さん。

就職活動をうまく進めるポイントを教えてください。

就職活動の良い点は、「自分が本当は何が得意で、どんなことをしたいのか」を突き詰めて考えられることです。その見極めがうまくいけば「自分らしく働く」進路やキャリア形成につながるのです。例えば「観光や旅行が好き」という理由で、就職先にホテルを選んだ学生が、実際に働いてみて、自分は観光地の「街づくり」に興味があったと気づく場合があります。就職活動時なら、別の選択肢に目を向けられたケースです。この例なら、自分は「観光」のどの部分に引かれるのか、それはなぜなのか、どう関わっていきたいのか。好きなことをとことん深掘りすることで、自分のやりたいことを見つけ、自己選択につながっていきます。
 
さて、ここでもう一点加えさせてください。3年次生になったらぜひ取り組んでほしいのが、多くの企業が入社試験で採用する能力検査「SPI」対策です。この中に出てくる数的処理問題は内容こそ中学生レベルですが、計算方法を忘れていたり、手間取っていたりすると、点数が思うように取れません。ここで面接に進めずに「足切り」される学生が本学にもたくさんいます。1日10分程度で構いませんので、問題集を解くなどコツコツ準備していただけたらと思います。

今後のセミナーやイベント情報について教えてください!

2月「学内合同企業セミナー」と「就活祭」は在学生必見。
「進路・就職支援センター」では個人面談以外にも、さまざまな就職関連イベントを開催しています。12〜1月には大手優良企業による業種別説明会「学内企業セミナー」を実施しています。さらに、2024年2月6~8日には神山ホールで大規模な「学内合同企業セミナー」があり、1日60社×3日間、計180社の企業が集まります。偶然の出会いが生まれるまたとないチャンスです!本学の学生は年次を問わず参加できますので、ぜひお越しください。
 
また、2024年2月10日には「就活祭」があります。就職活動が終わった4年次生が務める「学生就職アドバイザー」、現在社会人として活躍している「卒業生アドバイザー」が、リアルな就職活動を紹介してくれる他、質問相談会や模擬面接などがあります。昨年は664人が参加して大盛況でした。いずれも申し込みは「京産ナビ」からできます。


京都産業大学の手厚いサポートを知り、とても頼もしく思いました。「進路・就職支援センター」は「何から始めればいいのか分からない」ところから利用できると知り、驚きました。これから、自分が何をしたいのかをじっくり考えるために、来年のキャリア形成支援科目も積極的に取ろうと思います。

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