2023.06.30
特集本学発のシンガーソングライター⼭合圭吾さんの音楽に懸ける思い!

現代社会学部に入学したシンガーソングライターの山合圭吾さん。ライブでも配信でも精力的に活動されているので、ご存知の方も多いかもしれません。今回、山合さんに音楽活動を始めたきっかけから今後の目標まで幅広く話していただきました。これからもっと有名になるに違いないアーティストです!皆さんも山合さんのファンになりませんか。
山合さんは、現在シンガーソングライターとして活動しており、YouTubeやSpotifyなどで楽曲を配信し、ライブハウスでの公演や路上ライブも行っています。音楽活動は2020年の4月に始められ、当初は「ごりごりやま」という名前で活動。初めてのワンマンライブを2021年12月に京都で行い、チケット完売の成功を遂げました。取材当時(2023年4月13日)は5月4日に初の東京ライブも控えていた山合さん。これまでの活動や楽曲制作の方法について、インタビューを行いました。
山合さんと音楽との出会い
山合さんが音楽を始めたいと思ったきっかけは小学校5年生のとき。梅小路公園で日本のロックバンド「くるり」主催の「京都音楽博覧会」という音楽フェスティバルに行ったとき、音楽が持つ力に好奇心を抱いたそうです。その年の誕生日にはアコースティックギターをお父さんからプレゼントしてもらい、趣味として楽しんでいました。
その後も、趣味でギターを続けていた山合さん。高校の授業の合間には、替え歌を作って遊んでいました。既存の曲に語呂を合わせて歌詞をのせていくのが楽しかったそうです。高校、大学とギターを続けていくうちに、替え歌だけではなくオリジナル曲も作るようになりました。ふわりと頭の中に浮かんできた曲に即興で歌詞を合わせることで、自分だけの曲が生まれていったのです。

山合さんは楽曲を作る際、現実のシチュエーションを歌詞に反映させるのではなく、想像を曲に落とし込んでいくことが多いそうです。
例えば、『烏丸通り』は失恋をテーマにした楽曲で、序盤に「今はもうあなた あの部屋にいない」という歌詞が登場します。しかし、それは山合さんが実際に体験したことではありません。現実をそのまま歌に書くことに恥ずかしさを感じるということもあって、想像した出来事を膨らませていく作り方を得意としています。
音楽活動開始直後に襲った新型コロナウイルスの猛威
山合さんが本格的に音楽活動を始めたのは大学2年次生の春学期からです。当初は「ごりごりやま」として活動を始めた山合さん。 初めて楽曲をリリースした2カ月後、運悪く新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令されてしまいました。そのような状況の中でも1年ほどかけて、少しずつファンを獲得していった山合さんは、ワンマンライブに向けてSNSを活用して集客を行っていました。そして2021年12月、ついに行われたファーストワンマンライブは100人のキャパシティで見事成功を収めることができ、これまでの努力が報われた瞬間となりました。

目標は「メジャーデビュー」!真剣に音楽と向き合う心
この先も音楽活動を続けていく山合さん。何よりも原動力となっているのは、「有名になりたい」という気持ちだそうです。今後の目標は、ずばり「メジャーデビュー」。ドラマとのタイアップの仕事や音楽番組出演などに憧れるそうです。

ワンマンライブも大成功を収めるなど、山合さんの知名度は着実に高まっているように見えます。しかし、「まだ自分では知名度があるとは思っていません。対外的には、あえて本来の自分より、もっとすごい人間だと思われるように振る舞っているところもあります」と語ります。
「音楽活動を始めた初期に、本格的なプロモーションビデオを作りました。周りに、自分をすごい人間だと思わせることで、モチベーションが高まるんです。それに見合う自分になれる努力をしようとするので。メジャーデビューという大きい目標を掲げているのも、実は同じ理由です。周囲に大きな目標を伝えることで、その言葉の通りになるようにひたむきに活動を続けられるんです。ゆくゆくは、同じ界隈のミュージシャンや同世代の人に自慢してもらえるような存在になりたいです」。

筆者が山合さんのことを知ったのは、現代社会学部のゼミ紹介の動画でした。エンディングテーマとして流れた山合さんの『リスタート』という曲に、思わず感動して胸が打たれたのを覚えています。
山合さんはきっと音楽一筋なのだろうと思っていたのですが、なんと大学のサッカー部に所属していたそうです。私も体育会系の部活動と学生広報スタッフの活動を並行してやっているので、両立する大変さに共感しつつ、それでも夢中になれば、大変なことも乗り越えられるのだろうと思いました。
さらに山合さんが「私よりも音楽が好きな人はいっぱいいます。私は、音楽そのものよりも、音楽をきっかけに自分のことを知ってもらえることが楽しい、と思って活動しています」と目を輝かせながら語るのを見て、私はこれからも山合さんを応援し続けたいなと思いました。