2023.06.01

カルチャー

京都市のあじさいスポット3選!美しい庭園やあじさいをテーマにしたパフェを楽しもう

霊源院に咲く「アマチャ」

梅雨がやってくると雨で出かけるのが億劫になりがち。そんな季節におでかけの楽しみをくれるのがあじさいです。6月に見頃を迎えるあじさいは大輪の花が魅力。そこで、京都らしい景色やあじさいモチーフのスイーツが楽しめる、とっておきのあじさいスポットをセレクトしました!

仏教伝来を表現した庭園にアマチャが咲き誇る「建仁寺塔頭 霊源院」

霊源院の入り口。建仁寺本院から少し離れており落ち着きがあります。
京阪電車「祇園四条駅」から徒歩12分の場所にある建仁寺塔頭「霊源院」。塔頭(たっちゅう)とは大きな寺院の中にある小寺院のことです。臨済宗の大本山である建仁寺にはたくさんの寺院があり、霊源院は境内の南東に位置しています。
実際に乾燥させたアマチャの葉。ほんのり甘い香りがします。
一休さんの名で親しまれている一休宗純や今川義元が修行したことでも知られる京都最古の禅寺ですが、「甘茶の寺」としても有名です。甘茶とは、ガクアジサイの変種と考えられる「アマチャ」の若葉から作られるお茶のこと。お釈迦さまの生誕を祝う行事「灌仏会(かんぶつえ)」では、甘茶が仏像にかけられる慣習があります。
縁側に座って鶴鳴九皐を眺めることができます。
霊源院の中にある庭「鶴鳴九皐(かくめいきゅうこう)」には、アマチャが植えられています。紫陽花の咲く季節には庭園が特別公開され、かわいらしく咲き誇るアマチャの花が見られます!
庭園に咲き誇るアマチャ
鶴鳴九皐は、今川義元の生誕500年を記念して2020年に完成した庭園です。入って正面の庭園は中国、右側の庭園は日本、そして両者を繋ぐ枯山水は海を表現しているそうで、「釈迦の教えがインドから世界に広がる」というイメージで作庭されています。
たくさんのアマチャとともに写真を一枚。座っているのはインドのブッダガヤから運ばれたという坐禅石。

霊源院の中は、庭園の緑が美しく、リラックスした時間を過ごすことができました。訪れた日は晴れていましたが、雨の日に来るとあじさいが雨に濡れて綺麗とのこと。6月の梅雨の時期に訪れるにはぴったりです。庭はもちろん、境内はどこを切り取っても風情があり、落ち着いた時間を過ごすことができます。

また、2023年5月20日(土)~6月11日(日)は、土日限定・数量限定で虎屋の甘茶セット(500円)をいただくこともできます。甘茶を目でも舌でも味わう貴重な機会なので、訪れてみてはいかがでしょうか。

建仁寺塔頭 霊源院

住所:京都府京都市東山区大和大路四条下ル小松町594
特別公開期間:甘茶の庭「鶴鳴九皐」2023年5月13日(土)~7月17日(月・祝)
開門時間:11:00~14:30(15:00閉門)
拝観料:境内無料 「鶴鳴九皐」拝観料一般500円
定休日:法要等により拝観できない場合あり。詳しくはWebサイトへ
HP:http://www.reigenin.jp

情緒ある風景を堪能!駅近で気軽にあじさい鑑賞できる「衹園白川」

衹園白川の石畳と道沿いに咲くあじさい
気軽に訪れやすいあじさいスポットとして、京阪「祇園四条駅」そばの衹園白川エリアをご紹介します。衹園四条駅9番出口を出ると左手に鴨川、右手に白川が位置しています。この白川に沿って歩いていくと、6月中旬に盛りを迎えるあじさいの姿が楽しめます。
 
特におすすめのエリアは、大和橋そばの「料理旅館 白梅」から巽橋手前までのスポットです。石畳の道が続く中、周辺は町家造りの建物が立ち並んでいて京都らしい風情が魅力。さまざまな品種のあじさいが植えられており、近くに素敵なお店があるので散策していて飽きません。
川沿いにもあじさいが。
賑やかな祇園四条駅のすぐそばにあり、雨の日にも訪れやすいところが魅力のスポットです。平日は人も少なめでゆっくり鑑賞できますよ。お出かけコースにも組み込みやすいので、ぜひ立ち寄ってみてください。
 
住所:京阪電車「祇園四条駅」~巽橋エリア

SNS映え間違いなし!季節感満載「金の百合亭」人気のあじさいパフェ

八坂神社の目の前に位置し、店内窓から神社を眺めることができます。
衹園白川からもほど近く、八坂神社の目の前にあるカフェ「金の百合亭」(きんのゆりてい)では、あじさいをモチーフにしたパフェを楽しむことができます。
 
こちらのカフェでは、6月のオリジナルパフェ「紫陽花」だけでなく、月ごとに変わる季節のオリジナル抹茶パフェが人気です。月ごとのパフェで、店主の手嶋さんが一番大切にしているのは季節感です。7月は「衹園祭」、8月は「夏涼み(金魚と朝顔)」など、季節にあったモチーフを決め、一からデザインしています。季節のモチーフは、手作りの練り切りや錦玉羹、白玉などの和菓子で表現。パフェの抹茶には、一般的に使われる製菓用の抹茶ではなく、飲んでも美味しい上質な抹茶を使用しているのもお店のこだわりです。
 
※錦玉羹(きんぎょくかん)とは、寒天と砂糖、水あめを煮て溶かし、色素や練乳で色付けをして型に入れて固めた和菓子のこと。
 
創業当時のメニューにパフェはなかったそうですが、お客様からのリクエストが作り始めるきっかけになり、今では人気メニューの一つとなっています。
 
「紫陽花」(1,380円)は5月26日~6月末までの販売予定(6月7日〜6月16日は都合により休業)。

お目当ての「紫陽花」は、上品で可愛らしい見た目に、思わず八坂神社を背景に写真を撮りたくなるような一品です。パフェのトップは、和菓子では定番の上生菓子「紫陽花」をガクアジサイ風にアレンジしたもの。中央のキラキラと涼しげな錦玉羹(きんぎょくかん)とそれを囲む三色の練り切りで表現されています。

「金の百合亭」は、ロッシーニのオペラ『ランスへの旅』の舞台となった宿の名から名付けられました。店内はクラシック音楽が流れていたり、自由に弾ける電子ピアノがあったりと、音楽好きにはたまらないひと時が過ごせますよ。また、防音の窓で外音が遮断されているため、観光地とは思えない落ち着いた雰囲気の中で食事が楽しめます。

パフェの他にもあんみつ、シフォンケーキなどの幅広いスイーツや、生パスタ、カレーなどのご飯ものもあります。あじさい巡りの道中に、ぜひ立ち寄ってほしいお店です!

金の百合亭

住所:京都市東山区衹園町北側292-2 2階
営業時間:11:00~18:00(L.O.17:30)
定休日:毎週水曜・木曜(6月7日〜6月16日は都合により休業)
HP:https://kinnoyuritei.com


雨でも映えるあじさいは、趣のある京都の景色と相性ばっちりです。今回紹介したスポットはどれも京都市内の賑やかなエリアにあるので、大学の帰りや休みの日にも訪れやすいはず。ぜひあじさいの季節を楽しんでください。

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