【文化学部】ガイドを務めるのは大学生!英語で京都を案内しよう~将軍塚 青龍殿&青蓮院ツアー~
2023.07.04
文化学部の専門教育科目「英語で観光文化セミナー」(担当:ペレッキア ディエゴ准教授)で、フィールドワークが行われました。本科目は、英語の実践的な力を身に付けることを目的に京都の名所を海外の方に「英語」で案内します。今回、歴史ある京都文化を世界に広めるために受講生(文化学部・京都文化学科学生12人)がガイドとなり、本学交換留学生(12人)に対してツアーを企画・実施しました。今回のツアーの舞台は将軍塚 青龍殿と青蓮院。果たして上手くいったのでしょうか?
(学生ライター 現代社会学部2年次 河野 陽菜多)
京都の文化や自然を体感できる場所として、将軍塚 青龍殿と青蓮院を案内しました。今年度は受講生と留学生が二人一組のペアになり、それぞれがガイドする側・される側を体験しました。
受講生は、英語ガイドの練習やツアーを企画するための事前準備でも現地を訪れており、この場所を訪れるのは3回目でしたが、留学生との初めての顔合わせに緊張している様子のペアも見受けられました。事前に準備してきたガイド用のテキストを手に、留学生の質問に答えていきます。
まず訪れたのは、京都の街を一望できる大護摩堂・青龍殿(将軍塚)です。奥殿に安置されている国宝「青不動明王二童子像」の前で、描かれた経緯や寺院との関係について説明しました。手元にテキストがあっても、緊張でちょっとした英単語の表現が分からなくなってしまう場面もあり、受講生は経験を積み重ねる大切さを実感しているようでした。
次に巡るのは将軍塚。この塚の下に埋まる高さ約2.5メートルの将軍の像が名前の由来です。すぐ隣にある展望台からは京の都を一望できました。遠くに見える大文字焼きで有名な山を指差しながら、五山の送り火や日本のお盆について説明しました。
ツアーガイドを通して学びを得るのは、留学生だけではありません。青蓮院へ向かう道中では、留学生が母国のドイツでよく遊んでいたという草笛を教えてくれました。遊び方を教えてもらっていざ初体験!森に「プィーッ!」と華やかな音が鳴り響きます。
集まった留学生は一定程度の日本語が話せる学生ばかりでしたが、今回のような歴史や文化に関するガイドツアーは非日常的で新鮮な体験だった様子。山道で立ち寄った神社では、屋根瓦や鐘紐を指差して観察するなど、日本の建築様式や文化に興味津々な様子が伺えました。
最後に立ち寄ったのは青蓮院です。
元々皇族の住居であったため、静かな佇まいの枯山水やヒノキの香る柱まで厳かな場所でした。ここまで坂の多い山道を歩き続けたツアー参加者は、疲れもあったのか誰に言われずともそろって縁側でゆったりとした時間を過ごしていました。庭園を眺めながら休息を取るひと時…。もしかすると「わびさび」を感じていたのかもしれません。
「集まってくれた留学生は必ずしも英語圏出身ではありません。中国やフランス、ベトナムなどさまざまな国から日本を訪れています。辞書で調べた英語をそのまま話しても伝わらないこともあります。だからこそ、ガイドである受講生と留学生のそれぞれが、相手に寄り添う姿勢が大切です」と、担当のペレッキア准教授は語られました。
今回はガイドブックにも掲載されている有名スポットを訪れましたが、機会があれば穴場スポットも案内してもらいたいとの声が挙がっていました。受講生にとっては、身近な京都をグローバルな視点から見つめることで、いつもと違った発見があるかもしれませんね。