雰囲気までしっかり伝えて。経営学部ゼミ生が「ゼミフェア」を開催

2021.12.09

参加者の質疑に応じる中井ゼミ生
伊吹ゼミの様子
京都産業大学経営学部では他大学よりも早い2年次からゼミ活動が始まるのが特長で、ゼミナール(以下「ゼミ」)加入率が90%を超えています。ゼミ毎に専門テーマが異なり、「ゼミ活動」が充実しています。そのため、ゼミの募集にあたっては、次のゼミ履修希望者に向けて毎年多数のイベントを開催しています。今回は、そのうちの一つであるゼミ履修希望者向けの相談会「ゼミフェア」から、イベント全体の様子に加え、印象に残った2つのゼミについてレポートします。イベントでは、各ゼミの先輩学生たちが参加者を出迎え、活動内容の詳細やゼミの雰囲気について紹介しました。
(学生ライター 外国語学部3年次 福崎 真子)

「伊吹 勇亮ゼミ」

説明を行う伊吹ゼミ生
SNSで情報発信も行った
伊吹ゼミは「コミュニケーションと経営戦略・組織」について学ぶゼミです。食品ロスを削減するために規格外野菜を使用したマスクケースの開発や、昆虫食への関心を集めるための「昆虫食カフェ」の開催など、さまざまな取り組みを行っています。「昆虫食カフェ」は2022年1月に開催予定であり、開催に向けて現在準備に取り組んでいるそうです。伊吹ゼミでは、年度初めにゼミ生同士が「やってみたいこと」を熱く主張し合います。その中から話題性があり、社会課題の解決性に最も優れたテーマを一つ決め、その年度に取り組む課題に設定されることが紹介されました。「自分たちで研究内容を決めて、ゼロから取り組めることが魅力です」と、伊吹ゼミで学ぶ面白さを語りました。参加者からは「面接は厳しいのですか?(ゼミ履修志望者を選抜するための面接)」と質問がありました。ゼミ生は「7対1くらいの人数比で行われた」、「自分の特技であるルービックキューブを実際に用いて自己アピールした」など、自らの体験を具体的に述べながら参加者へアドバイスを行いました。そして「面接の際には後悔のないよう、思う存分、自分自身をアピールしてくださいね!」とエールを送り、活動紹介を締めくくりました。

伊吹ゼミの活動↓
 伊吹ゼミに関する記事
Instagram: 伊吹ゼミ13期生【京都産業大学経営学部】(@ibukisemi_13) • Instagram写真と動画

「舟津 昌平ゼミ」

舟津ゼミの話を聞く参加者
参加者へ配付された資料
舟津ゼミは、「経営組織とイノベーション」を学ぶゼミです。開講3年目のゼミであり、できたばかりの初々しいゼミ…かと思いきや、研究・プロジェクト企画活動としてさまざまな取り組みを行っており、2021年夏に経営学部内で開催された「経営学部生によるCM制作プロジェクト」で最優秀編集賞を受賞するなど、しっかりと実績を上げていることが紹介されました。

「経営学部生によるCM制作プロジェクト」完成披露発表会の様子はこちら↓
「学生の日常を伝える」経営学部生によるCM制作プロジェクトの集大成!~Part1:完成披露発表会編~ | 京都産業大学 (kyoto-su.ac.jp)

また、ゼミ内で親睦を深めるためのレクリエーションやゼミ合宿の内容(コロナ前の様子)などをチラシにまとめて記載し、参加者に配付しました。チラシを作成するにあたっては、3年次生が2年次生に指導をするなど、学年間の交流が図られたことも紹介されました。
ゼミ活動紹介の途中で、参加者が「どのゼミを履修しようか迷っている」と心境を打ち明ける場面がありました。ゼミ生は、自分たちのゼミについてだけでなく、他のゼミの活動内容についても、そのゼミの学生の体験談などを紹介しながら丁寧に対応を行っていました。「恐れず、周りに流されず、自分のやりたいことが実現できるかどうかをよく吟味してゼミを選択してほしいです」とエールを送り、活動紹介を締めくくりました。
上元ゼミの様子
中井ゼミの様子
イベントの開催にあたっては、運営人員が集まらなかったり、普段のゼミ活動時間だけでは準備が間に合わなかったり、各ゼミがそれぞれに苦労や工夫を重ねて当日を迎えたそうです。主催者側のゼミ生にとっても、皆で協力して準備を行ったことで、ゼミ生間の絆を深めることができたり、改めて「対面」で活動やイベントを行えることの大切さに気付いたりする良い機会になったようでした。

どのゼミの学生も親しみやすく、特にゼミの活動内容を「楽しそうに」「興味深そうに」語っていたところが魅力的でした。このイベントが、参加者の皆さんにとって、自分に合ったゼミを見つけるための良い参考となるよう願っています。経営学部ゼミ生と参加者の皆さんに幸あれ!

経営学部HP↓
経営学部 | 京都産業大学 (kyoto-su.ac.jp)