【文化学部】ClaSP!:学生視点から解説!教職課程
2023.11.29
文化学部では、図書館司書課程・学芸員課程・学校図書館司書教諭課程そして教職課程の取得を目指せることをご存知ですか?
今回はこの内の1つ教職課程について、教職課程を履修しているClaSP!メンバーへのインタビューを元に紹介していきます。
(ClaSP!メンバー 文化学部4年次 池原 奈那子・西郷 希咲)
まずは簡単に、教職課程の概要について説明します。
文化学部では学科によって取得できる教員免許の種類が異なります。京都文化学科では中学校の「社会」と高校の「地理歴史」を、国際文化学科では中学校・高校の「英語」の免許を取得することができます。また、中学校と高校では、免許取得のために必要な単位数や教育実習期間等に少し違いがあります。それぞれの違いを踏まえ、しっかり理解した上で履修しましょう。
次に、教職課程に関してよく聞かれる質問について、教職課程を履修しているClaSP!メンバーがお答えします。
Q.学部の授業に加えて、教職課程も履修していると、受ける授業が多すぎて大変なのではないかと心配です。学部の授業と教職課程は上手く両立できましたか?また、両立するコツはありますか?
A.教職課程の必修科目は、学部の必修科目と重なっているものが意外と多いので、思っていたより両立は難しくなかったです。学部の必修科目を優先的に選んで履修していたら、教職課程の必修科目の半分ほどはカバー出来るので安心してください。ただ、2・3年次までに必ず履修しておかなければならない授業があるので、計画的な履修登録を行うことが重要です!
Q.4年次の教育実習を上手くやり遂げられるか心配です…。教育実習に行く前に準備しておくといいことはありますか?
A.教育実習前の時間のある内に、教材研究を沢山しておくべきだと思います。教育実習では、実習生が生徒の前で授業をする研究授業の時間があります。多くの場合は、教育実習前の打ち合わせで、授業で使う教科書が渡され、実習生が授業を担当する範囲を教えてもらえます。教育実習が始まると1日がすぐ終わってしまって、授業準備に使える時間がとても少ないので、事前に教材研究を済ませておくと、授業準備が進めやすくなります!
Q.教材研究をするときに意識したほうがいいこと、気を付けたほうがいいことはありますか?
A.昨今、多くの教育機関ではICTを活用した指導が主流となってきていて、生徒は基本1人1台タブレットを持っています。私たちが学校に通っていた頃とは違い、生徒達はタブレットを使ったさまざまな方法での指導を受けているので、教材研究をする時はタブレットを活用できる指導方法も考えられると良いでしょう!また、学校によってタブレットの活用状況や導入している機材も違うため、実習前の打ち合わせでその点について詳しく確認しておくと、より授業の構成を考えやすいかと思われます。
最後に…。
教職課程の履修は大変なこともありますが、学生のうちにしかできない貴重な経験も沢山得られます!2年次からでも履修を始めることができるので、興味がある人はぜひ教職課程履修要項に目を通してみてくださいね!