【文化学部】古都奈良を旅して-歴史ある地域でフィールドワーク-
2023.10.11
文化学部専門教育科目「観光文化演習ⅠB(担当:中野 宏幸教授)」では、9月30日、奈良で歴史文化と観光事象を学ぶフィールドワークを行いました。中野ゼミは、人類学的な視点に立って、交流・観光とそれを取り巻く現象の観察を通じ、地域の文化的価値やその魅力発信のあり方を俯瞰的にとらえていきます。
秋学期は、2025年開催の大阪・関西万博を見据えつつ、「関西圏を含めて、外国人観光客の方に継続的に来てもらうためにはどうしたらよいか」とのテーマの下、奈良や京都のフィールドワークや有識者とのワークショップを通して、ゼミ活動に取り組んでいます。
秋学期は、2025年開催の大阪・関西万博を見据えつつ、「関西圏を含めて、外国人観光客の方に継続的に来てもらうためにはどうしたらよいか」とのテーマの下、奈良や京都のフィールドワークや有識者とのワークショップを通して、ゼミ活動に取り組んでいます。
当日は、奈良まほろばソムリエの沖田 拓司氏のご案内の下、多くの外国人観光客で賑わう奈良公園エリアを中心に、フィールドワークを行いました。まず訪れたのは、752年に大仏開眼供養が行われた大仏殿です。743年の聖武天皇の詔を受けた盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)造立の経緯、仏像の特徴や役割、創建以降の戦乱での伽藍の焼失や再興などの歴史を学びました。
東大寺の二月堂は、十一面観音を本尊とする仏堂で、奈良の街並みと生駒山まで見通すことができる懸造の舞台が特徴です。手向山八幡宮では、菅原道真の百人一首の句を思い起こしつつ、若草山の緑に触れながら春日大社に向かいました。藤原氏とともに隆盛した春日大社では、賀茂神社の葵祭、石清水八幡宮の石清水祭とともに三大勅祭の一つとして知られる春日祭が行われます。春日大社が祀る武甕槌尊(たけみかづちのみこと)は、常陸の国から白鹿に乗ってきたといわれており、奈良公園の鹿は、神の使いとして保護されています。
東大寺の二月堂は、十一面観音を本尊とする仏堂で、奈良の街並みと生駒山まで見通すことができる懸造の舞台が特徴です。手向山八幡宮では、菅原道真の百人一首の句を思い起こしつつ、若草山の緑に触れながら春日大社に向かいました。藤原氏とともに隆盛した春日大社では、賀茂神社の葵祭、石清水八幡宮の石清水祭とともに三大勅祭の一つとして知られる春日祭が行われます。春日大社が祀る武甕槌尊(たけみかづちのみこと)は、常陸の国から白鹿に乗ってきたといわれており、奈良公園の鹿は、神の使いとして保護されています。
次に訪れた奈良ホテルは、本館の建築は辰野 金吾氏の設計により、国賓や皇族の宿泊する迎賓館に準ずる施設として誕生しました。「関西の迎賓館」と呼ばれ、和洋折衷の佇まいが魅力を醸し出しています。ブランドアンバサダーの藤田 昌宏氏より、アインシュタインやオードリー・ヘップバーンなど国内外の方々が宿泊したホテルの歴史、上村 松園の作品など美術品や調度品、ホテルの宿泊客の最近の動向などの説明とあわせて、ホテルの仕事や大学での学びに関するアドバイスもいただきました。
ならまちは、奈良時代に元興寺の境内であった地域と柳生にいたる東西方向の柳生街道からなるエリアで、近世まで交通の要衝でした。この地にある猿沢池には、この池から雲を呼び、雨を降らせながら龍が天に昇ったという伝説があり、芥川 龍之介の小説「龍」の素材となっています。ならまちには、世界遺産の元興寺をはじめ、国宝・重要文化財指定の建造物が多く残っています。昭和50年代からは、歴史的な街並みを生かそうとする活動が行われており、かき氷店や古民家を利用したカフェのある街界隈を探索しました。
学生たちからは「歩くことで奈良の魅力をダイレクトに感じることができ、京都とは異なる雰囲気や景観に心惹かれた」「一人で訪れるだけではわからない古都奈良の姿を学ぶことができた」「奈良ホテルでは、歴史と時代の中で受け継がれてきた、お客様へのおもてなしの心を感じた」などの声が聞かれました。
これからの時代の変化に思いを寄せ、実際に地域を体感しながら視点を拡げ、地域と交流のあり方を考えてほしいと思います。
学生たちからは「歩くことで奈良の魅力をダイレクトに感じることができ、京都とは異なる雰囲気や景観に心惹かれた」「一人で訪れるだけではわからない古都奈良の姿を学ぶことができた」「奈良ホテルでは、歴史と時代の中で受け継がれてきた、お客様へのおもてなしの心を感じた」などの声が聞かれました。
これからの時代の変化に思いを寄せ、実際に地域を体感しながら視点を拡げ、地域と交流のあり方を考えてほしいと思います。