【国際関係学部】「国際ビジネス論Ⅰ」で外部講師を招いて海外展開に関する学生発表と講演会・試乗会が開催されました!

2022.06.01

5月24日(火)「国際ビジネス論Ⅰ」(担当:国際関係学部 植原行洋教授)において、glafit株式会社の鳴海禎造代表取締役社長をお招きし、学生のプレゼンテーションに対する講評と国際ビジネスに関するご講演をいただきました。

(学生ライター 国際関係学部3年次 越智 慎之助)

ハイブリッドバイク試乗会後の講師との記念撮影
鳴海氏の講演会では、glafitが企画・製造・販売するハイブリッドバイクや電動スクーターの海外市場展開について、代表の学生が展開先における効果的なマーケティングを提案しました。プレゼンテーションを行ったのは、事前に鳴海氏と植原教授によって選定された優秀提案書を仕上げた3グループでした。「各提案書は企業の理念や社是を大切にした海外展開方法であり、総じてよくできている」と好評をいただいた一方で、「なぜその国をそもそも選定したのかそのロジックを明確に示してほしい」「原付という免許制度はその国に存在するのかなど新たな地でビジネスを始める際の納得感や法規制の精査が重要という指摘を頂きました。
スウェーデンへの提案をするグループ
デンマークへの提案をするグループ

講義の後半では、鳴海氏の学生時代からの起業経験談とglafitの立ち上げのストーリーについて講演をいただきました。

glafit株式会社 鳴海氏による講演の様子

特に印象に残っている点は、「日本の法律・制度とは異なる海外で、どのように顧客にアプローチしていくのか」という問題を、海外展開時には考える必要があるということです。また、「自社の製品を通して、“どのように社会に貢献して、社会問題を解決するか”を考える必要があり、儲けの経済性も大事であるが、まずは社会を第一に考えることが企業として重要」というお話も印象的でした。

講演会の後には、ハイブリッドバイクの試乗会を行いました。glafitのハイブリッドバイクには、日本政府の規制サンドボックス制度の実証実験を経て、独自開発した「モビチェン」というシステムiが導入されており、自転車と電動バイクが簡単に切り替えられるなど、ハイブリッドバイクの機能の高さと安全性に感動しました。学生からの多くの質疑にも快く答えてくださり、学びの多い時間を過ごすことができました。

iこれまでペダル付きの原動機付自転車は、原動機を作動させずペダル走行させる場合であっても、原動機付自転車の属性は変化せず、原動機付自転車が運転可能な場所や運転方法に従うこととなっていた。「モビチェン」を取り付けたハイブリッドバイクは、原動機を作動させずペダル走行させる場合は、道路交通法上、自転車となり、自転車が通行可能な場所や運転方法に従うこととなる。

国際関係学部の授業では、外交、ビジネス、国際協力の現場で活躍する実務家を招き、世界の最前線の知識や実情を学びます。
他にもさまざまなゲストスピーカーによる講演会を開催しています!